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寄せが見える本【基礎編】
¥1,430
【内容】 終盤講座の最高傑作。すぐに役立つレッスン&トレーニング! ■こんな方におすすめします ・級位者~初段 ・終盤戦特有のコツや考え方を身につけたい方 ・終盤で逆転負けすることが多い方、あるいは「もっと簡単に勝てたはず」と感じることが多い方■本書の特徴 本書は必死を中心にした終盤講義です。 将棋の実戦では、長手順の詰みを狙うより、簡単な必死をかけて勝つことが多いもの。ところがこの必死というテクニック、相手の受けやしのぎなどをすべて読みきらないといけないので、そう簡単ではありません。 そのため本書は、①予習問題を解く、②基本講義を受ける、③復習問題に挑戦する、という三段階の構成にし、読者の理解がより深まる作りにしました。 特に、ぜひとも味わってほしいのは②の基本講義です。「ああでもない、こうでもない」と失敗を繰り返し、ようやく正解に至る思考のプロセスは、まさに実戦さながら。実戦における終盤の考え方をこれほどの迫力&名調子で説いた本は珍しいはずです。 ■著者からひとこと 将棋の勝負は終盤で決まります。ところが、アマチュアの方の将棋を見ていると、定跡に明るい上級者でも、終盤で簡単な三手必死をあっさり見逃すことが少なくありません。一手勝ちの将棋を勝ちきるための、基本的なトレーニングがおろそかになっているのです。実戦ですぐに使える終盤術を徹底的にマスターしましょう。──森雞二 ■目次 レベル1 追いこむのが寄せの基本(全19テーマ) 玉頭押さえの銀打ち スペースを作る 端玉の攻め方 形の違いに敏感に 馬と銀の寄せ 一路遠くから 応用問題 駒の二段活用 複合問題 角の打ち方 邪魔駒の消し方 鬼より怖い両王手 飛車の活用 飛車の打ち場所 飛車+金駒の寄せ 形の違いに注意 駒の見きわめ 逃げ道の封鎖 レベル2 広い玉をつかまえる(全18テーマ) 下段の香 香の接近法 駒が生きているうちに 捨てる駒と残す駒 戦力不足を補なう連係 挟撃──その基本 王手で基本形に誘う 事前工作 基本なくして寄せなし 頑強な抵抗 形と手筋の関係 逃げる前に考える 歩の速度 龍と銀の協力 龍ではなく飛車なら 下段に落とす寄せ 金と銀の違い 盲点の寄せ レベル3 駒の威力を発揮する(全18テーマ) 角(馬)の活用 助けを借りる 漠然とした攻め 実戦への応用 形の弱点 角の長打力 飛角の協力 龍+小駒の寄せ 見えなければならない手 許せない早逃げ 端玉の弱さ 玉を引き寄せる手筋 守備位置をずらす ぼんやりした決め手 封じる歩 七手必死 退路封鎖 詰めろと感じる力 (浅川書房HPより) 森雞二(著) 発売日:2004年05月 ISBN:9784861370021 判型:四六判 製本:並製 ページ数:224
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寄せが見える本【応用編】
¥1,430
【内容】 部分から全体へ! 鬼気迫る歴史的講義が始まる。 ■こんな方におすすめします ・5級以上~四段 ・より実戦的な形で、終盤のコツをマスターしたい方 ・紛れ、しのぎ、粘りなど、相手の抵抗にあってもくじけない終盤力を身につけたい方 ■本書の特徴 寄せのセンスを磨く終盤講座の続編です。 この【応用編】では、部分図による基本テクニックの習得を修了し(第1章)、40枚の駒をすべて使った全体図へと問題が進化していきます(第2章から)。予習問題・講義・復習問題という立体的な構成はそのままに、巻末には卒業問題を加えました。 対象棋力を「5級~四段」と幅を広く取っていますが、本書が一番役立つのは、おそらく初段~三段程度の方でしょう。 終盤ではどんなふうに考えていけばいいのか。鬼気迫る名講義があなたの終盤力を劇的に変えます。 ■著者からひとこと 終盤で手が見えるようになるにはどうしたらよいのでしょうか。寄り形をたくさん知り、そこに持っていくための攻め筋や、それに抵抗する相手のしのぎを身体で覚えるのが一番です。手が見えれば、今度は具体的な読みを入れて確認作業に入ることができます。そのとき実戦ではどのようなことを考えるべきなのでしょうか。こうしたことを徹底的に語ったのがこの本です。終盤の指南役として大いに活用してください。級位者の方にも理解していただけるよう説明しましたが、レベル的には高度です。級位者はひるむべからず、有段者はあなどるべからず、と申し上げます。──森雞二 ■目次 レベル1 逃げ出す玉をつかまえる(全16テーマ) 上下からの挟撃形 いつしばるか 潜在的待ち駒 寄せやすい場所に呼ぶ 脱出ルートはどこか 応用問題 気づきにくい基本形 悪形に追いこむ 小技でつなぐ寄せ 抵抗の余地 相手の抵抗を読みきる 紛れを考える 決め手一発 方針を見抜く 長くても難しくない寄せ 協力した寄せ レベル2 基本形から実戦へ(全13テーマ) 自玉の条件も読む 組み合わせを考える 基本形の何を使うか 駒を渡せるか 刻々と変化する条件 質駒を持ち駒に交換 トン死しない寄せ方 双方の詰み筋を読む 正確に読む 持ち駒を読む どこで気づくか 返し技に注意 読まないと指せない手 レベル3 勝つための終盤術(全12テーマ) 形の決め方 渡せる駒を生かす 受け駒の条件 基本形への応用 形と受け駒 駒を渡すタイミング 当たりをはずす工夫 単騎の玉のつかまえ方 考えやすく寄せる 合駒を考える 高度な組み合わせ 詰めろ逃れの必死 卒業問題 (浅川書房HPより) 森雞二 著 発売日:2004年06月 ISBN:9784861370038 判型:四六判 製本:並製 ページ数:224
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寄せの手筋200
¥1,540
【内容】級位者の方へ──寄せの基本をすべて学べます。 有段者の方へ──「考えればわかる」では競り合いに勝てません。 ■こんな方におすすめです ・級位者~四段 ・寄せの基本手筋を体系的に学びたい方 ・日々のトレーニングに ■本書を推す!──プロ棋士から推薦の言葉が届いています 寄せの基本の形をたくさんフォローしていてとても解り易い。 ルールを覚えた後に読んで欲しい本です。 ──羽生善治名人評 私でも数秒考える問題がいくつかあった。 寄せは将棋の最重要部分。 この一冊でレベルアップ間違いなし。 ──渡辺明竜王評 基本と応用がわかりやすくまとめられている。 順を追っていけば、級位者の方でも、 有段者向けの難しい問題が解けるようになっている。 棋力に関わらず楽しめる本だ。 ──谷川浩司九段評 アマチュアの方にとっては、難しい詰みを狙うより、 易しい必死をかけるほうが実戦的だと思う。 本書は寄せの基本手筋がきちんと分類されていて、 とてもわかりやすい。 ──森内俊之九段評 駒の力を最大限に発揮し 「きれいな寄せ」が決まった時の嬉しさはまた格別である。 本書にはそのエッセンスがたっぷりと詰まっている。 ──佐藤康光九段評 ■本書の特徴 必死問題を中心にした「寄せの問題集」です。全200問と問題数も豊富。古今東西に伝わる、寄せの基本手筋をまとめました。そして本書が本当にすごいのはその整理の仕方です。 全200の問題を9つに分類。それぞれのパターンごとに、やさしい問題から難しい問題へとステップアップしていきます。やさしい問題の答えが次の問題のヒントとなって、最終的にはかなり高度な問題も自力で解けるようになります。これほどみごとにプログラムされた終盤本はきわめてまれ、と断言します。 さらに出題形式がユニークで、「詰みがある場合は詰ませ。詰みがない場合は必死をかけよ」という設定です。要するに「最短で寄せよ」と求めているわけですが、これは実戦で毎回やっている思考方法そのものです。 なお、本書は、1990年代に『寄せの手筋168』として刊行されたものを全面的に改定し、「決定版」として改めて世に問うものです。 ■著者からひとこと 本書は、将棋の終盤に頻出する必修の寄せ手筋を集め、代表的なパターンに分類したうえで、レベル別に配列したものです。寄せ手筋の教科書、その決定版を目指しました。本書を大いに活用され、読者の棋力向上・勝率アップにつながりますように!──金子タカシ ■目次 第1章 上から押さえる 第2章 挟撃の寄せ 第3章 馬と角の活用 第4章 龍と飛車の活用 第5章 退路封鎖 第6章 頭金までのプロセス 第7章 端玉には端歩 第8章 腹銀を使いこなす 第9章 必殺の両王手 第10章 さまざまな寄せ 第11章 手順の組み合わせ (浅川書房HPより) 金子タカシ 著 発売日:2010年02月 ISBN:9784861370274 判型:四六判 製本:並製 ページ数:232
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美濃崩し200
¥1,540
【内容】美濃崩しの基本テクニックを 囲いのタイプ別・手筋の種類別・レベル別に体系化! ■こんな方におすすめです ・級位者~四段 ・寄せの基本手筋を体系的に学びたい方 ・日々のトレーニングに ・美濃囲いに手を焼いている居飛車党の方 ・速度計算の技術を確立したい振り飛車党の方 ■本書の特徴 大好評の『寄せの手筋200』に続編が登場! 美濃囲い攻略の手筋が200問ぎっしり詰まった、美濃囲い特化仕様の一冊です。 やさしい手筋から徐々にステップアップしていくスタイルは変わらず、ひとつひとつ解いていくことで自然と筋のよい寄せが身につきます。 美濃囲いには、片美濃・本美濃・高美濃・銀冠、さらに木村美や金美濃などさまざな形があります。それらたくさんの美濃囲いを「囲いのタイプ別」に分類し、さらに、実際の終盤で頻出する囲い崩しの手筋を種類別・レベル別に配列しました。こうした部分テニクックを体系的に学んだあと、最後に応用編として、自玉との兼ね合いを考える最終盤の練習、美濃崩しのテクニックが定跡の中でどのように生きているか、などを見ていきます。 また、攻めの方向を「ヨコ・タテ・ナナメ・端」と分類し、寄せのプロセスを視覚化しました。 たくさんの基本パターンを身につけ、その基本手筋をちょっと組み合わせるだけで、流れるような華麗な寄せを実現できます。 なお、本書は、1990年代にとして刊行された本(『美濃崩し180』)を大幅に加筆・修正し、「決定版」として世に問うものです。 ■著者からひとこと 本書は、美濃囲いを崩す手筋を集め、それらを囲いの種類別、手筋の種類別、さらにレベル別に配列したものです。アマチュア同士が将棋を指すとき、自分が美濃囲いに入っているか、美濃囲いを相手に戦っているケースは、かなり多いはず。よって美濃崩しを知ることは、そのまま勝率アップにつながるはずです。本書がみなさまの棋力向上に役立つことを願っています。――金子タカシ ■目次 第1章 片美濃崩し──部分テクニック1 第2章 本美濃崩し──部分テクニック1 第3章 高美濃崩し──部分テクニック1 第4章 銀 冠崩し──部分テクニック1 第5章 木村美濃と金美濃──部分テクニック1 第6章 トドメのテクニック 第7章 定跡テクニック (浅川書房HPより) 金子タカシ 著 発売日:2010年12月01日 ISBN:9784861370298 判型:四六判 製本:並製
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凌ぎの手筋200
¥1,540
■こんな方におすすめします ・初段以上 ・受けの力を鍛えたい方 ・寄せの力を磨きたい方 ・一手負けを減らしたい方 ・あきらめない精神力を養いたい方 ■本書の特徴 『寄せの手筋200』『美濃崩し200』に続く終盤の手筋集、ついに登場! ぎりぎりの終盤戦で競り負け、あとで「こうすれば勝ち」という手が見つかってますます悔しい思いをした、なんて経験はありませんか。将棋の終盤はスリリングで、特に受けをまちがってしまうと、一手で勝ちから負けに転落します。あのとき合駒をまちがえなければ……。簡単にあきらめていなければ……。そんな後悔をしないためには、しのぎの練習が不可欠です。 本書では「どう対応すれば詰まないか、必死から逃れられるか」を問題形式で考えていきます。基本的な受けの手筋から、目を見はるような高度なテクニックまでが示されているので、初心者の方は答えを見るだけでも実戦ですぐに役立つはず。どんな筋が急所なのか、よい受けと不完全な受け、なぜ受かっているのか。ぎりぎりの攻防が理解できるようになると、見えてくる景色がまるで違ってきます。 腕に自信のある方はぜひ実戦のつもりで取り組んでください。しのぎきるためには、相手からの攻め筋をいくつも考える必要があるので、寄せの訓練にもつながります。そして絶体絶命と思える局面を考えることで、簡単にはあきらめない精神力を養えます。 なお、本書は、1990年に出版された『凌ぎの手筋186』を大幅に加筆・修正したものです。 ■著者からひとこと しのぎの基本は、自玉の詰み筋、寄り筋をしっかりと見極めることです。この訓練を通じて、寄せの力や読みの力が向上し、終盤の総合力アップが期待できます。また絶体絶命と思える局面を考えていくことで、あきらめない精神力が養われます。本書を読み終えたとき、あなたの将棋は一段としぶとさを増しているでしょう。――金子タカシ ■目次 プロローグ 第1章 詰みを逃れる合駒テクニック 第2章 攻撃を考えた合駒テクニック 第3章 必死を逃れるしのぎテクニック 第4章 攻撃を考えたしのぎテクニック (浅川書房HPより) 金子タカシ 著 発売日:2013年04月 ISBN:9784861370397 判型:四六判 製本:並製
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四間飛車上達法
¥1,540
【内容】稀に見る親切さ。かつてない四間飛車講義、開講! ■こんな方におすすめします ・初心者~有段者向け ・これから四間飛車を覚えたい方 ・対抗形を基礎から学び直したい方 ・定跡書を読んだけど、読みこなせなかった方 ・方針で迷うことが多い方 ・伸び悩みを感じている方 ■本書の特徴 四間飛車は入門者に適した戦法と言われます。ところが、形や手順を覚えても、いざ実戦では「何をすればいいかわからない」と途方に暮れることはありませんか。形や手順は覚えても、その深い意味を理解しなければ、実戦ではなかなか応用できません。 たとえば「待つ」とはどういうことなのでしょう? 「振り飛車はここで▲4六歩と突いて待つ」という表現は定跡書などでよく出てきます。でも、▲5六歩と突いて待つこともあれば、▲9八香と待つこともあります。待ってはいけないケースも、もちろんあります。 あるいは逆に、居飛車が仕掛けるとき、すぐに攻めるか、もう少し待つか、という問題も出てきます。「待つ」というのはとても深い概念で、初めて定跡に出会って、すぐに腑に落ちるように理解するのは大変です。 本書は、四間飛車の大家である藤井九段が、振り飛車(四間飛車)という戦法について一から説いた、渾身の一冊です。形や手順を丸覚えするのではなく、将棋を指すにあたって軸となる考え方が養えます。「待つ」ということもそのひとつで、ファンにとってなかなか理解しづらいポイントについて、じっくり、ていねいに語っていきます。これまで四間飛車の本を読んだことはある、でも全部は理解できなかった、という方には、特におすすめです。 この本には、将棋本には珍しく、聞き手が登場します。この聞き手が藤井九段にさまざまな疑問を投げかけ、それに藤井九段が答える中で、藤井理論が展開されていきます。対話形式の文章は読み物のように気軽に読み進めることができ、その中で自然と大事な考え方が身についていきます。 本書の内容は基礎から始まりますが、あまり聞いたことのないような考え方が次から次へと出てきます。基本的なことに潜む本質が浮かび上がってくるようです。その過程は有段者(四段レベル)にも多くの発見を与えるでしょう。これから振り飛車を学ぶ方はもちろん、これまで「なんとなく」で振り飛車を指してきた方にもおすすめです。 第1章では主に駒組みの基本を、第2章からは急戦と持久戦それぞれについて、いくつかの題材から基本的な攻防を学びます。最後は、藤井システムの原型となった積極的な指し方についてもカバーしました。 本書をマスターした方は、序盤から終盤まで、急戦に対しても持久戦に対しても、一本の軸ができているはずです。この軸さえしっかりしていれば、新しい知識や情報が入ってきても大丈夫、ちゃんと咀嚼できます。あとはその軸を太くし、どんどん磨きをかけていけばいい。伸び悩んでいる方、行き詰まりを感じている方は、ぜひ本書を読み、そのもやもやとした感じを吹っ飛ばしてください! ■著者からひとこと 子どもの頃に「こんな本に出会いたかった!」と思うような本を作ってみました。四間飛車のよさを引き出すための指針となる考え方をていねいに語ったつもりです。拠りどころとなる一本の「幹」を育てるための手助けになれば幸いです。──藤井猛 (浅川書房HPより) 藤井猛(著) 発売日:2017年12月 ISBN:9784861370489 判型:四六判 製本:並製 ページ数:232
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ロジカルな必死200
¥1,650
【内容】詰みの一歩手前でどんなことが起こっているのか──本当に詰むのか、本当に受けがないのか? 混乱しがちな必死というテーマを巡り、かつてないトレーニングが始まる! ■こんな方におすすめします ・初心者~有段者 ・終盤力に磨きをかけたい方 ・『寄せの手筋200』を読んだ方、読もうとした方 ■本書の特徴 詰みの一歩手前でどんなことが起こっているのか──本当の基本から相当に高度なことまで、じっくり、論理的に、説明していきます。 各章、詳しい講座と豊富な演習問題で、わかりやすい内容です。 ■目次 はじめに──詰めろと必死 第1章 数的優位の必死 第2章 二つ以上の詰めろの必死 第3章 受ける場所なしの必死 第4章 両王手の必死 第5章 切り返しの必死 第6章 複合問題 (浅川書房HPより) 金子タカシ 著 発売日:2023年06月 ISBN:9784861370533 判型:四六判 製本:並製
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現代調の将棋の研究
¥1,650
【内容】AIというパートナーを得て、将棋はどう変わったか。第一人者がじっくり解説する。 ■こんな方におすすめします ・初段以上 ・新しい将棋、新しい定跡を知りたい方、学びたい方 ■本書の特徴 AIというパートナーを得て、将棋は弾け飛んだ! 劇的に〈変わりゆく現代将棋〉の全貌を 〈羽生の頭脳2020〉が読み解き、懇切丁寧に解説します。 ■目次 まえがき プロローグ 第1部 居飛車編 テーマ1 後手、早繰り銀の速攻(矢倉) テーマ2 右桂を使った急戦(矢倉) テーマ3 先手の急戦策と5筋保留(矢倉) テーマ4 古くて新しい形の新展開(矢倉) テーマ5 後手、右桂活用の工夫(矢倉) テーマ6 意表の待機策とその攻防(角換わり) テーマ7 徹底待機策に仕掛けはあるか(角換わり) テーマ8 銀矢倉からの攻め(角換わり) テーマ9 6筋からの積極策(角換わり) テーマ10 端の位を取る積極策(角換わり) テーマ11 右玉という繊細な戦法について(角換わり) テーマ12 先手早繰り銀の攻防(角換わり) テーマ13 銀矢倉への攻めと課題(角換わり) テーマ14 主導権を握れるか(角換わり) テーマ15 シンプルな桂速攻は成立するか(角換わり) テーマ16 良くなりそうで差がつかない(一手損角換わり) テーマ17 角換わり拒否雁木作戦(角換わり拒否) テーマ18 課題の局面と打開策(横歩取り) テーマ19 穏やかな形から激流へ(横歩取り) テーマ20 ひねり飛車のように(横歩取り) テーマ21 バランス型の攻防(相掛かり) テーマ22 引き飛車からの構想(相掛かり) テーマ23 見たこともない乱戦へ(相掛かり) テーマ24 驚異の端攻めが定跡を変えた(相掛かり) 第2部 振り飛車編 テーマ25 エルモ急戦の攻防(四間飛車) テーマ26 緩急自在のエルモ囲い(四間飛車) テーマ27 謎の金上がりの意味と狙い(四間飛車) テーマ28 ミレニアムへの新対策(四間飛車) テーマ29 振り飛車でミレニアム(四間飛車) テーマ30 トマホークの破壊力(三間飛車) テーマ31 中飛車+相穴熊の戦い(中飛車) テーマ32 角道を開けない新対策(中飛車) テーマ33 4手目△1四歩の構想(石田流) テーマ34 駒組みでも乱戦でも(石田流) テーマ35 超急戦と押さえ込みの金(ゴキゲン中飛車) テーマ36 人間には見つけづらい手(角交換向かい飛車) (浅川書房HPより) 羽生善治 著 発売日:2021年05月 ISBN:9784861370526 判型:四六判 製本:並製
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相振り中飛車で攻めつぶす本
¥1,650
【内容】新手・新発想、満載! こんな指し方があったのか。 ■こんな方におすすめします ・5級~四段 ・強烈な新戦法を覚えたい方 ・先手中飛車を指したい方 ・先手中飛車にすると相振りにされて困っている方 ■本書の特徴 プロ・アマを問わず、中飛車が大流行しています。10年以上前からゴキゲン中飛車がありましたが、最近では先手番でも初手▲5六歩から始まる先手中飛車が脚光を浴びています。そして「相振り飛車にされたとき、どう指したらいいのかわからない」という声をよく聞くようになりました。 たしかに初手▲5六歩と突き、「先手中飛車で行くぞ」と意気込んでみても、相振り飛車にされたときの指し方がわからなければ困ります。実際、相振り飛車にされたときに困るから、先手中飛車を指したいけど指せない。そんな方も少なくないようです。 そんな悩みに応えたのがこの本です。初手▲5六歩から始まる先手中飛車に、後手が相振り飛車にしてきた場合の戦いを、できるだけわかりやすくまとめました。取り上げたのは対向かい飛車、対三間飛車、対四間飛車、相中飛車の4つ。オーソドックスな相振り飛車はすべて網羅しましたので、本書をマスターすれば、相振り飛車にされて困るということはなくなるはずです。 ■著者からひとこと 中飛車は好きだけど、相振りにされたときに困っていませんか。相振りにされたとき困るから、先手中飛車は指したくても指せないという方はいませんか。そんな悩みに応えるのがこの本です。みなさんの実戦で現れやすい形を中心に、具体的に攻めつぶすまでの手順をていねいに解説しました。本書を大いに活用し、中飛車をあなたの得意戦法にしてください。──鈴木大介 ■目次 第1章 向かい飛車からの速攻 【対 三間飛車1】 第2章 早めの△3五歩を標的に 【対 三間飛車2】 第3章 すべてを変える銀上がり【対 三間飛車3】 第4章 現代感覚の穴熊へ 【対 三間飛車4】 第5章 攻めの速度が違いすぎる【対 向かい飛車】 第6章 鏡を壊す中座飛車 【相中飛車】 第7章 中央突破が成立 【対 四間飛車】 (浅川書房HPより) 鈴木大介 著 発売日:2010年06月 ISBN:9784861370281 判型:四六判 製本:並製 ページ数:256頁
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四間飛車を指しこなす本 2
¥1,650
【この本の内容】 藤井システムを指して痛い目にあったことはありませんか。四間飛車は好きなのに、いまひとつ勝ちきれないでいませんか。本書は、四間飛車を指しこなすコツを斬新なスタイルで提示する革命的指南書です。 著者 藤井 猛 (フジイ タケシ) 1970年群馬県生まれ。日本将棋連盟棋士。アマチュアに最も人気のある四間飛車戦法に独自の深い研究を加え、「藤井システム」と呼ばれる厳密かつ体系的・革命的定跡を編み出し、現在最高位の竜王。 (河出書房新社HPより) 藤井 猛 著 発売日:2000年05月 ISBN:9784309721873 判型:四六判 製本:並製 ページ数:256頁
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四間飛車を指しこなす本 3
¥1,650
【この本の内容】 四間飛車が好きでよく指すのに、いまひとつ指し方のコツがつかめずにいませんか。本書は、四間飛車の第一人者・藤井猛竜王がファンのために書き下ろした指南書です。 著者 藤井 猛 (フジイ タケシ) 1970年群馬県生まれ。日本将棋連盟棋士。アマチュアに最も人気のある四間飛車戦法に独自の深い研究を加え、「藤井システム」と呼ばれる厳密かつ体系的・革命的定跡を編み出し、現在最高位の竜王。 (河出書房新社HPより) 藤井 猛 著 発売日:2000年06月 ISBN:9784309721880 判型:四六判 製本:並製 ページ数:272頁
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古老の人生を聞く (宮本常一ふるさと選書第1集)
¥1,320
収録作品…ふるさと大島/奇兵隊士の話/世間師/梶田富五郎翁 「編者あとがき」より抜粋 宮本常一が1981年に亡くなってちょうど40年が経ちました。宮本常一はふるさと周防大島のことを深く調べ、そこで考えたことをたくさんの書物に書き残しています。私たちは宮本の著作を通して、ふるさとがたどってきた歴史を知ることができ、どうやって現在の暮らしが形作られてきたのか、また暮らしをより豊かにしていくにはどうしたらいいのかに思いを巡らせることができます。 ふるさとを知り愛した民俗学者の著作を、多くの人と読み継ぎ、地域の未来を考える共有の財産としていきたいと思い、「宮本常一ふるさと選書」として刊行を開始することにしました。そこで、小中学生や高校生をはじめ若い世代にも親しんでもらえるように、漢字にはルビを付し、難しい用語には簡単な解説をつけました。また、写真や図版を挿入して、宮本が書き残したことのイメージが膨らむように工夫しました。 「ふるさと大島」は、「周防大島」(『島』有紀書房、1961年)と「旅を誘う白木山」(『岳人別冊 グラフ国立公園』中日新聞社、1971年)として刊行されたものです。周防大島の歴史的な特色と執筆当時の島の空気感を、簡潔かつ、愛情に満ちた筆使いで描かれています。本シリーズ全体を俯瞰する文章として冒頭に収録しました。 「奇兵隊士の話」「世間師(しょけんし)」「梶田富五郎翁」が本書の中心になるものです。宮本常一の聞き書きの中でも、周防大島生まれの古老たちの話をまとめたこの三つを収録しています。幕末から明治を生きた人たちの話には一定のリズムがあったと宮本は回想しています。その語りのリズムを活かした文章は、声に出して読めば、また新たな発見があるかもしれません。 宮本常一が聞いた古老たちの人生からは、周防大島というところが決して隔絶された世界ではなく、絶えず外の世界との往来があったことを教えてくれます。遠くに見える山々や家並みは旅情を誘い、眼前に広がる穏やかな瀬戸内海は新たな場所へとつながっていたのです。 道路が拡張されて埋め立てが進み、当時と風景が一変したように思えますが、ミカンの花の香り、家々が密集する町の佇まい、季節ごとの祭礼、海を行き交う漁船のエンジン音に、宮本常一が描いた周防大島の素朴で誠実な営みを感じることができます。宮本が書き残した古老たちの人生は、決して遠い過去の話ではなく、現在につながることなのです。 用紙/刷色 カバー ヘリオスGA ナチュラル 四六判Y目135kg 4° 表紙 気包紙-U-FS K判T目147.5kg K1° 本文 b7ナチュラル 四六判T目79kg K1° (みずのわ出版HPより) 著 宮本常一 編 宮本常一記念館(周防大島文化交流センター) 監修 森本孝 発売日:2021年03月 ISBN:9784864261012 判型:菊判(227mm×152mm) 製本:並製 ページ数:85頁 装幀 林哲夫 プリンティングディレクション:黒田典孝((株)山田写真製版所) 印刷:(株)山田写真製版所 製本:(株)渋谷文泉閣
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ふるさとを憶う (宮本常一ふるさと選書第2集)
¥1,320
「宮本常一ふるさと選書」(年1回刊)の第2集「ふるさとを憶う」が出来上がりました。 自身を周防大島の百姓と称した民俗学者宮本常一(1907-81)が遺した膨大なエセイの中でも、今の子供たちに読んでほしい、美しい文章に特化した選書を作りたいと考えました。 小学校高学年から読めることを意識して編集しました。子供向けに作れば大人も読める、ということです。そのため一部表記を改め、漢字にルビ、難しい用語に解説をつけ、写真や絵を挿入して文章のイメージが膨らむよう工夫しました。 音韻を踏んだすぐれた文章は、声に出して読んでこそ心に響きます。「声に出して読む宮本常一」という意図が強くあります。 目次 私のふるさと 一 宮の森 家のまわり/鳥・蝉・烏/木の実/森の古木/記念碑と芝居小屋/小学校/絵馬/風の音と波の音 二 渚にて 新宮島/干潟の生き物/渚に来るもの/カニとたわむる/磯あそび/小さな島の歴史/ある老人の死 三 故里だより 風と海と/石垣を築く/山より下る/凪ぎの海 四 村の家 昔の商法/一人の娘/新開地と店屋/化物の出る場所/最近の変化 宮本常一が書き遺したふるさと大島の変化 柳原一徳 [用紙] カバー ヘリオスGA ナチュラル 四六判Y目 135kg 表紙 気包紙-U-FS K判T目147.5kg 本文 b7ナチュラル 四六判T目79kg (みずのわ出版HPより) 著 宮本常一 編 柳原一徳 監修 森本孝 編集協力 宮本常一記念館 発売日:2022年05月 ISBN:9784864261029 判型:菊判(227mm×152mm) 製本:並製 ページ数:85頁
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宮本常一の風景をあるく 周防大島久賀・橘・大島
¥2,750
[目次] 1 小松・瀬戸付近 宮本常一の写真から1 宮本写真からたどる小松の変遷 山根一史 2 沖浦付近 宮本常一の写真から2 昭和42年冬、僕は15歳だった 佐藤正治 3 安下庄・日良居 宮本常一の写真から地域写真へ 高木泰伸 4 久賀 宮本常一の写真から3 宮本写真からの学び 徳毛敦洋 5 宮本常一の民俗調査 大島町屋代の緊急調査 須藤護 [用紙/刷色] ジャケット ミルトGAスピリット ホワイト 菊判T目93.5kg スーパーブラック+DIC200/2°マットPP 表紙 モデラトーンGA ホワイト 四六判Y目200kg K/1° 見返 モデラトーンGA ホワイト 菊判T目93.5kg 本文 MTA+-FS 菊判T目62.5kg スーパーブラック/1° (みずのわ出版HPより) 編 周防大島文化交流センター 監修 森本孝 発売日:2016年02月 ISBN:9784864260299 判型:A5判 製本:並製 ページ数:136頁 装幀:林哲夫 プリンティングディレクション:高智之・黒田典孝((株)山田写真製版所) 印刷:(株)山田写真製版所 製本:(株)渋谷文泉閣
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島―瀬戸内海をあるく 第2集 2003-2006
¥3,080
[目次] ■2003年 第13景 前島 国立公園の前に潰えた夢 第14景 笠岡諸島 多島海の交通事情と海の可能性 ■2004年 第15景 豊島 お接待に感じた豊島の豊かさ 第16景 長島・大島 島であることの隔絶性を考える ■2005年 第17景 豊島 時代とともに変わりゆく豊浜学寮 第18景 釣島 分校の行方はいかに? ゆれる小規模校の合併・小中一貫化 ■2006年 第19景 笠岡諸島 移住者たちの声と「空家巡りツアー」 第20景 本島 重要伝統的建造物群保存地区の古民家民宿が秘めた可能性 第21景 直島 新旧文化と文明が交錯する島は、日本の縮図 第22景 大崎下島 ミカン輝く黄金の島、大長に奇跡の足跡をたどる ■解説 土屋久(共立女子大学・順天堂大学講師) 三木剛志(日本離島センター『季刊しま』編集長) [著者] 斎藤潤(さいとう・じゅん) 1954年岩手県盛岡市生まれ。島、旅、食、船、自然、環境、産業史、農林水産業をテーマに執筆をしているフリーライター。季刊「しま」(日本離島センター)の他に、「コーラルウェイ」(JTA)、「サライ」(小学館)、「ノジュール」(JTBパブリッシング)、「島へ。」(海風舎)、「中国新聞」などに執筆。著書に、「しま」連載をまとめた『島―瀬戸内海をあるく 第1集 1999-2002』(みずのわ出版)、『日本《島旅》紀行』『沖縄・奄美《島旅》紀行』『旬の魚を食べ歩く』『東京の島』『トカラ列島』(以上、光文社新書)、『島で空を見ていた――屋久島・トカラ・奄美・加計呂麻島の旅』(アメーバブックス新社)。共著に『沖縄いろいろ辞典』(新潮社)、『島・日本編』(講談社)などがある。 [用紙/刷] ジャケット ハンマートーン スノーホワイト 四六判Y目130kg 4° 表紙 TS-1 R-5 四六判Y目 100kg K/1° 見返 TS-1 R-5 四六判Y目 130kg 扉 アラベール ホワイト 四六判Y目 100kg DIC2378/1° 本文 淡クリーム琥珀N A判T目 46.5 kg (みずのわ出版HPより) 斎藤潤 著 全国離島振興協議会・(財)日本離島センター 監修 発売日:2010年09月 ISBN:9784864260022 判型:A5判 製本:上製 ページ数:211頁
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社会を知るためには
¥924
なぜ先行きが見えないのか? 社会は複雑に絡み合い、様々なところにリスクが生じている。その社会の特徴に向き合うための最初の一冊。 内容紹介 なぜ先行きが見えないのか? 複雑に絡み合い社会を理解するのは難しいため、様々なリスクをうけいれざるを得ない。その社会の特徴に向き合うための最初の一冊。 目次 第1章 「わからない世界」にどう向き合うか 第2章 専門知はこうしてつくられる 第3章 変化する社会をどう理解するか 第4章 なぜ社会は複雑になったのか 第5章 変化のつかまえ方 第6章 不安定な世界との付き合い方 著作者プロフィール 筒井淳也 ( つつい・じゅんや ) 社会学者。立命館大学産業社会学部教授。 (筑摩書房HPより) 筒井淳也 著 発売日:2020年09月 ISBN:9784480683823 判型:新書判 製本:並製 ページ数:224頁
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社会学をはじめる
¥946
調査は聞くこと、分析は考えること、理論は表現すること。この社会のことをみんなで考えてなんとかしたい人のための、三つの基礎が身につく入門書。 内容紹介 調査は聞くこと、分析は考えること、理論は表現すること 社会学をはじめるための、3つの基礎を身につける 社会学は、みんなにとって大事なことについて、しっかりしたデータにもとづいて考え、それを表現する営みです。 ・自殺を少なくするにはどうすればいいだろうか? ・どうしたら、みんなにとって居心地のよい職場ができるだろうか? ・災害からの復興って、何がゴールなのだろうか? 社会学は、たとえばこんな問題に取り組んできました。 さあ、次はあなたの番です。この社会の複雑な問題をなんとかしたいと思ったら、社会学があなたの力になります。 『社会学をはじめる』目次 第1章 世界は意味に満ちあふれている――やっかいな問題としての社会 社会は二重に複雑/社会は意味から成り立っている/意味は言葉で成り立っている/やっかいな問題/社会問題に解決はない/社会は存在するの?/デュルケムの「社会的事実」/社会と社会学の共進化/社会学は社会主義/社会学は社会の解決力を擁護する/社会をプロセスとして考える/固定的な見方を解きほぐす 第2章 社会学って何だ?――みんなで規範の物語を作るいとなみ 飯島伸子の「被害構造論」/社会学は対話から成り立っている/社会学は社会の外に出られない/社会学は規範的な学問/規範を前面に出した「サードブレイス」論/意味は身体的な行為の中から生まれる/共同の規範をつくるいとなみとしての社会学/環境問題はどう解決できるかという問い/ヒントとしての順応的管理/順応的なプロセスとしての社会学 第3章 聞くことこそが社会学さ――対話的な社会認識としての調査 意味を集める/ソロモン諸島の経験から/対話的に社会認識が進む/対話の試行錯誤/社会学は全体性を手放さない/インタビューは認識を更新するプロセス/ライフストーリーを聞く/個人の中の複雑な社会を聞く/観察という「聞く」/文献・資料調査という「聞く」/統計調査という「聞く」/アンケート調査という「聞く」/アンケート調査にも対話プロセスが必要/社会学は「聞く」の組み合わせ 第4章 社会学は泥臭い分析技法を手放さない――圧縮して考える データ集めと分析は同時並行/分析の基本は「圧縮」/数値化という圧縮/コード化という圧縮/図表化という圧縮/図表化することで気づく/見通しをよくして考える/四つの分析パターン/被災住民調査から/分類・傾向・比較・関係/広義の比較に意味がある/演繹と帰納/アブダクションという推論方法/いいアブダクションのためにはいい圧縮を 第5章 理論って何だ?――表現の技法としての理論と物語 言葉で表現するということ/「感情労働」論のインパクト/ソロモン諸島研究の理論化/いろいろな水準の理論がある/グランド・セオリーより中範囲の理論/理論とは共同で考えるためのフレームワーク/欠如モデルに陥らないために/冗長性をもった理論と物語/理論・物語としての記述/関係性まで描き出す厚い記述/理論を利用する 第6章 みんなソシオロジストになればいいのに――人びとの共同のいとなみとしての社会学 「協議会」の失敗/合意形成の困難/社会学実践をしよう/聞くことが基本的な姿勢/対話を継続し蓄積する/共同で分析し提言する/社会学することの喜び 著作者プロフィール 宮内泰介 ( みやうち・たいすけ ) 宮内 泰介(みやうち・たいすけ):1961年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。北海道大学大学院文学研究院教授。専門は環境社会学。著書に『歩く、見る、聞く 人びとの自然再生』(岩波新書)、『実践 自分で調べる技術』(上田昌文との共著、岩波新書)、『かつお節と日本人』(藤林泰との共著、岩波新書)、『開発と生活戦略の民族誌――ソロモン諸島アノケロ村の自然・移住・紛争』(新曜社)、『なぜ環境保全はうまくいかないのか――現場から考える「順応的ガバナンス」の可能性』(編著、新泉社)、『複雑な問題をどう解決すればよいのか――環境社会学の実践』(三上直之との共編著、新泉社)など。 (筑摩書房HPより) 宮内泰介 著 発売日:2024年06月 ISBN:9784480684868 判型:新書判 製本:並製 ページ数:208頁
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社会学への招待
¥1,320
社会学とは、「当たり前」とされてきた物事をあえて疑い、その背後に隠された謎を探求しようとする営みである。長年親しまれてきた大定番の入門書。 内容紹介 社会学は、社会を研究対象とする学問だ。だが、そこで言われる「社会」とは、私たちの「日常」とイコールではない。それどころか、ときに日常は、より本質的な社会問題や社会構造を隠蔽し、見えにくくしてしまう。逆に言えば、社会の根本問題は一見「当たり前」に思える物事にこそひそんでいるのであり、それをあえて疑い、執拗に探究することが重要となる。社会学とは、そうした探究を通じて社会の成り立ちを明らかにし、その構成単位である人間主体のありようをも解明しようとする試みにほかならない―。世界中で長年使われてきた、アメリカ社会学 目次 第1章 個人的娯楽としての社会学 第2章 意識の一形態としての社会学 第3章 補論―態度変更と生活史 第4章 社会の中の人間 第5章 人間の中の社会 第6章 ドラマとしての社会 第7章 社会学的マキアヴェリズムと倫理 第8章 ヒューマニスティックな学問としての社会学 著作者プロフィール ピーター・L・バーガー ( ばーがー,ぴーたー・L ) 1929-2017年。オーストリアのウィーンに生まれる。46年、アメリカに移住し、後に帰化。New School for Social Research で博士号を取得。ボストン大学で長年教鞭をとる。ルックマンとならび、シュッツの現象学的社会学を継承・発展させた第一人者とされる。また、神学者としても知られ、宗教社会学の展開にも大きく寄与した。著書:『社会学への招待』、『癒しとしての笑い』、『現実の社会的構成』(ルックマンとの共著)他。 水野節夫 ( みずの・せつお ) 1948年生まれ。法政大学社会学部教授。主な著書に、『事例分析への挑戦』がある。 村山研一 ( むらやま・けんいち) 1948-2013年。信州大学人文学部教授などを歴任。主な著書に、『地域産業の危機と再生』(共著)がある。 (筑摩書房HPより) ピーター・L・バーガー 著 水野節夫 訳 村山研一 訳 発売日:2017年07月 ISBN:9784480098030 判型:文庫判 製本:並製 ページ数:336頁
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社会学入門一歩前
¥1,980
この本の内容 社会学とは何か? 社会を考えるとは? 私たちが社会の中を生きていることこそを手がかりに「社会学感覚」へと読者の思考と身体を拓く。入門の一歩手前から入門後の一歩前進まで。名著復刊。 著者 若林 幹夫 (ワカバヤシ ミキオ) 1962年、東京都生まれ。早稲田大学教育・総合科学学術院教授。専攻は社会学・都市論・メディア論。著書に『熱い都市 冷たい都市』『漱石のリアル』『未来都市は今』『郊外の社会学』『社会学入門一歩前』など。 (河出書房新社HPより) 若林 幹夫 著 発売日:2023年04月 ISBN:9784309231327 判型:四六判変形 ページ数:240頁
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社会学の新地平
¥1,276
マックス・ウェーバーとニクラス・ルーマン――産業社会の謎に挑んだふたりの社会学の巨人。彼らが遺した知的遺産を読み解く。 この本の内容 マックス・ウェーバーとニクラス・ルーマン――科学技術と資本主義によって規定された産業社会の謎に挑んだふたりの社会学の巨人。難解で知られる彼らが遺した知的遺産を読み解くことで、私たちが生きる「この」「社会」とは何なのかという問いを更新する。社会学の到達点であり、その本質を濃縮した著者渾身の大作。 目次 序 章 現代社会学の生成と展開 一 二人の学者と二つの論考 二 ウェーバー像の転換 第一章 「資本主義の精神」再訪──始まりの物語から 一 ウェーバー家と産業社会 二 二つの戦略ともう一つの資本主義 三 「禁欲倫理」の謎解き 四 会社と社会 第二章 社会の比較分析──因果の緯糸と経糸 一 研究の全体像を探る 二 会社制度の社会経済学 第三章 組織と意味のシステム──二一世紀の社会科学へ 一 「合理的組織」の社会学 二 組織システムへの転回 三 決定の自己産出と禁欲倫理 四 ウェーバーとルーマンの交差──因果と意味 終 章 百年の環 あとがき ウェーバーの主要な著作・論文の年譜 著者略歴 佐藤俊樹(サトウ トシキ) 1963年生まれ.東京大学大学院社会学研究科博士課程退学.博士(社会学).東京大学大学院総合文化研究科教授.比較社会学,日本社会論. 著書に『近代・組織・資本主義──日本と西欧における近代の地平』,『社会学の方法──その歴史と構造』(以上,ミネルヴァ書房),『意味とシステム──ルーマンをめぐる理論社会学的探究』(勁草書房),『社会は情報化の夢を見る──[新世紀版]ノイマンの夢・近代の欲望』(河出文庫),『格差ゲームの時代』(中公文庫),『不平等社会日本──さよなら総中流』(中公新書),『桜が創った「日本」──ソメイヨシノ起源への旅』(岩波新書),『社会科学と因果分析──ウェーバーの方法論から知の現在へ』(岩波書店),『メディアと社会の連環──ルーマンの経験的システム論から』(東京大学出版会)など. (岩波書店HPより) 佐藤 俊樹 著 発売日:2023年11月 ISBN:9784004319948 判型:新書判 ページ数:296頁
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学問と政治 学術会議任命拒否問題とは何か
¥924
日本学術会議会員任命拒否には、日本社会の矛盾が象徴されている。当事者六名が、その背景と本質を問う。 この本の内容 二〇二〇年一〇月一日、時の首相・菅義偉は、日本学術会議から新会員として推薦を受けた一〇五名のうち六名の任命を拒否した。この民主主義や法から学問のあり方にまで禍根を残した事件から一年半。しかし、いまだ問題は終わっていない。日本社会の矛盾に直面した当事者六名が、その背景と本質を問う。 目次 はじめに (岩波新書編集部) 1 学術会議会員任命拒否問題の歴史的な意味……岡田正則 1 日本学術会議の設置と任命拒否に至る経緯 2 任命拒否の違憲性と違法性 3 首相による任命拒否理由の説明 4 問題の背景 5 問題の深層 6 情報公開と自己情報開示の請求 7 展望 2 現代日本と軍事研究――日本学術会議で何が議論されたのか……加藤陽子 1 はじめに 2 天皇機関説事件の争点 3 決裁文書と止めた政治主体 4 二〇一七年声明と戦争・軍事を目的とする研究に反対する過去二回の声明 5 安全保障と学術に関する検討委員会での討議 6 学術会議は何を代表するのか 7 「自衛」概念を定義することの困難性と議論の帰結 8 学術会議の在り方をめぐって 9 科学・技術を育む政治文化を目指して 3 反憲法政治の転換を……小沢隆一 4 日本学術会議会員任命拒否事件の現段階……松宮孝明 5 ポスト真実の政治状況と人文知……芦名定道 1 はじめに 2 「ポスト真実」を掘り下げる 3 知恵思想から人文知へ 4 再度、日本学術会議問題へ 5 むすび――大学、ジャーナリズム、そして人文知 6 政治と学問、そして民主主義をめぐる対話……宇野重規 1 「反政府的」であるとは、どういうことか 2 「学問の起死回生」に向けて 関連年表 巻末資料 著者略歴 芦名定道(あしな さだみち) 1956年生まれ.京都大学名誉教授,関西学院大学教授.キリスト教思想.『近代日本とキリスト教思想の可能性――二つの地平が交わるところにて』(三恵社),『現代神学の冒険――新しい海図を求めて』(新教出版社)など 宇野重規(うの しげき) 1967年生まれ.東京大学社会科学研究所教授.政治思想史,政治哲学.『〈私〉時代のデモクラシー』(岩波新書),『自分で始めた人たち――社会を変える新しい民主主義』(大和書房)など 岡田正則(おかだ まさのり) 1957年生まれ.早稲田大学法学学術院教授.行政法.『国の不法行為責任と公権力の概念史――国家賠償制度史研究』(弘文堂),『判例から考える行政救済法第2版』(共編著,日本評論社)など 小沢隆一(おざわ りゅういち) 1959年生まれ.東京慈恵会医科大学教授.憲法学.『予算議決権の研究――フランス第三共和制における議会と財政』(弘文堂),『はじめて学ぶ日本国憲法』(大月書店)など 加藤陽子(かとう ようこ) 1960年生まれ.東京大学大学院人文社会系研究科教授.日本近代史.『満州事変から日中戦争へ――シリーズ日本近現代史⑤』(岩波新書),『この国のかたちを見つめ直す』(毎日新聞出版)など 松宮孝明(まつみや たかあき) 1958年生まれ.立命館大学大学院法務研究科教授.刑事法学.『刑法総論講義第5版補訂版』(成文堂),『先端刑法各論――現代刑法の理論と実務』(日本評論社)など (岩波書店HPより) 芦名 定道 著 , 宇野 重規 著 , 岡田 正則 著 , 小沢 隆一 著 , 加藤 陽子 著 , 松宮 孝明 著 発売日:2022年04月 ISBN:9784004319252 判型:新書判 ページ数:214頁
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当事者は嘘をつく
¥1,980
「私の話を信じてほしい」哲学研究者の著者は、傷を抱えて生きていくためにテキストと格闘する。自身の被害の経験を丸ごと描いた学術ノンフィクション。 内容紹介 「私の話を信じてほしい」哲学研究者が、自身の被害経験を丸ごと描く。性被害ほど定型的に語られてきたものはない。かねがねそれでは足りない、届かないという思いを抱いてきた。本書には、当事者と研究者、嘘かほんとうかをめぐって幾層にも考え抜き、苦しみ格闘したプロセスが描かれている。これこそ私が待っていた一冊である。――信田さよ子ジャック・デリダ、ジュディス・ハーマン、田中美津、渡辺京二らのテキストを参照しつつ、新しい語りの型を差し出そうとする試み。 目次 第1章 性暴力と嘘 第2章 生き延びの経験 第3章 回復の物語を手に入れる 第4章 支援者と当事者の間で 第5章 研究者と当事者の間で 第6章 論の立て方を学ぶ 第7章 私は当事者ではない 第8章 再び研究者と当事者の間で 第9章 語りをひらく (筑摩書房HPより) 小松原織香 著 発売日:2022年01月 ISBN:9784480843234 判型:四六判 製本:並製 ページ数:208
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それは私がしたことなのか
¥2,640
この本の内容 自然法則に支配され,運に翻弄されているかに見える人間。意のままにならないこの世界で,われわれはどこまで自由なのか。「私」という不完全な行為者の意思,責任,倫理を問い直し,生きることの核心へと切り込む行為の哲学入門書。 目次 それは私がしたことなのか――目次 はじめに 第1章 行為の意図をめぐる謎 1―1 「手をあげる」―「手があがる」=? 1―2 出来事を引き起こす心の働きとは何か 1―3 意図をめぐる問題―そもそも意図とは何か 1―4 機械の中の幽霊―ライルによる物心二元論批判 1―5 機械の―「心→脳」と巻 1―6 決定論を支持するかに見えたる一科学的な知見の検討 コラム・ 心身問題の行方 第2章 意図的行為の解明 2―1 意図と信念の諸特徴 2―2 心をめぐる「一人称権威」は何を意味するのか 2―3 心の「隠蔽説」を超えて 2―4 行為の理由と原因 2―5 心は身体の中には存在しない 2―6 意図せざる行為の存在 コラム・ 現代の英語圏の行為論の流れ 第3章 行為の全体像の解明 3―1 意図性の薄い行為―やむをえない行為、他人からの強制に従う行為 3―2 意図せざる行為・―「悪質な過失」について 3―3 意図せざる行為・―「純然たる過失」について 3―4 意図せざる行為・―悲劇と行為者性 3―5 意図せざる行為の全体像 3―6 行為の全体像 コラム・ 共同行為について エピローグ 非体系的な倫理学へ あとがき 索引 装幀=気流舎図案室 (新曜社HPより) 古田 徹也 著 発売日:2013年08月 ISBN:9784788513440 判型:四六判 製本:上製 ページ数:282頁
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健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて
¥1,980
内容紹介 現代人が課せられる「まともな人間の条件」の背後にあるもの。 生活を快適にし、高度に発展した都市を成り立たせ、 前時代の不自由から解放した社会通念は、同時に私たちを疎外しつつある。 メンタルヘルス・健康・少子化・清潔・空間設計・コミュニケーションを軸に、 令和時代ならではの「生きづらさ」を読み解く。 社会の進歩により当然のものとなった通念は私たちに「自由」を与えた一方で、 個人の認識や行動を紋切型にはめこみ、「束縛」をもたらしているのではないだろうか。 あらゆる領域における資本主義・個人主義・社会契約思想の浸透とともにうつろう秩序の軌跡と、私たちの背負う課題を描き出す。 かつてないほど清潔で、健康で、不道徳の少ない秩序が実現したなかで、 その清潔や健康や道徳に私たちは囚われるようにもなった。 昭和時代の人々が気にも留めなかったことにまで私たちは神経をつかうようになり、 羞恥心や罪悪感、劣等感を覚えるようにもなっている。 そうした結果、私たちはより敏感に、より不安に、より不寛容になってしまったのではないだろうか? 清潔で、健康で、安心できる街並みを実現させると同時に、 そうした秩序にふさわしくない振る舞いや人物に眉をひそめ、 厳しい視線を向けるようになったのが私たちのもうひとつの側面ではなかったか?(「はじめに」より) 【著者略歴】 熊代亨(くましろ・とおる) 1975年生まれ。信州大学医学部卒業。精神科医。 ブログ『シロクマの屑籠』にて現代人の社会適応やサブカルチャーについて発信し続けている。 著書に『ロスジェネ心理学』『融解するオタク・サブカル・ヤンキー』(ともに花伝社)、 『「若作りうつ」社会』(講談社現代新書)、『認められたい』(ヴィレッジブックス)、 『「若者」をやめて、「大人」を始める』(イースト・プレス)がある。 (イースト・プレスHPより) 熊代亨 著 発売日:2020年06月 ISBN:9784781618883 判型:四六判 製本:並製 ページ数:316頁