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100分de名著 ブルデュー『ディスタンクシオン』 2020年12月
¥576
内容紹介 趣味と階層はなぜ結びつくのか? 「文化資本」や「ハビトゥス」といった概念を用いて、社会の仕組みを徹底的に解剖してみせたブルデューの主著。なぜ音楽の好みは人によって異なるのか? 話し方や立ち振る舞いの「くせ」はどこから生まれるのか? 精緻な理論と調査に基づく知の金字塔を、気鋭の社会学者が平易に解説する。 講師情報 岸 政彦 講師 社会学者、立命館大学大学院教授。1967年生まれ。社会学者。専門は沖縄、生活史、社会調査方法論。著書に『同化と他者化――戦後沖縄の本土就職者たち』(ナカニシヤ出版)、『街の人生』(勁草書房)、『断片的なものの社会学』(朝日出版社)、『はじめての沖縄』(新曜社よりみちパン!セ)、『マンゴーと手榴弾――生活史の理論』(勁草書房)など。近年は小説の執筆にも取り組んでおり、「ビニール傘」が芥川賞・三島賞候補、「図書室」が三島賞候補となった。 (NHK出版HPより) 岸 政彦 講師 発売日:2020年11月 ISBN:9784142231201 判型:A5判 製本:並製 ページ数:116頁
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100分de名著 アリストテレス『ニコマコス倫理学』 2023年10月
¥600
内容紹介 「究極の幸福」はどこにある? 「人はいかに生きるべきか」を徹底的に考え抜き、2000年以上も生き残った古典中の古典。人生の目的はなんだろうか? 幸福はいかに獲得しうるのか? 正義とは、勇気とは、友愛とは? 古代ギリシア最高の知性による思索を、平明かつ本格的に、丹念かつ大胆に解きほぐす。 【2022年5月に放送された番組のアンコール放送】 講師情報 山本 芳久 講師 1973年、神奈川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は哲学・倫理学(西洋中世哲学・イスラーム哲学)、キリスト教学。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。千葉大学文学部准教授、アメリカ・カトリック大学客員研究員などを経て、現職。主な著書に『トマス・アクィナス――理性と神秘』(岩波新書、サントリー学芸賞)、『世界は善に満ちている――トマス・アクィナス哲学講義』(新潮選書)、『キリスト教の核心をよむ』(NHK出版)、『危機の神学――「無関心というパンデミック」を超えて』(若松英輔氏との共著、文春新書)など。 (NHK出版HPより) 山本 芳久 講師 発売日:2023年09月 ISBN:9784142231560 判型:A5判 製本:並製 ページ数:116頁
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100分de名著 トーマス・マン『魔の山』 2024年5月
¥700
内容紹介 「世界最高峰の大作」登頂に挑む 20世紀ドイツ文学の最高傑作『魔の山』。作家トーマス・マンをノーベル文学賞に導いたとも言われる本作には、「生と死」「啓蒙とエロス」「秩序と混沌」「合理と非合理」がうずまく現実を前に、無垢な青年ハンス・カストロプが葛藤する姿が描かれている。「魔の山」とはいったい何を象徴しているのか。価値観が混沌とする世界で、人はどのように生きていけばいいのか。長大かつ難解な書として有名な世界文学を、余すところなく読み解く! 講師情報 小黒 康正 講師 1964年生まれ。博士(文学)。九州大学大学院人文科学研究院教授。トーマス・マンをはじめ、ドイツ文学研究の第一人者。著書に『黙示録を夢見るとき トーマス・マンとアレゴリー』(鳥影社)、『水の女 トポスへの船路』(九州大学出版会)、『対訳ドイツ語で読む「魔の山」』(白水社)、訳書にヘルタ・ミュラー『心獣』『呼び出し』(三修社)、クリストフ・マルティン・ヴィーラント『王子ビリビンカー物語』、フケー『皇帝ユリアヌスと騎士たちの物語』(同学社)など。 (NHK出版HPより) 小黒 康正 講師 発売日:2024年04月 ISBN:9784142231638 判型:A5判 製本:並製 ページ数:116頁
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100分de名著 ジーン・シャープ 『独裁体制から民主主義へ』 2024年1月
¥600
内容紹介 世界中で読まれる「抵抗運動の教科書」(2023年1月のアンコール放送) 旧ソ連国家の独立運動、ミャンマーの民主化運動、そして「アラブの春」から香港雨傘運動まで――。巨大な権力と戦う人々の傍らには、常に一冊の本があった。「非暴力闘争」による権力打倒のために書かれた本書は、必ずしも道徳的にも宗教的にも優れていない、「普通の人々」が実践できる抵抗運動を指南する。戦略なき平和論から脱却し、民主主義や自由の真価を問い直すために必読の書! ※2023年1月のアンコール放送。同番組テキストがご利用いただけます。 講師情報 中見 真理 講師 清泉女子大学名誉教授。1949年、東京都生まれ。専門は国際関係思想史。一橋大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。主な著書に『柳宗悦――時代と思想』(東京大学出版会)、『柳宗悦――「複合の美」の思想』(岩波新書)など。 (NHK出版HPより) 中見 真理 講師 発売日:2023年12月 ISBN:9784142231591 判型:A5判 製本:並製 ページ数:116頁
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100分de名著 林芙美子『放浪記』 2023年7月
¥600
内容紹介 私は宿命的に放浪者である――。 飢えに苦しみながらもあっけらかんとした明るさを失わず、絶望が心を塞いでも世の中に啖呵をきる。林芙美子の自伝的小説『放浪記』には、舞台化により広まったイメージとはまったく異なる魅力が詰まっている。激動の昭和初期を生き抜く女性の姿に、新たな光を当てて読み直す。 講師情報 柚木 麻子 講師 作家。1981年、東京都生まれ。2008年「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞を受賞し、2010年に同作を含む『終点のあの子』でデビュー。 2015年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞を受賞。ほかの作品に『ランチのアッコちゃん』『伊藤くんA to E』『BUTTER』『らんたん』『ついでにジェントルメン』『オール・ノット』、エッセイ『とりあえずお湯わかせ』などがある。 (NHK出版HPより) 柚木 麻子 講師 発売日:2023年06月 ISBN:9784142231539 判型:A5判 製本:並製 ページ数:116頁
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100分de名著 ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』 2023年6月
¥600
内容紹介 今こそ知るべき、「衝撃と恐怖の資本主義」の正体 ジャーナリストのナオミ・クラインは、1970年代のチリの軍事クーデターに始まり、ソ連崩壊、アジア通貨危機、米国同時多発テロ事件とイラク戦争、また台風や津波のような自然災害など、社会を揺るがす大惨事に乗じて導入された過激な市場原理主義改革の事実を、歴史的な視点で丹念に追い、この「ショック・ドクトリン(惨事便乗型資本主義)」によって先進諸国が危機状況にある国の富を収奪する構造を明らかにした。新自由主義が世界を席巻し、私たちの暮らす日本も「ショック・ドクトリン」の標的となり得る現在、改めてこの本を読みとき、社会を裏側で動かす構造を見抜く方法や、それに立ち向かうためになすべきことについて考えていく。 講師情報 堤 未果 講師 国際ジャーナリスト。東京都生まれ。ニューヨーク州立大学国際関係論学科卒、ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修士号。国連、米国野村證券などを経て現職。『報道が教えてくれないアメリカ弱者革命』で黒田清・日本ジャーナリスト会議新人賞を受賞。『ルポ 貧困大国アメリカ』で日本エッセイストクラブ賞、中央公論新書大賞を受賞。その他著作に『沈みゆく大国アメリカ』(二部作、集英社新書)、『政府は必ず噓をつく』(二部作、角川新書)、『日本が売られる』(幻冬舎新書)、『ルポ 食が壊れる』(文春新書)、『デジタル・ファシズム』(NHK出版新書)など多数。 (NHK出版HPより) 堤 未果 講師 発売日:2023年05月 ISBN:9784142231522 判型:A5判 製本:並製 ページ数:116頁
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100分de名著 ヘーゲル『精神現象学』 2023年5月
¥600
内容紹介 分断の時代にこそヘーゲルの思考法が必要だ! さまざまな分断が可視化された現代社会にこそ、ヘーゲルの思考法が必要だ!ポスト・トゥルースの時代はなぜ訪れたのか? 意見を異にする他者と共に生きていくために必要なこととは?矛盾や否定を重んじて弁証法によって自由を構想したヘーゲルの著作には、不毛な対立を乗り越えて社会を形作っていくためのヒントが詰まっている。 マルクスが「私は自分があの偉大な思想家の弟子であることを率直に認め」(『資本論』)と書くように、ヘーゲルは後世に多大な影響をおよぼした大哲学者だが、破格のスケールで展開される思考には独特の難解さが付きまとう。 今回「100分de名著」で取り上げるにあたっては、さまざまな補助線を示しながら解説。ベルリンにわたってヘーゲルを研究した斎藤氏が、近年アメリカで進んでいる再評価の成果も踏まえつつ、日本の一般読者に向けて易しく解きほぐす。 講師情報 斎藤 幸平 講師 経済思想家、東京大学准教授。1987年、東京都生まれ。ウェズリアン大学卒業、ベルリン自由大学哲学科修士課程・フンボルト大学哲学科博士課程修了。大阪市立大学准教授を経て現職。著書に『大洪水の前に――マルクスと惑星の物質代謝』(角川ソフィア文庫)、『人新世の「資本論」』(集英社新書)、『ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた』(KADOKAWA)など。「NHK100分de名著 カール・マルクス『資本論』」(2021年1月)の番組テキストに大量加筆した『ゼロからの『資本論』』(NHK出版新書)がベストセラーに。 (NHK出版HPより) 斎藤 幸平 講師 発売日:2023年04月 ISBN:9784142231515 判型:A5判 製本:並製 ページ数:116頁
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100分de名著 ル・ボン『群衆心理』 2022年11月
¥600
内容紹介 善良な個人が狂暴化するとき【2021年9月のアンコール放送】 人びとが無個性化した「群衆」と化す過程を辿り、その特性や功罪を考察した社会心理学の名著。なぜ群衆は合理性のない極論を受け入れるのか? 指導者やメディアはいかに群衆心理を煽動するのか? 気鋭のライターが政治のあり方からネット炎上までを俎上にあげ、現代にはびこる群衆心理の問題をあぶり出す。 講師情報 武田 砂鉄 講師 ライター。1982年、東京都生まれ。出版社勤務を経て、2014年からフリーライターに。新聞への寄稿や、週刊誌、文芸誌、ファッション誌など幅広いメディアで連載を多数執筆するほか、ラジオ番組のパーソナリティとしても活躍している。おもな著書に『紋切型社会――言葉で固まる現代を解きほぐす』(新潮文庫、第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞)、『わかりやすさの罪』(朝日新聞出版)、『偉い人ほどすぐ逃げる』(文藝春秋)、『マチズモを削り取れ』(集英社)、『べつに怒ってない』(筑摩書房)など。 (NHK出版HPより) 武田 砂鉄 講師 武田 砂鉄 講師 発売日:2022年10月 ISBN:9784142231454 判型:A5判 製本:並製 ページ数:116頁
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100分de名著 ハイデガー『存在と時間』 2022年4月
¥600
内容紹介 「存在」の問い自体を刷新した20世紀最大の哲学書。未来に残したその倫理的課題とは。 古代ギリシャ以来、哲学史上最も重要なテーマのひとつとされてきた「存在」。その問い方自体を刷新し、20世紀以降の哲学に決定的な影響を及ぼしたのが『存在と時間』である。 未完に終わったうえ難解なことでも有名なこの書を、専門用語は最小限に、人間一人ひとりの生き方という視点から解読していく。世間の空気に流されず、自らの良心と向き合って生きる決意をもつことで本来的な自分として生きることを提唱したハイデガー。しかしナチスを擁護したことで、後世の哲学者たちに新たな倫理学的課題を残すことになる。なかでもハイデガーの教え子だったハンナ・アーレントとハンス・ヨナスは、ハイデガーを批判的に読み、その思想を乗り越えようとした。彼らの思索も参照しつつ、排外主義や差別がはびこる現代社会に生きるわたしたちが「他者への責任」を引き受け、他者と共に生きるとはどういうことかを考える。 講師情報 戸谷 洋志 講師 哲学者・関西外国語大学准教授。1988年、東京都生まれ。関西外国語大学英語国際学部准教授。法政大学文学部哲学科卒業後、大阪大学大学院文学研究科博士課程を修了。博士(文学)。大阪大学大学院 医の倫理と公共政策学教室特任研究員、大阪大学国際共創大学院学位プログラム推進機構特任助教を経て現職。ドイツ現代思想研究に起点を置いて、社会における科学や医療のテクノロジーをめぐる倫理のあり方を探求する傍ら、「哲学カフェ」の実践などを通じて、社会に開かれた対話の場を提案している。 著書に『ハンス・ヨナスを読む』(堀之内出版)、『ハンス・ヨナス 未来への責任 やがて来る子どもたちのための倫理学』(慶応義塾大学出版会)、『原子力の哲学』(集英社新書)、『Jポップで考える哲学 自分を問い直すための15曲』(講談社文庫)など。共著に『漂泊のアーレント戦場のヨナス ふたりの二〇世紀ふたつの旅路』(慶応義塾大学出版会)など。 (NHK出版HPより) 戸谷 洋志 講師 発売日:2022年03月 ISBN:9784142231386 判型:A5判 製本:並製 ページ数:116頁
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100分de名著 アレクシエーヴィチ『戦争は女の顔をしていない』 2021年8月
¥600
内容紹介 何百人もの「声」がきこえる。戦争を「事実」ではなく「感情」で描く証言文学の金字塔 プロパガンダに煽られ、前線で銃を抱えながら、震え、恋をし、歌う乙女たち。戦後もなおトラウマや差別に苦しめられつつ、自らの体験を語るソ連従軍女性たちの証言は、凄惨でありながら、圧倒的な身体性をともなって生を希求する。そうした声に寄り添い「生きている文学」として昇華させた本作をはじめ、アレクシエーヴィチの一連の作品は「現代の苦しみと勇気に捧げられた記念碑」と高く評価され、ノンフィクション作家として初のノーベル文学賞を受賞した。原発事故、差別や自由、民主主義等、現代世界に投げかけられた問いを提起し続けるアレクシエーヴィチの文学的価値について、彼女とも親交の深いロシア文学研究者の沼野恭子氏が解説する。 ★スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチとその作品について 1948年、ソ連ウクライナ共和国スタニスラフという町で生まれる。父はベラルーシ人、母はウクライナ人、執筆言語はロシア語。父の除隊後、一家はベラルーシのミンスクに移住。 1972年、ベラルーシ国立大学ジャーナリスト学部を卒業後、新聞記者、雑誌記者として活動。アレシ・アダモヴィチによるパルチザンの証言集『燃える村から来た私』(ウラジーミル・コレスニクとの共著、未訳)を読んだことがきっかけで1978年より第二次世界大戦ソ連従軍女性への取材を開始。その証言集は、ゴルバチョフによるペレストロイカが始まった1985年に『戦争は女の顔をしていない』として刊行される。その後も一貫して時代の証言者の「感情を聞く」というスタイルで、第二次世界大戦時に子供だった人たちの証言集『ボタン穴から見た戦争』(1985)、アフガン戦争の実態を伝えた『アフガン帰還兵の証言』(1991)、史上最悪の原発事故の証言を集めた『チェルノブイリの祈り』(1997)、ソ連共産主義時代およびソ連崩壊後の混乱した社会を描いた『セカンドハンドの時代』(2013)を刊行。この5作は、共産主義という「赤いユートピア」を目指した人類の実験がどのような経緯をたどり、それを人々がどのように受け止めたかを克明に記そうとしたアレクシエーヴィチのライフワークであり、「ユートピアの声」五部作と総称される。(※いずれも刊行年はロシア語版の刊行年。タイトルは邦題) ベラルーシでは著作が反体制的とみなされ出版が許されず、2000年~2011年にかけてヨーロッパ各国で暮らしたのちに帰国。 2015年、ノンフィクション作家として初めてノーベル文学賞を受賞。 2020年8月の大統領選挙に端を発した民主化運動で「政権移譲調整評議会」の幹部に名を連ねたことから再び亡命せざるを得なくなる。 講師情報 沼野 恭子 講師 ロシア文学研究者、東京外国語大学大学院教授。東京外国語大学外国語学部ロシヤ語学科卒業後、東京大学大学院総合文化研究科比較文学比較文化 単位取得満期退学。専攻はロシアの近現代文学。主な研究テーマは現代ロシア女性文学、日露の文化関係、ロシアの食文化など。主著に『ロシア万華鏡──社会・文学・芸術』『アヴャンギャルドな女たち――ロシアの女性文化』(ともに五柳書院)、『夢のありか──「未来の後」のロシア文学』(作品社)など。主な翻訳書にリュドミラ・ウリツカヤ『ソーネチカ』、『女が嘘をつくとき』(以上新潮社)、リュドミラ・ペトルシェフスカヤ『私のいた場所』(河出書房新社)、トゥルゲーネフ『初恋』(光文社新訳文庫)など。近著に『アレクシエーヴィチとの対話──「小さき人々」の声を求めて』(共著、岩波書店)、『ロシア文学の食卓』(ちくま文庫)。 (NHK出版HPより) 沼野 恭子 講師 発売日:2021年07月 ISBN:9784142231287 判型:A5判 製本:並製 ページ数:116頁
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100分de名著 渋沢栄一『論語と算盤』 2021年4月
¥600
内容紹介 モラルとビジネスの両立とは。いま世界が注目する「日本近代の立役者」の思想を読む。 2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公で、新一万円札の顔にもなる渋沢栄一の代表作『論語と算盤』。約500の会社の設立に関わるだけでなく、約600もの社会福祉事業にも精力を注いだ。行き過ぎた資本主義の弊害が問題視されるなか、『論語』の教えを重視し、倫理的で社会全体を富ませる経済のあり方を追求した渋沢の思想と人生を、中国古典の専門家である守屋淳氏が解説する。 講師情報 守屋 淳 講師 作家・中国古典研究家。1965年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。中国古典の研究者として多くの著作を発表するとともに、渋沢栄一や明治の実業家にかんする著作・翻訳を数多く手がける。渋沢栄一関連の主な著書・訳書に、『渋沢栄一の「論語講義」』『現代語訳 渋沢栄一伝』(ともに平凡社新書)、『[現代語訳]論語と算盤』(ちくま新書)、『現代語訳『渋沢栄一「論語と算盤」の思想入門』(NHK出版新書)などがある。 (NHK出版HPより) 守屋 淳 講師 発売日:2021年03月 ISBN:9784142231249 判型:A5判 製本:並製 ページ数:116頁
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ブックオフから考える
¥1,980
紹介 1990年代以降の「ブックオフ論」を整理し、実際に多くの店舗を観察して、「なんとなく性」という切り口から、なぜ人はブックオフに引き寄せられるのか、現代社会でどのような役割を果たしているのかを縦横無尽に考え尽くす、これまでにない文化論。 解説 ブックオフから考える。 社会と都市と文化の「つながり」を。 日本全国に約800店舗を構えるブックオフは、多くの人にとって日常生活に溶け込んだ存在になっている。しかしこのような「当たり前」の存在になるまでは、ブックオフをめぐりさまざまな議論が繰り広げられてきた。あるときは出版業界の革命家として、またあるときは破壊者として、そしてまたあるときは新たなサブカル文化の創造者として……。 本書は、ブックオフが誕生した1990年代からのさまざまな「ブックオフ論」を整理し、実際に多くの店舗を観察して、「なんとなく性」という切り口から、なぜ人はブックオフに引き寄せられるのか、そして現代社会でどのような役割を果たしているのかを縦横無尽に考え尽くす。 ブックオフはどう語られてきたのか。またその語りに潜むノスタルジーとは。 チェーン店であるブックオフが都市にもたらしたある種の「豊かさ」とは。 ブックオフで「偶然」出合う本の面白さとは。 ブックオフから生まれた音楽、カルチャーとは。なぜアーティストはブックオフからの影響を語るのか。 ブックオフが生み出す公共性とは。「文化のインフラ」の内実とは何か。 チェーンストア論やテーマパーク論で注目を集める新進気鋭の著者が、出版史、都市論、建築論、社会学、政治学、路上観察学など多様な分野の知見を駆使して書き上げたいままでにないブックオフ文化論。 目次 プロローグ――ブックオフで神隠しに遭う 序 章 いまこそ、ブックオフを考えよう 第1章 「かたる」――ブックオフはどう語られてきたのか 第2章 「めぐる」――ブックオフから都市を眺めて 第3章 「あそぶ」――ブックオフは原っぱだ! 第4章 「つくる」――ブックオフ文化人たちのこと 終 章 「つながる」――ブックオフが生み出す「公共性」とは 参考文献・ウェブサイト 初出一覧 あとがき 著者プロフィル 谷頭 和希(タニガシラ カズキ) ライター・作家。チェーンストアやテーマパークをテーマにした原稿を数多く執筆。一見平板に見える現代の都市空間について、独自の切り口で語っている。「東洋経済オンライン」「Web Across」などで連載を執筆、文芸誌などにも多く寄稿をおこなう。2022年に初の単著『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』(集英社)を上梓。 上記内容は本書刊行時のものです。 (青弓社HPより) 谷頭 和希 著 発売日:2023年06月 ISBN:9784787235206 判型:四六判 製本:並製 ページ数:248頁
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本屋の眼
¥1,320
巨大店・チェーン店が席巻する書店業界にあって、神戸元町で気を吐く海文堂書店。この「誇り高きインディペンデント」「絶滅寸前レッドデータ書店」 の丁稚こと平野義昌が、PR誌「海会」(カイエ)に連載してきた本音エッセイ「本屋の眼」が、「プレジデント」掲載の書評とあわせて単行本化。書き下ろし 「神戸・本屋漂流記」に、店頭掲示の「手書き書評」収録。おちゃらけ、下ネタ、嫁の自慢がてんこ盛り。解説=畠中理恵子(神田神保町書肆アクセス店長) [著者] 平野義昌(ひらの・よしまさ) 1953年7月神戸生まれ、ずーっと神戸育ち。76年私立大学文系お手軽レジャーコースを、それはそれはリッパな成績で卒業。同年㈱コーベブックス入社。5年後、女性の色香に惑い化粧品販売業に転職。しかし、マチガイを起こしたのか悟ったのか、1年9ヵ月でまた転ぶ。書店業界重鎮・村田耕平氏の㈱三宮ブックスに押しかけ入社。以来21年、書店業の「エエ時代と悪い時代」を体験。2003年4月同社業務縮小のため㈱海文堂書店に。家族は、一美人妻、一美貌娘、一イケメン男子。店舗から徒歩17分、自転車5分、ケンケンしたらいつ着くか不明の距離に在住。 海文堂書店ウエッブサイト http://www.kaibundo.co.jp/ [目次] 丁稚口上 Ⅰ 本屋の眼 マジメにHな本/神様のようなお客様/いきなりネタ切れ?/戴き物あれこれ/戦争しとる場合じゃない/本屋の春/自主規制/友だちネタ/同窓会に呼ばれない理由/それはないじゃろう/個性的書店、反動的書店/あはあは/ウソツキは政治家のはじまり/大江戸書店徘徊/祝! 書皮大賞受賞/おまえヘンタイか?/××の品格/ダマされたらアカン/長生きしまっせ/苦渋の選択、当然の推薦/ケナさない・ケチつけない・「ケッ」と言わない/私家版本屋大賞/中年心理学/世襲国家/中島らものお笑い/オマケでごまかす/ほんまに? Ⅱ 神戸・本屋漂流記 焼酎委員長/埴谷雄高と読めぬアホ/担当はエロ本 Ⅲ 丁稚音読 ザイカイは漫才界――菊池信輝『財界とは何か』平凡社 涙・洟・こぶしセット――犬飼六岐『筋違い半介』講談社 丁稚音読――野口武彦『江戸は燃えているか』文藝春秋 Ⅳ 週刊書評掲示板 本のびら(三宮ブックス)/「びら」雑談/ビジネス書ニュース・人文社会から(海文堂書店) 解説 畠中理恵子(神田神保町・書肆アクセス店長) (みずのわ出版HPより) 平野義昌 著 発売日:2006年12月 ISBN:9784944173419 判型:A5判 製本:ペーパーバック ページ数:95頁 装幀:林哲夫
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卸売市場に希望はあるか
¥2,860
内容紹介 わが国の食と農は、どうあるべきか――かつてない困難に見舞われる青果物の流通業。 2020年に新卸売市場法が施行され、国は卸売市場の運営責任から手を離す荒療治に出た。中央卸売市場や地方卸売市場で営業する卸売業者らは厳しい財務状況下にあり、縁の下の力持ちとして国民の食生活を土台から支えてきた卸売市場の存続が危ぶまれている。 日本農業新聞の記者として青果物卸売市場や関係者を取材して歩いた著者が装飾せず現場を描き、卸売市場の役割を問い直し未来への方策を提言する。 ◎卸売市場、農協関係者必読! 目次 はじめに 序 いまこそ卸売市場の役割を問い直す ◇Part 1 悪化する経営実態に迫る 第1章 卸売市場業者の財務の悪化とその課題 第2章 農協の経営はどうなっているのか ◇Part 2 卸売市場と農協の間に横たわる深い溝 第3章 卸売業者と仲卸業者の意識の違い 第4章 卸売市場と農協の現場からみえるもの ◇Part 3 農協の販売事業と密接に関わる卸売市場 第5章 農協の「共販三原則」の検証を 第6章 農協の「総合力」をどう発揮させるか 第7章 卸売市場との連携を探るために ◇Part 4 卸売市場の存在価値をどう高めるか 第8章 公益性・公共性を担う卸売市場の役割 第9章 卸売市場の「広域連合化」を提唱する 終 変貌する卸売市場 あとがきー「宝の山」へ再生をめざして 版元から一言 ◎卸売市場、農協関係者必読! ◎(株)大田花き・磯村信夫社長による「社長コラム」で推薦!! 著者プロフィール 小暮 宣文 (コグレ ノリフミ) (著/文) 1949年生まれ。 農業ジャーナリスト、東京農業大学客員教授。元日本農業新聞論説委員室長、客員論説委員。 専門は青果物流通、卸売市場流通。 (版元ドットコム 実生社 HP より) 小暮宣文 著 発売日:2022年09月 ISBN:9784910686042 判型:四六判 製本:並製 ページ数:200頁
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断腸亭日乗(一) 大正六ー十四年
¥1,265
四十一年間に渉る荷風の畢生の日記文学。近代文学の至宝。注解を付した。第一巻は大正六年から同十四年まで。(全九冊) 【この本の内容】 大正六年から昭和三十四年、逝去の前日まで四十一年間、書き継がれた荷風の日記。明治・大正・昭和三代にわたる文豪の畢生の代表作にして近代文学の至宝。詩趣溢れる、鋭利な批評を込めた日本語で綴られる。全文を収載、注解、解説、索引を付した初の文庫版。第一巻は、大正六年から同十四年までを収録。(全九冊) 【目次】 大正六(一九一七)年 大正七(一九一八)年 大正八(一九一九)年 大正九(一九二〇)年 大正十(一九二一)年 大正十一(一九二二)年 大正十二(一九二三)年 大正十三(一九二四)年 大正十四(一九二五)年 注解(多田蔵人) 総解説 『断腸亭日乗』について(中島国彦) 第一巻 解説 大正時代の「奥座敷」(多田蔵人) 本文について 【著者略歴】 永井 荷風(ながい かふう) 1879—1959年。日本の作家。『新版 荷風全集』(第2刷)全30巻+別巻。 中島 国彦(なかじま くにひこ) 1946年生。日本近代文学専攻。早稲田大学名誉教授。新版『荷風全集』編集委員。 多田 蔵人(ただ くらひと) 1983年生。日本近代文学専攻。国文学研究資料館准教授。著書に『永井荷風』(2017)。 (岩波書店HPより) 永井 荷風 著 , 中島 国彦 校注 , 多田 蔵人 校注 発売日:2024年07月12日 ISBN:9784003600481 判型:文庫 ページ数:462
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断腸亭日乗(二) 大正十五ー昭和三年
¥1,188
永井荷風(一八七九―一九五九)の四十一年間の日記全文。(二)は、大正十五年から昭和三年まで。(注解・解説=中島国彦) 【この本の内容】 永井荷風(一八七九―一九五九)は、三十八歳から死の前日まで四十一年間、日記『断腸亭日乗』を書き続けた。簡潔な文章の奥から、時代が浮かび上がる。全文収録。(ニ)は、大正十五年から昭和三年まで。初めて詳細な注解を付した(「注解」「解説」=中島国彦)(全九冊) 【目次】 大正十五・昭和元(一九二六)年 昭和二(一九二七)年 昭和三(一九二八)年 注解(中島国彦) 第二巻 解説 齢五十のあとさき(中島国彦) 本文について 【著者略歴】 永井 荷風(ながい かふう) 1879—1959年。日本の作家。『新版 荷風全集』(第2刷)全30巻+別巻。 中島 国彦(なかじま くにひこ) 1946年生。日本近代文学専攻。早稲田大学名誉教授。新版『荷風全集』編集委員。 多田 蔵人(ただ くらひと) 1983年生。日本近代文学専攻。国文学研究資料館准教授。著書に『永井荷風』(2017)。 (岩波書店HPより) 永井 荷風 著 , 中島 国彦 校注 , 多田 蔵人 校注 発売日:2024年10月11日 ISBN:9784003600498 判型:文庫 ページ数:412
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腕くらべ
¥770
【この本の内容】 誠と意地に生きる新橋の芸妓駒代は,一切の義理人情を弁えない男女の腕くらべに敗れ去る.この女性に共感を寄せる講釈師呉山や文人南山.長年の遊蕩生活に社会の勝利者への嫌悪を織りこみ,失われゆく古きものへの愛惜をこめて書かれた荷風中期の代表作.佐藤春夫は浮世絵風の様式描写があると絶賛した. (解説 坂上博一) 2024年夏 岩波文庫一括重版(7月26日発売)対象銘柄 (岩波書店HPより) 永井 荷風 作 発売日:1987年02月01日 ISBN:9784003104125 判型:文庫 ページ数:246
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終戦日記一九四五
¥1,067
第三帝国末期から終戦後にいたる社会の混乱、戦争の愚かさを皮肉とユーモアたっぷりに描き出す。 この本の内容 大人は子どもよりも愚かではないか? 『エーミールと探偵たち』などで知られる児童文学作家ケストナー(1899-1974)が第三帝国末期から終戦直後にかけて右往左往する大人たちの姿を活写する。皮肉とユーモアたっぷりの日記から見えてくるのは、いまなお繰り返される戦争の愚劣さにほかならない。「1945年を銘記せよ」。 目次 まえがき ベルリン 一九四五年二月七日から三月九日 マイヤーホーフェン村Ⅰ 一九四五年三月二十二日から五月三日 マイヤーホーフェン村Ⅱ 一九四五年五月四日から六月十五日 バイエルンのP 一九四五年六月十八日から六月二十八日 マイヤーホーフェン村 Ⅲ 一九四五年六月二十九日から七月五日 シュリーアゼー村 一九四五年七月九日から八月二日 追記 一九六〇年 地図 解説 *文中に一部、現代において差別的とみられる表現があったが、原文を尊重しそのまま訳した。 (岩波書店HPより) エーリヒ・ケストナー 著 , 酒寄 進一 訳 発売日:2022年06月 ISBN:9784003247129 判型:文庫 ページ数:368頁
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独裁者の学校
¥715
大統領の替え玉を使い捨てにして権力を握る大臣たち。政変が起きるが、その行方は…。独裁体制の本質を暴いた、作者渾身の戯曲。 この本の内容 「ところで俺は、替え玉何号なんでしょうか?」 暗殺された大統領の替え玉を養成する「独裁者の学校」。大臣たちは彼らを使い回して権力の座に居座ろうとするが、思わぬ政変が起きる。果たしてその行方は…。ナチ時代を生き抜いたケストナーが痛烈な皮肉で独裁体制のメカニズムを暴く。反骨の作家、渾身の戯曲。 目次 まえがき 登場人物 第一場 第二場 第三場 第四場 第五場 第六場 第七場 第八場 第九場 解 説 著者略歴 エーリヒ・ケストナー Erich Kastner, 1899-1974. ドイツの児童文学作家、小説家、劇作家。代表作に『エーミールと探偵たち』『ぼくが子どもだったころ』『終戦日記一九四五』(いずれも岩波書店)など。 酒寄 進一(サカヨリ シンイチ) 1958年生。翻訳家。和光大学教授。訳書にクラウス・コルドン「ベルリン3部作」(岩波書店)、シーラッハ『神』(東京創元社)、ヘッセ『デーミアン』(光文社古典新訳文庫)などがある。 (岩波書店HPより) エーリヒ・ケストナー 著 , 酒寄 進一 訳 発売日:2024年02月 ISBN:9784003247136 判型:文庫 ページ数:198頁
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遠藤周作短篇集
¥1,001
遠藤周作は、人間の弱さ、信仰、母、病と死をテーマに、短篇小説とした。様々なテーマ、文体の作品から15篇を精選。 この本の内容 遠藤周作は、「沈黙」「海と毒薬」等の長編小説で知られる。短篇小説には、追求したテーマ(人間の弱さ、信仰をめぐる葛藤、母、病と死)を、自分の実人生での体験に即しながら、再構成した作品が多い。遠藤文学の根本的動機と核心がある。「イヤな奴」「学生」「指」など、様々なテーマ、文体の作品から15篇を精選。 目次 船を見に行こう イヤな奴 その前日 私のもの 札の辻 帰 郷 学 生 指 五十歳の男 幼なじみたち 箱 白い風船 母と私 合わない洋服――何のために小説を書くか 吉満先生のこと 解説……………山根道公 遠藤周作略年譜 著者略歴 遠藤周作(えんどう しゅうさく) 小説家。「第三の新人」の一人として戦後文学に登場。主要作の海外での翻訳は多数。『遠藤周作文学全集』(新潮社)。長崎市に遠藤周作文学館。 山根道公(やまね みちひろ) 1960年生。日本近代文学専攻。ノートルダム清心女子大学教授。『遠藤周作文学全集』(全15巻、新潮社、1999、2000年)解題担当。『遠藤周作事典』(2021年、鼎書房)等。 (岩波書店HPより) 遠藤 周作 著 , 山根 道公 編 発売日:2024年06月 ISBN:9784003123416 判型:文庫 ページ数:318頁
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晩年
¥1,133
最初の小説集にして「唯一の遺著」、『晩年』。日本近代文学の一つの到達点を、丁寧な注と共に深く味わう。 この本の内容 「私はこの本一冊を創るためにのみ生まれた」──〈太宰治〉という作家の誕生を告げる小説集であると同時に、その最高傑作とも言われる『晩年』。まるで散文詩のような冒頭の「葉」、〈自意識過剰の饒舌体〉の嚆矢たる「道化の華」他、日本近代文学の一つの到達点を、丁寧な注と共に深く読み、味わう。(注・解説=安藤宏) 目次 晩 年 葉 思い出 魚服記 列 車 地球図 猿ヶ島 雀 こ 道化の華 猿面冠者 逆 行 彼は昔の彼ならず ロマネスク 玩 具 陰 火 めくら草紙 注(安藤 宏) 解説(安藤 宏) 著者略歴 太宰 治(だざい おさむ) 明治42(1909)―昭和23(1948)年。青森県北津軽郡金木村生まれ。旧制中学時代から習作を始め、昭和11年、第一創作集『晩年』を刊行。以後、『富嶽百景』『走れメロス』『津軽』『ヴィヨンの妻』等作品多数。 (岩波書店HPより) 太宰 治 作 発売日:2024年06月 ISBN:9784003109083 判型:文庫 ページ数:446頁
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大江健三郎自選短篇
¥1,518
デビュー作,芥川賞受賞作から中期の連作を経て後期まで,全二三篇を収録.作家自選の決定版短篇集. この本の内容 「奇妙な仕事」「飼育」「セヴンティーン」「「雨の木(レイン・ツリー)」を聴く女たち」など,デビュー作から中期の連作を経て後期まで,全二三篇を収録.作家自選のベスト版であると同時に,本書刊行にあたり全収録作品に加筆修訂をほどこした最終定本.性・政治・祈り・赦し・救済など,大江文学の主題が燦めく,ノーベル賞作家大江健三郎のエッセンス. ■編集部からのメッセージ 大江健三郎というと長篇小説のイメージが強いですが,その作家生活を切り開き,現代を代表する作家としての位置を確定的にしたのは,初期の短篇群です.本書には,「奇妙な仕事」「飼育」「セヴンティーン」「を聴く女たち」など,デビュー作から中期の連作を経て後期まで,作家自選による全23篇を収録しました.今回の岩波文庫化にあたっては,その23篇すべてに,作家自身による,けっして少なくない加筆修訂が施されています.いわば大江健三郎の短篇の最終定本といえるでしょう.性・政治・祈り・赦し・救済など,大江文学の主題が凝集された一冊です. 収録作品 奇妙な仕事 死者の奢り 他人の足 飼育 人間の羊 不意の唖 セヴンティーン 空の怪物アグイー 頭のいい「雨の木(レイン・ツリー)」 「雨の木(レイン・ツリー)」を聴く女たち さかさまに立つ「雨の木(レイン・ツリー)」 無垢の歌,経験の歌 怒りの大気に冷たい嬰児が立ちあがって 落ちる,落ちる,叫びながら…… 新しい人よ眼ざめよ 静かな生活 案内人(ストーカー) 河馬に噛まれる 「河馬の勇士」と愛らしいラベオ 「涙を流す人」の楡 ベラックヮの十年 マルゴ公妃のかくしつきスカート 火をめぐらす鳥 書評情報 週刊読書人 2019年8月2日 読売新聞(夕刊) 2019年7月8日 TBSテレビ「王様のブランチ」 2017年3月25日放送 読売新聞(朝刊) 2015年3月29日 読売新聞(朝刊) 2015年1月25日 TBSテレビ「王様のブランチ」 2014年11月8日放送 東京新聞(夕刊) 2014年10月25日 朝日新聞(朝刊) 2014年10月1日 読売新聞(朝刊) 2014年9月9日 (岩波書店HPより) 大江 健三郎 作 発売日:2014年08月 ISBN:9784003119716 判型:文庫 ページ数:842頁
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新訂 福翁自伝
¥1,276
この本の内容 明治三十年,福沢は六十年の生涯を口述し,のちその速記文に全面加筆して『自伝』を書きあげる.語るに値する生涯,自らそれを生きた秀れた語り手という希有な条件がここに無類の自伝文学を生んだ.近代日本の激動期を背景に,常に野にあって独立不羈をつらぬいた精神の歩みが大らかに語られている. (解説 小泉信三・富田正文) 目次 初版序(石河幹明) 幼 少 の 時 長 崎 遊 学 大 阪 修 業 緒方の塾風 大阪を去って江戸に行く 初めてアメリカに渡る ヨーロッパ各国に行く 攘 夷 論 再度米国行 王 政 維 新 暗殺の心配 雑 記 一身一家経済の由来 品 行 家 風 老余の半生 解 題(小泉信三) 後 記(富田正文) 福沢諭吉年譜 書評情報 PRESIDENT 2019年10月4日号(評者:齋藤 孝さん) 朝日新聞(朝刊) 2018年8月11日 日本経済新聞(朝刊/リーダーの本棚) 2018年7月21日 ダ・ヴィンチ 2018年1月号 日本経済新聞(朝刊) 2015年10月18日 日本経済新聞(朝刊) 2014年10月19日 文藝春秋 2014年5月号 Fole 2013年10月号 読売新聞(朝刊) 2013年9月15日 週刊現代 2013年8月17-24号 CREA 2013年5月号 日本経済新聞(朝刊) 2011年7月31日 読売新聞(朝刊) 2011年1月12日 朝日新聞(be) 2010年1月16日 日本経済新聞(夕刊) 2008年7月16日 日本経済新聞(夕刊) 2008年6月17日 読売新聞(朝刊) 2003年10月20日 (岩波書店HPより) 福沢 諭吉 著 , 富田 正文 校訂 発売日:1937年04月 ISBN:9784003310229 判型:文庫 ページ数:424頁
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道徳の系譜
¥1,001
この本の内容 著者が好んで用いた箴言の形でなく,論文の体裁で書かれた著作で,ニーチェの思想の構造,殊にその道徳批判およびこれに連関する独自の価値思想の理論的な筋道を捉えるのに最も役立つものである.「善と悪・よいとわるい」,「負い目・良心の疾しさ・その他」,「禁欲主義的理想は何を意味するか」の三編から成る. 書評情報 ショパン 2014年11月号 文藝春秋 2014年5月号 朝日新聞(朝刊) 2012年11月25日 (岩波書店HPより) ニーチェ 著 , 木場 深定 訳 発売日:1940年09月 ISBN:9784003363942 判型:文庫 ページ数:282頁