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社会を知るためには
¥924
なぜ先行きが見えないのか? 社会は複雑に絡み合い、様々なところにリスクが生じている。その社会の特徴に向き合うための最初の一冊。 内容紹介 なぜ先行きが見えないのか? 複雑に絡み合い社会を理解するのは難しいため、様々なリスクをうけいれざるを得ない。その社会の特徴に向き合うための最初の一冊。 目次 第1章 「わからない世界」にどう向き合うか 第2章 専門知はこうしてつくられる 第3章 変化する社会をどう理解するか 第4章 なぜ社会は複雑になったのか 第5章 変化のつかまえ方 第6章 不安定な世界との付き合い方 著作者プロフィール 筒井淳也 ( つつい・じゅんや ) 社会学者。立命館大学産業社会学部教授。 (筑摩書房HPより) 筒井淳也 著 発売日:2020年09月 ISBN:9784480683823 判型:新書判 製本:並製 ページ数:224頁
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社会学をはじめる
¥946
調査は聞くこと、分析は考えること、理論は表現すること。この社会のことをみんなで考えてなんとかしたい人のための、三つの基礎が身につく入門書。 内容紹介 調査は聞くこと、分析は考えること、理論は表現すること 社会学をはじめるための、3つの基礎を身につける 社会学は、みんなにとって大事なことについて、しっかりしたデータにもとづいて考え、それを表現する営みです。 ・自殺を少なくするにはどうすればいいだろうか? ・どうしたら、みんなにとって居心地のよい職場ができるだろうか? ・災害からの復興って、何がゴールなのだろうか? 社会学は、たとえばこんな問題に取り組んできました。 さあ、次はあなたの番です。この社会の複雑な問題をなんとかしたいと思ったら、社会学があなたの力になります。 『社会学をはじめる』目次 第1章 世界は意味に満ちあふれている――やっかいな問題としての社会 社会は二重に複雑/社会は意味から成り立っている/意味は言葉で成り立っている/やっかいな問題/社会問題に解決はない/社会は存在するの?/デュルケムの「社会的事実」/社会と社会学の共進化/社会学は社会主義/社会学は社会の解決力を擁護する/社会をプロセスとして考える/固定的な見方を解きほぐす 第2章 社会学って何だ?――みんなで規範の物語を作るいとなみ 飯島伸子の「被害構造論」/社会学は対話から成り立っている/社会学は社会の外に出られない/社会学は規範的な学問/規範を前面に出した「サードブレイス」論/意味は身体的な行為の中から生まれる/共同の規範をつくるいとなみとしての社会学/環境問題はどう解決できるかという問い/ヒントとしての順応的管理/順応的なプロセスとしての社会学 第3章 聞くことこそが社会学さ――対話的な社会認識としての調査 意味を集める/ソロモン諸島の経験から/対話的に社会認識が進む/対話の試行錯誤/社会学は全体性を手放さない/インタビューは認識を更新するプロセス/ライフストーリーを聞く/個人の中の複雑な社会を聞く/観察という「聞く」/文献・資料調査という「聞く」/統計調査という「聞く」/アンケート調査という「聞く」/アンケート調査にも対話プロセスが必要/社会学は「聞く」の組み合わせ 第4章 社会学は泥臭い分析技法を手放さない――圧縮して考える データ集めと分析は同時並行/分析の基本は「圧縮」/数値化という圧縮/コード化という圧縮/図表化という圧縮/図表化することで気づく/見通しをよくして考える/四つの分析パターン/被災住民調査から/分類・傾向・比較・関係/広義の比較に意味がある/演繹と帰納/アブダクションという推論方法/いいアブダクションのためにはいい圧縮を 第5章 理論って何だ?――表現の技法としての理論と物語 言葉で表現するということ/「感情労働」論のインパクト/ソロモン諸島研究の理論化/いろいろな水準の理論がある/グランド・セオリーより中範囲の理論/理論とは共同で考えるためのフレームワーク/欠如モデルに陥らないために/冗長性をもった理論と物語/理論・物語としての記述/関係性まで描き出す厚い記述/理論を利用する 第6章 みんなソシオロジストになればいいのに――人びとの共同のいとなみとしての社会学 「協議会」の失敗/合意形成の困難/社会学実践をしよう/聞くことが基本的な姿勢/対話を継続し蓄積する/共同で分析し提言する/社会学することの喜び 著作者プロフィール 宮内泰介 ( みやうち・たいすけ ) 宮内 泰介(みやうち・たいすけ):1961年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。北海道大学大学院文学研究院教授。専門は環境社会学。著書に『歩く、見る、聞く 人びとの自然再生』(岩波新書)、『実践 自分で調べる技術』(上田昌文との共著、岩波新書)、『かつお節と日本人』(藤林泰との共著、岩波新書)、『開発と生活戦略の民族誌――ソロモン諸島アノケロ村の自然・移住・紛争』(新曜社)、『なぜ環境保全はうまくいかないのか――現場から考える「順応的ガバナンス」の可能性』(編著、新泉社)、『複雑な問題をどう解決すればよいのか――環境社会学の実践』(三上直之との共編著、新泉社)など。 (筑摩書房HPより) 宮内泰介 著 発売日:2024年06月 ISBN:9784480684868 判型:新書判 製本:並製 ページ数:208頁
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社会学の新地平
¥1,276
マックス・ウェーバーとニクラス・ルーマン――産業社会の謎に挑んだふたりの社会学の巨人。彼らが遺した知的遺産を読み解く。 この本の内容 マックス・ウェーバーとニクラス・ルーマン――科学技術と資本主義によって規定された産業社会の謎に挑んだふたりの社会学の巨人。難解で知られる彼らが遺した知的遺産を読み解くことで、私たちが生きる「この」「社会」とは何なのかという問いを更新する。社会学の到達点であり、その本質を濃縮した著者渾身の大作。 目次 序 章 現代社会学の生成と展開 一 二人の学者と二つの論考 二 ウェーバー像の転換 第一章 「資本主義の精神」再訪──始まりの物語から 一 ウェーバー家と産業社会 二 二つの戦略ともう一つの資本主義 三 「禁欲倫理」の謎解き 四 会社と社会 第二章 社会の比較分析──因果の緯糸と経糸 一 研究の全体像を探る 二 会社制度の社会経済学 第三章 組織と意味のシステム──二一世紀の社会科学へ 一 「合理的組織」の社会学 二 組織システムへの転回 三 決定の自己産出と禁欲倫理 四 ウェーバーとルーマンの交差──因果と意味 終 章 百年の環 あとがき ウェーバーの主要な著作・論文の年譜 著者略歴 佐藤俊樹(サトウ トシキ) 1963年生まれ.東京大学大学院社会学研究科博士課程退学.博士(社会学).東京大学大学院総合文化研究科教授.比較社会学,日本社会論. 著書に『近代・組織・資本主義──日本と西欧における近代の地平』,『社会学の方法──その歴史と構造』(以上,ミネルヴァ書房),『意味とシステム──ルーマンをめぐる理論社会学的探究』(勁草書房),『社会は情報化の夢を見る──[新世紀版]ノイマンの夢・近代の欲望』(河出文庫),『格差ゲームの時代』(中公文庫),『不平等社会日本──さよなら総中流』(中公新書),『桜が創った「日本」──ソメイヨシノ起源への旅』(岩波新書),『社会科学と因果分析──ウェーバーの方法論から知の現在へ』(岩波書店),『メディアと社会の連環──ルーマンの経験的システム論から』(東京大学出版会)など. (岩波書店HPより) 佐藤 俊樹 著 発売日:2023年11月 ISBN:9784004319948 判型:新書判 ページ数:296頁
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学問と政治 学術会議任命拒否問題とは何か
¥924
日本学術会議会員任命拒否には、日本社会の矛盾が象徴されている。当事者六名が、その背景と本質を問う。 この本の内容 二〇二〇年一〇月一日、時の首相・菅義偉は、日本学術会議から新会員として推薦を受けた一〇五名のうち六名の任命を拒否した。この民主主義や法から学問のあり方にまで禍根を残した事件から一年半。しかし、いまだ問題は終わっていない。日本社会の矛盾に直面した当事者六名が、その背景と本質を問う。 目次 はじめに (岩波新書編集部) 1 学術会議会員任命拒否問題の歴史的な意味……岡田正則 1 日本学術会議の設置と任命拒否に至る経緯 2 任命拒否の違憲性と違法性 3 首相による任命拒否理由の説明 4 問題の背景 5 問題の深層 6 情報公開と自己情報開示の請求 7 展望 2 現代日本と軍事研究――日本学術会議で何が議論されたのか……加藤陽子 1 はじめに 2 天皇機関説事件の争点 3 決裁文書と止めた政治主体 4 二〇一七年声明と戦争・軍事を目的とする研究に反対する過去二回の声明 5 安全保障と学術に関する検討委員会での討議 6 学術会議は何を代表するのか 7 「自衛」概念を定義することの困難性と議論の帰結 8 学術会議の在り方をめぐって 9 科学・技術を育む政治文化を目指して 3 反憲法政治の転換を……小沢隆一 4 日本学術会議会員任命拒否事件の現段階……松宮孝明 5 ポスト真実の政治状況と人文知……芦名定道 1 はじめに 2 「ポスト真実」を掘り下げる 3 知恵思想から人文知へ 4 再度、日本学術会議問題へ 5 むすび――大学、ジャーナリズム、そして人文知 6 政治と学問、そして民主主義をめぐる対話……宇野重規 1 「反政府的」であるとは、どういうことか 2 「学問の起死回生」に向けて 関連年表 巻末資料 著者略歴 芦名定道(あしな さだみち) 1956年生まれ.京都大学名誉教授,関西学院大学教授.キリスト教思想.『近代日本とキリスト教思想の可能性――二つの地平が交わるところにて』(三恵社),『現代神学の冒険――新しい海図を求めて』(新教出版社)など 宇野重規(うの しげき) 1967年生まれ.東京大学社会科学研究所教授.政治思想史,政治哲学.『〈私〉時代のデモクラシー』(岩波新書),『自分で始めた人たち――社会を変える新しい民主主義』(大和書房)など 岡田正則(おかだ まさのり) 1957年生まれ.早稲田大学法学学術院教授.行政法.『国の不法行為責任と公権力の概念史――国家賠償制度史研究』(弘文堂),『判例から考える行政救済法第2版』(共編著,日本評論社)など 小沢隆一(おざわ りゅういち) 1959年生まれ.東京慈恵会医科大学教授.憲法学.『予算議決権の研究――フランス第三共和制における議会と財政』(弘文堂),『はじめて学ぶ日本国憲法』(大月書店)など 加藤陽子(かとう ようこ) 1960年生まれ.東京大学大学院人文社会系研究科教授.日本近代史.『満州事変から日中戦争へ――シリーズ日本近現代史⑤』(岩波新書),『この国のかたちを見つめ直す』(毎日新聞出版)など 松宮孝明(まつみや たかあき) 1958年生まれ.立命館大学大学院法務研究科教授.刑事法学.『刑法総論講義第5版補訂版』(成文堂),『先端刑法各論――現代刑法の理論と実務』(日本評論社)など (岩波書店HPより) 芦名 定道 著 , 宇野 重規 著 , 岡田 正則 著 , 小沢 隆一 著 , 加藤 陽子 著 , 松宮 孝明 著 発売日:2022年04月 ISBN:9784004319252 判型:新書判 ページ数:214頁
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帝国図書館―近代日本の「知」の物語
¥1,012
近代国家への道を歩み出した明治日本。国家の「知」を支えるべく政府によって帝国図書館が設立された。しかし、その道のりは多難であった。「東洋一」を目指すも、慢性的な予算不足で書庫も閲覧室も狭く、資料は溢れ、利用者は行列をなした。関東大震災では被災者の受け入れに奮闘。戦時には所蔵資料の疎開に苦しんだ。本書は、その前身の書籍館から一九四九年に国立国会図書館へ統合されるまでの八〇年の歴史を活写する。 (中央公論新社HPより) 長尾宗典 著 2023/4/20刊行 新書判・304ページ ISBN978-4-12-102749-8
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世紀の落球 「戦犯」と呼ばれた男たちのその後
¥880
北京五輪の野球日本代表となったG.G.佐藤。今も語り継がれる高校野球星稜・箕島戦の星稜一塁手加藤直樹。最終戦で敗れ、巨人のV9を阻止できなかった阪神の池田純一中堅手。彼らは、大事な試合で大きなミスを犯したとして、ファンやマスコミから非難を浴び、人生が暗転した。理不尽なバッシングとどう戦い、そして立ち直ったのか。「落球」の烙印を背負った男たちの「その後」を辿るスポーツノンフィクション。 (中央公論新社HPより) 澤宮 優 著 発売日:2020年08月07日 ISBN:ISBN9784121506979 判型:新書判 ページ数:192
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物語のあるところ ─月舟町ダイアローグ
¥836
小説の舞台「月舟町」に出かけていった著者が、登場人物たちと「登場人物の自由」や「物語の効用」等について語る一味違う物語論。 (筑摩書房HPより) 吉田 篤弘 著 発売日:2022年04月05日 ISBN:9784480684271 判型:新書判 ページ数:144
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これからの住まい
¥968
低成長、少子高齢化、単身世帯の増加、人生100年時代…。現在の住宅政策は社会の変化に十分に追いつけていないのではないか。戦後直後から今日まで、特に平成期の住宅事情と政策の変遷を読み解き、それが人口減少社会でさまざまな歪みを生じている現状を指摘。先進事例を紹介し、新しい時代に即した住まいのありようを展望する。 刊行日:2022/04/20 ISBN:9784004319245 新書 ・ 246頁
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世界史の考え方
¥1,276
近現代の日本史・世界史を総合し、近代化、大衆化、グローバル化の歴史像を考える高校の必修科目が始まる。シリーズ第一巻は中国史、イギリス史、アメリカ史、アフリカ史、中東史の歴史家とともに、近現代史の名著を題材に、歴史研究の最前線や歴史像の形成過程、概念に基づく比較、問いや対話による歴史総合の実践を示す。 刊行日:2022/03/18 ISBN:9784004319177 新書 ・ 378頁
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翻訳語成立事情
¥880
かつて,この国に「恋愛」はなかった.「色」や「恋」と区別される“高尚なる感情”を指してLoveの翻訳語がつくられたのは,ほんの一世紀前にすぎない.社会,個人,自然,権利,自由,彼・彼女などの基本語が,幕末―明治期の人びとのどのような知的格闘の中から生まれ,日本人のものの見方をどう導いてきたかを明らかにする. (岩波書店HPより) 柳父 章 著 刊行日:1982/04/20 ISBN:9784004201892 新書・ 222頁
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図書館の日本文化史
¥1,012
日本では古来さまざまな形で書籍が蓄積され、八世紀の芸亭以来、書籍の公共圏として図書館がつくられてきた。明治に導入された西洋式の図書館は、占領期にGHQの改革で日本の民主化のために万人に開かれた公共図書館のシステムへと再構築されようとしていた。その推進者キーニーの改革は挫折したが、誰もが知る権利を行使できる知の公共圏としての図書館が今こそ求められる。古代から現代まで日本文化を形成してきた図書館の歴史を繙き、これからの図書館のあり方を考える。 (筑摩書房HPより) 高山 正也 著 刊行日: 2022/09/06 ISBN:978-4-480-07508-6 新書判・304ページ
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京都思想逍遥
¥990
千二百年にわたる人々の記憶が集積した古都をそぞろ歩く。するとたちまち、源氏物語や古今和歌集に始まり、道元、世阿弥、頼山陽、鈴木大拙、三島由紀夫に至るまでのさまざまな言葉と交錯し、その“たましひ”と交響することになる。逍遥によってこそ、諸行無常の悲哀を追体験でき、権力者がつくりあげたものではない本当の歴史が理解できるのだ。東アジアの思想のみならず、古今東西の思想・文学を広く渉猟してきた著者ならではの、京都の「奥深きところ」をめぐる思想案内。 (筑摩書房HPより) 小倉 紀蔵 著 刊行日: 2019/02/05 ISBN:978-4-480-07208-5 新書判・304頁
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村の社会学
¥902
日本の村々は、長い歴史のなかで工夫に工夫を重ね、それぞれの風土に根ざした独自の生活パターンと人づきあいのあり方をかたちづくってきた。そのしくみや特徴をつぶさに観察してみると、村を閉鎖的で前近代的なものとみなすステレオタイプこそ、むしろ古びたものにみえてくる。コミュニティの危機が叫ばれる今日、その伝統を見つめなおすことは私たちに多くの示唆を与えてくれるのだ。日本の村に息づくさまざまな工夫をたどり、そのコミュニティの知恵を未来に活かす必読書。 (筑摩書房HPより) 鳥越 皓之 著 刊行日: 2023/02/07 ISBN:978-4-480-07536-9 新書・208頁
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この国の戦争
¥968
戦争を知り尽くした小説家と歴史家が、 日本近代の画期をなした言葉や史料を読み解き、 それぞれが必読と推す文芸作品や手記などにも触れつつ、徹底考察。 「わかりやすい物語」に抗して交わされ続ける対話。 「ポツダム宣言」「終戦の詔書」を読む解説コラムも収録。 (河出書房新社HPより) 奥泉 光 著/加藤 陽子 著 発売日:2022.06.21 ISBN:978-4-309-63150-9 新書 ・288ページ ● Cコード:0221
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帝国日本のプロパガンダ
¥924
日清戦争に始まり、アジア太平洋戦争の敗北で終わった帝国日本。日中開戦以降、戦いは泥沼化し、国力を総動員するため、政府・軍部・報道界は帝国の全面勝利をうたい、プロパガンダ(政治宣伝)を繰り広げた。宣伝戦はどのように先鋭化したか。なぜ国民は報道に熱狂し、戦争を支持し続けたのか。錦絵、風刺画、絵葉書、戦況写真、軍事映画など、戦争熱を喚起したビジュアル・メディアから、帝国日本のプロパガンダ史を描きだす。 (中央公論新社HPより) 貴志 俊彦 著 刊行日:2022/6/21 ISBN:978-4-12-102703-0 新書・232ページ
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ポピュリズムとは何か
¥902
イギリスのEU離脱、反イスラムなど排外主義の広がり、トランプ米大統領誕生……世界で猛威を振るうポピュリズム。「大衆迎合主義」とも訳され、民主主義の脅威と見られがちだ。だが、ラテンアメリカではエリート支配から人民を解放する原動力となり、ヨーロッパでは既成政党に改革を促す効果も指摘される。一方的に断罪すれば済むものではない。西欧から南北アメリカ、日本まで席巻する現状を分析し、その本質に迫る。 (中央公論新社HPより) 水島治郎 著 初版刊行日2016/12/20 新書・256ページ ISBN978-4-12-102410-7
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言語学の考え方
¥880
SOLD OUT
誰もが近道や楽な方法を探そうとするが、結局は地道な努力しかないと思い知らされる外国語学習。だが、それでもコツは存在する。本書は、そのヒントとなる言語学の基礎知識を紹介。「語学には才能が必要」「現地に留学しなければ上達しない」「検定試験の点数が大事」「日本人は巻き舌が下手」といった間違った「語学の常識」に振りまわされず、楽しく勉強を続けるには。外国語学習法としての言語学入門。 黒田龍之助 著 初版刊行日2016/2/25 新書・208ページ ISBN:978-4-12-102363-6
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教養主義の没落
¥858
一九七〇年前後まで、教養主義はキャンパスの規範文化であった。それは、そのまま社会人になったあとまで、常識としてゆきわたっていた。人格形成や社会改良のための読書による教養主義は、なぜ学生たちを魅了したのだろうか。本書は、大正時代の旧制高校を発祥地として、その後の半世紀間、日本の大学に君臨した教養主義と教養主義者の輝ける実態と、その後の没落過程に光を当てる試みである。 (中央公論新社HPより) 竹内洋 著 初版刊行日2003/7/25 新書判・272ページ ISBN978-4-12-101704-8