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【サイン本】かっぱまきください!!
¥1,540
【サイン本】この商品はサイン本です。 〈 書籍の内容 〉 今日はかっぱのさらたろうの誕生日! 人間にばれないように帽子とマントをして、回転寿司にやってきたかっぱぱとさらたろう。たくさんのかっぱ巻きに、うーん、おーいしーい!おなかいっぱい大満足だったけど…、さてさて結末はどうなったのかな? 〈 編集者からのおすすめ情報 〉 まつながもえさんは、絵本塾カレッジ創作絵本コンクール、ピンポイント絵本コンペ、MOE創作絵本グランプリ等で次々と大賞や入選を果たした気鋭の作家さん。まつながさんの描くキャラクターたちは、かわいくてとても魅力的ですが、同時にどこか懐かしさも感じられますね。今作はピンポイント絵本コンペ入選作を大幅に加筆修正してパワーアップした作品です。愛らしいかっぱ親子をぜひ応援してください。 (小学館HPより) 著者略歴 まつなが もえ(絵本作家) 1992年埼玉県生まれ、東京都在住。学習院大学文学部卒業。 ●コンペ受賞● 第3回絵本塾カレッジ創作絵本コンクール:大賞(2020) 第22回ピンポイント絵本コンペ:入選(2021) 第10回MOE創作絵本グランプリ:グランプリ(2021) ●絵本の出版● ・『はにわくん』(絵本塾出版・2021) ・『からっぽのにくまん』(白泉社・2022) ・『てんぷらぱちぱち』(講談社・2023) ・『かっぱまきください!!』(小学館・2023) ・『ふしぎな みけねこびん』(文/きむらゆういち 世界文化社・2024) ・『スナックこども』(文/令丈ヒロ子 理論社・2024) ・『こけしぞろぞろ』(講談社・2025) まつなが もえ 作 発売日:2023年07月 ISBN:9784097252320 判型:B5変 ページ数:32頁
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【サイン本】てんぷら ぱちぱち
¥1,540
【サイン本】この商品はサイン本です。 内容紹介 かぼちゃにレンコン、えび、まいたけ……個性豊かな具材たちが飛びこむ先は、パチパチはじけるあぶらのおなべ!? ジャンプ! ジャンプ! 大ジャ~ンプ! なぜかお風呂やプールに入りたくなる!? 「第10回MOE創作絵本グランプリ」「第3回創作絵本コンクール 大賞」受賞作家がおくる、じゅわっと笑える変身食べもの絵本。 (講談社HPより) 著者略歴 まつなが もえ(絵本作家) 1992年埼玉県生まれ、東京都在住。学習院大学文学部卒業。 ●コンペ受賞● 第3回絵本塾カレッジ創作絵本コンクール:大賞(2020) 第22回ピンポイント絵本コンペ:入選(2021) 第10回MOE創作絵本グランプリ:グランプリ(2021) ●絵本の出版● ・『はにわくん』(絵本塾出版・2021) ・『からっぽのにくまん』(白泉社・2022) ・『てんぷらぱちぱち』(講談社・2023) ・『かっぱまきください!!』(小学館・2023) ・『ふしぎな みけねこびん』(文/きむらゆういち 世界文化社・2024) ・『スナックこども』(文/令丈ヒロ子 理論社・2024) ・『こけしぞろぞろ』(講談社・2025) まつなが もえ 作 発売日:2023年04月 ISBN:9784065304792 ページ数:32頁
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【サイン本】からっぽのにくまん
¥1,320
【サイン本】この商品はサイン本です。 内容紹介 中身を詰め忘れられて、からっぽのままになってしまったにくまん。 中身を求めてピザ屋さん、和菓子屋さん、カレー屋さん…あちこちの店をめぐります。 おなかが減りすぎてしぼんでしまったにくまんが駆け込んだ先は…? 小さなにくまんの大きな冒険、第10回MOE創作絵本グランプリ受賞作。 (白泉社HPより) 著者略歴 まつなが もえ(絵本作家) 1992年埼玉県生まれ、東京都在住。学習院大学文学部卒業。 ●コンペ受賞● 第3回絵本塾カレッジ創作絵本コンクール:大賞(2020) 第22回ピンポイント絵本コンペ:入選(2021) 第10回MOE創作絵本グランプリ:グランプリ(2021) ●絵本の出版● ・『はにわくん』(絵本塾出版・2021) ・『からっぽのにくまん』(白泉社・2022) ・『てんぷらぱちぱち』(講談社・2023) ・『かっぱまきください!!』(小学館・2023) ・『ふしぎな みけねこびん』(文/きむらゆういち 世界文化社・2024) ・『スナックこども』(文/令丈ヒロ子 理論社・2024) ・『こけしぞろぞろ』(講談社・2025) まつなが もえ 作 発売日:2022年09月 ISBN:9784592763109
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【サイン本】はにわくん
¥1,540
【サイン本】この商品はサイン本です。 内容紹介 転校してきたはにわくんは、困ると石みたいに固まるし、ずっと手をあげているから授業で誰も発表ができない。 プールの時間も音楽の時間も、転校生のはにわくんに、ぼくの学校のみんなは驚かされることばかり…。 (絵本塾出版HPより) 著者略歴 まつなが もえ(絵本作家) 1992年埼玉県生まれ、東京都在住。学習院大学文学部卒業。 ●コンペ受賞● 第3回絵本塾カレッジ創作絵本コンクール:大賞(2020) 第22回ピンポイント絵本コンペ:入選(2021) 第10回MOE創作絵本グランプリ:グランプリ(2021) ●絵本の出版● ・『はにわくん』(絵本塾出版・2021) ・『からっぽのにくまん』(白泉社・2022) ・『てんぷらぱちぱち』(講談社・2023) ・『かっぱまきください!!』(小学館・2023) ・『ふしぎな みけねこびん』(文/きむらゆういち 世界文化社・2024) ・『スナックこども』(文/令丈ヒロ子 理論社・2024) ・『こけしぞろぞろ』(講談社・2025) まつなが もえ 作 発売日:2021年09月 ISBN:9784864841795 判型:B5変 ページ数:32頁
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絵本とは何か
¥2,750
この本の内容 絵本は、絵とテキストの融合によって生みだされる芸術の一ジャンル。半世紀にわたって新しい作品や作家と出会いつづけてきた著者が、数多くの作品を引きながら、古代から現在におよぶ絵本の歴史をたどり、表現のさまざまな技法と可能性について縦横無尽に語る。あらゆる世代の読む目を開かせ、刺激する、渾身の絵本論。 目次 第1章 絵本とは何か 1 絵本は子どもの本? 大人が楽しむ絵本 絵本が子どもの本といわれるようになったのはいつ? 2 絵本はどういう表現ジャンルか 絵入りの書籍比べ 絵本は総合芸術 第2章 絵本の表現 1 絵本の絵を読む 絵を読む 絵本の絵を読む 2 絵とテキストの関係 絵が先か、テキストが先か 絵とテキストによる表現の効果 3 画面展開の理論と技術 めくる構造 連続画面の表現技術と効果 異時同図と異空間同図 4 名作の分析 『わたしのワンピース』 『おやすみなさい おつきさま』 『よあけ』 『きょうはそらにまるいつき』 第3章 絵本の歴史 1 絵画と物語 洞窟壁画 絵画は物語を描く 絵画は物語を生み出す 文芸と一体化した絵画 カリカチュア(風刺画・寓意画) 2 絵本の源流――写本の時代 手書きの書籍の始まり ヨーロッパの写本 日本の絵巻物 3 絵本の萌芽――版本の時代 印刷の歴史とヨーロッパの挿絵本 江戸絵本 4 現代絵本の誕生と展開 アメリカの絵本黄金期 大正・昭和初期の絵雑誌 現代絵本の幕開け 子どものための物語からの解放 5 現代絵本の発展 評論と研究 表現スタイルの多様化と内容の深化 第4章 絵本の可能性 1 絵本は何を語れるか――テーマの広がり 思想・生き方 戦争と平和 東日本大震災・原発事故 人権・差別 老いと死 自然・地球環境 歴史 2 これからの絵本 電子書籍と紙文化としての絵本 新しい絵本のスタイル 絵本制作の課題 絵本の未来のために あとがき 引用・参考文献 本書で取り上げた主な絵本 著者略歴 松本 猛(まつもと・たけし) 1951年東京生まれ.美術・絵本評論家,作家,横浜美術大学客員教授,ちひろ美術館常任顧問,美術評論家連盟会員,日本ペンクラブ会員.1977年にいわさきちひろ絵本美術館(現・ちひろ美術館・東京),97年に安曇野ちひろ美術館を設立.同館館長,長野県信濃美術館・東山魁夷館(現・長野県立美術館)館長,絵本学会会長を歴任. 著書に『いわさきちひろ 子どもへの愛に生きて』(講談社),『ちひろ美術館の窓から』(かもがわ出版),『安曇野ちひろ美術館をつくったわけ』(新日本出版社),『「戦火のなかの子どもたち」物語』(岩崎書店),絵本に『白い馬』(絵・東山魁夷 講談社)『ふくしまからきた子』(絵・松本春野 岩崎書店)など多数. (岩波書店HPより) 松本 猛 著 発売日:2025年02月 ISBN:9784000223195 判型:A5判 製本:並製 ページ数:238頁
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ブック・ウォーズ
¥5,940
内容紹介 〈アンディ・ウィアーは自分の幸運に目を疑った。ずっと作家になりたかったのだ。9歳のとき……以来ずっと〉(本書より)。 ベストセラー小説『火星の人』の作者ウィアーに幸運をもたらしたのは、デジタル革命だ。彼は、ウェブサイトに作品をアップロードしたり、Kindle版を自ら出版したりしたことで多くの読者を得た。グーテンベルク以来、出版社という門番に認められない限り、原稿が本として広く読まれるチャンスはほとんどなかったが、今や、作品を読んでもらうために、出版社や実店舗書店を通す必要は必ずしもなくなっている。 社会学者にして、独立系出版社Polityの経営にも携わる著者は、デジタル革命が書籍サプライチェーンを破壊して創りかえた歴史を、膨大な統計資料、約180件の出版・テック業界関係者インタビューから論じる。 本の全ジャンルで印刷書籍が電子書籍に追い出されることはなかった。従来型書籍産業は、GoogleやAmazonといった巨人たちと「ブック・ウォーズ」を闘う羽目になった一方で、マーケティング新技術やクラウドファンディング型・サブスクリプション型出版モデルを手にしてもいる。オーディオブックという新形式も生まれた。さらに、小説をアップロードできるソーシャルメディアで、作者と読者が直接交歓して新たな作品が創られるようにもなっている。 本の未来を憂う、すべての書籍産業関係者、読者のための新たなる基本書。 目次 まえがき 序論 第1章 電子書籍のためらいがちな出足 電子書籍の起源と出現/電子書籍の売上パターンを細分化──水面下の状況を調べる/なぜばらつきがあるのか?/形態フォームと形式フォーマット/アメリカ以外の状況 第2章 本の再発明 デジタルショートの栄枯盛衰/大胆な試み/アプリケーションとしての電子書籍/本をアプリケーションとして再発明する/偽りの夜明け 第3章 既刊本をめぐる戦い 先制の一撃/名作をよみがえらせる/既刊本だけの電子書籍出版の限界 第4章 グーグルの乱 検索エンジン戦争/つきそうでつかない決着/スニペットの大きさ/グーグルブックスはどこへ向かうのか? 第5章 上り調子のアマゾン アマゾンの台頭/司法省が参戦/アシェットとの対立/市場のパワー/心休まらない休戦 第6章 可視性への闘い 実店舗世界の可視性/メディアを介した可視性の変貌/アルゴリズムの勝利/読者へリーチする/出版界のスイス/ディスカウントによる可視性/デジタル時代の可視性 第7章 自費出版の大爆発 バニティプレスから独立系出版へ/電子書籍時代の自費出版業/あなただけの美しい本/自費出版というフィールドに参入したアマゾン/出版サービスという連続体スペクトラム/隠れた大陸/独立系の電子書籍の出版数を推定する/パラレルな世界と複数の経路 第8章 本のクラウドファンディング クラウドファンディングの隆盛/直販型出版としてのクラウドファンディング/読者によるキュレーション/メインストリームの引力 第9章 ブックフリックス スクリブドの賭け/オイスターの栄枯盛衰/キンドルアンリミテッドがシーンに登場/本のエコシステムにおけるサブスクリプション 第10章 新たな声の文化オラリティ オーディオブックの発展/オーディブルの誕生/オーディオブックがルーティンに/オーディオブックのサプライチェーン/オーディオブックの制作/ページ上の演技/オーディオ・ビジュアル・コンテンツに埋もれる本 第11章 ソーシャルメディアでのストーリーテリング 物語のためのユーチューブを構築/無料で物語を共有する/物語からスタジオへ/物語から本へ 第12章 オールドメディアとニューメディア クリエイティブ業界のデジタルディスラプション/データパワー/コンテンツプロセスの育成、文化の植民地化/デジタル時代の出版/読者のことを本気で考える/デジタル時代の本 結論──流動する世界 付録1 米大手商業出版社の売上データ 付録2 調査手法についてのメモ 原注 索引 著訳者略歴 *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。 ジョン・B・トンプソン John B. Thompson 社会学者。ケンブリッジ大学名誉教授。アンソニー・ギデンズのもとで学び、邦訳のある『批判的解釈学──リクールとハーバマスの思想』(山本啓・小川英司訳、法政大学出版局、1992)や、Ideology and Modern Culture: Critical Social Theory in the Era of Mass Communication(1990)、Media and Modernity: A Social Theory of the Media(1995)、Political Scandal: Power and Visibility in the Media Age(2000)などの著作がある。Political Scandalではアマルフィ賞を受賞。Books in the Digital Age: The Transformation of Academic and Higher Education Publishing in Britain and the United States(2005)、Merchants of Culture: The Publishing Business in the Twenty-First Century(2010、2012)など、商業出版・学術出版のそれぞれを対象とした研究でも知られ、本書はその集大成。ギデンズと共に出版社Polityの経営に携わる。 久保美代子 くぼ・みよこ 翻訳家。大阪外国語大学卒業。おもな訳書に、ヤンシー・ストリックラー『2050年を生きる僕らのマニフェスト──「お金」からの解放』(早川書房、2023)、アリ・ラッタンシ『14歳から考えたい レイシズム』(すばる舎、2021)、カーラ・ヴァレンタイン『殺人は容易ではない──アガサ・クリスティーの法科学』(化学同人、2023)などがある。 (みすず書房HPより) 著者 ジョン・B・トンプソン 訳者 久保美代子 発売日:2025年01月 ISBN:9784622097495 判型:四六判 製本:上製 ページ数:704頁
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文章に生きる
¥3,740
この本の内容 ●エスノグラフィーと、クリエイティブ・ノンフィクションが出会う交差点 文章を書くことを通して、生きるという営みに対する共感が育ち、正確な言葉の選択によって認識が鍛えられていく。ロシアの作家チェーホフに学びながら、心を引き込む物語に整え、書き物としてのエスノグラフィーを作る技を身につける、実践的マニュアル。 目次 本書にようこそ―― 文章に生きる 1 ストーリーとセオリー 在庫確認 第一印象 シーン、要約、出来事 状況、物語、理論 エスノグラフィーの詩神としてのチェーホフ 2 場所 あなたが書いている場所 多義的な場所へ向かう道 場所の肌触り 他者の知覚 変貌した風景 ワイドアングルとクローズアップ 苦痛に満ちた場所 テクストたちが出会う場所 3 人 類型と個人 身体を持つ人 「もの」が語る人生 内的な伝記 人間ではない者たち 時を超える想像 4 声 声の響き キーワード、キーコンセプト 会話とパフォーマンスを書き起こす 引用と置き換え 間、ガードが堅い言葉、ベールに包まれた言葉 自分の声を育てる 5 自分 語ること 説明すること 呼び起こすこと 変容すること 枠組みを与えること つながること あとがき―― 生きるために書く 言葉とともに働くこと 執筆の過程 お世話になったみなさんへ 注 訳者あとがき 解説、ではなくて 著者について 読書案内と参考文献 索引 (新曜社HPより) キリン ナラヤン 著 波佐間 逸博 訳 梅屋 潔 解説 発売日:2025年01月 ISBN:9784788518650 判型:四六判 製本:並製 ページ数:288頁
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句集 ちきまり
¥1,100
俳句歴30年の前田紀代子さんの句に、 娘で写真家のこうのさちこさんによる 和歌山県内の風景作品を添えた句集。 B6サイズ、オールカラー102ページ。税込価格¥1100
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和歌山のトリセツ 地図で読み解く初耳秘話
¥1,980
シリーズ共通の構成を用いて、「絶景グラビア」+「地図で読み解く和歌山の大地」「和歌山を駆ける充実の交通網」「和歌山の歴史を深読み!」「和歌山で育まれた産業や文化」の4章立てとなる本書は、40近くの小テーマから、和歌山県の素顔に迫ります。地元の方々が親しみやすいご当地ネタはもちろん、全国的に有名な和歌山の<あれこれ>も収録している、読み応え充分の一冊です。 (昭文社HPより) 昭文社 旅行ガイドブック 編集部 編集 発売日:2021年12月17日 ISBN:9784398148452 判型:B5変型判 ページ数:112
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読書アンケート 2024
¥880
152名の方々に、新刊・既刊を問わず、2024年にお読みになった本のなかから、印象深かったものを挙げていただきました。 (みすず書房HPより) みすず書房 発売日:2025年02月 ISBN:9784622097594 判型:A5判 製本:並製 ページ数:192頁
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ナゾの終着駅
¥1,045
内容紹介 終点の先に見えた「この国のかたち」 「名前はよく聞くけど降りたことはない」そんな通勤路線の終着駅には何がある? 文春オンラインの誕生から続く人気鉄道・紀行連載で、250駅以上訪ねてきた著者の「いま絶対に読みたい30駅」。どの駅も小1時間ほど歩いていれば、それぞれの角度で「埋もれていた日本」が見えてくる——。 いつも乗っているその電車、終点まで行ったことはありますか? 定期代+数百円ではじまる、日常の半歩先の小旅行。いつもの駅を通り過ぎたら出発です。 ◆◆◆ 【登場駅例】 自衛隊が出動して焼き払った「新木場」 初代天皇の母は〝日本初のサーファー〟?「上総一ノ宮」 万博を支えた「千里中央」に佇む廃墟 「雲雀丘花屋敷」の知られざる駅統合〝運命のジャンケン決戦〟 のぞみに通過される駅「三河安城」は〝日本のデンマーク〟? きっぷ1枚でヨーロッパまでつながった100年前の「敦賀」 鉄道のない最大の町「鹿屋」に鉄道があった頃 戦火に揺れた小さな列車「那覇」のケービン…… 目次 はじめに 第1章 首都圏の「ナゾの終着駅」 ――大月 深夜、終点まで行ってしまったら…… ――橋本 リニアの来る駅には何がある? ――東葉勝田台 駅名に〝台〟がつく理由は団地だから? ――新木場 夢の島には何がある? ――拝島 アメリカ軍の背後、徳川家のカゲ ――上総一ノ宮 房総の果ての〝波乗〟の聖地 ――籠原 日本のいちばんあつい町 ――土浦 〝つくばの時代〟の前には何がある? 第2章 関西圏の「ナゾの終着駅」 ――千里中央 50年後のニュータウン ――中津 〝厄介な〟終着駅&激狭ホーム ――雲雀丘花屋敷 駅統合〝運命のジャンケン決戦〟 ――桜島 USJの〝もう一駅先〟に何がある? ――日根野 5カ国語の看板が待ち受ける関西人〝恐怖の駅〟 ――野洲 琵琶湖のほとりで始まる〝ナゾの実験〟 ――亀山 〝世界の亀山モデル〟、覚えていますか? コラム 東海道新幹線のぞみに「定刻通りに通過される駅」 ――三河安城駅 愛知の片隅にあった〝日本のデンマーク〟 ――岐阜羽島 新幹線〝しか〟停まらない駅 第3章 あったかいところの「ナゾの終着駅」 ――糸崎 「セブンイレブン、いいなあ…」 ――高知 日本の夜明けはナゼ見えた? ――姪浜 コンパクトタウンの〝高円寺や阿佐ヶ谷みたいな町〟 第4章 さむいところの「ナゾの終着駅」 ――稚内 〝最果てのターミナル〟には何がある? ――青森 〝新〟のつかない「ナゾの県庁所在地の駅」 ――盛 被災終着駅の〝ホーム〟に停車するもの ――敦賀 きっぷ1枚でヨーロッパまで行けた時代 コラム 「かつての終着駅があった町」には何がある? ――福良 淡路島を飲み込んだ〝クルマの時代〟 ――鹿屋 鉄道で行くことができない最大の町の〝線路ありし日〟 ――那覇 〝鉄道のない県〟前夜に何がある? おわりに (文藝春秋HPより) 鼠入昌史 著 発売日:2025年03月 ISBN:9784166614882 判型:新書 ページ数:256頁
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【特別カバー】現代民俗学入門
¥1,980
SNSで大反響!『現代民俗学入門』に【特別カバー】が登場! 内容紹介 身近な現象から、民俗学の面白さに迫る! なぜトイレにはスリッパがあるの? 火葬場で箸わたしをするのはどうして? そのヒントは、民俗学にありました。民俗学の知識を使って、ネット上の美談からLGBTQIA+まで、現在の世の中の各所に潜むいろいろな疑問や話題を取り上げ、豊富な図解とともにわかりやすく解説します。民俗学は現代社会でも使える、生きた学問だった! 目次 民俗学への招待 執筆者一覧 【1章 日常のなぜ】 地鎮祭は何のためにするのか? 玄関の段差とトイレのスリッパ なぜ敷居を踏んではいけないのか? 掃除をしないとどうなるか? 風水、気にすべきか? 我が家の伝統 どこまでがシンセキなのか? 先祖の話 犬小屋の歴史・ネコの社会 なぜ一緒に食べるのか? どうして「いただきます」というのか おかわりするときにご飯粒を残すのはなぜか 職場方言 一本締めと三本締め ハンコとサイン 商売人だけが知っている 社員旅行と忘年会 お土産にやどる聖なる力 買い物は「替えごと」 市場とママチャリ 月賦販売と生命保険 福引きと福袋 化粧と仮面 イレズミはタブーなのか? アクセサリーの来歴 コラム01 柳田國男と折口信夫 【2章 四季のなぜ】 そもそも春はいつからか? 大晦日に「おせち」を食べてもいいのか? お年玉、ルーツは神からもらう「魂」だった 初夢は、どうして「二日」に見るのか? お雑煮はいつまで食べるものなのか? 土用に「うなぎ」を食べるのはなぜか どうして祇園祭の「ちまき」は食べられないのか お中元、お歳暮は何のために贈るのか? アート化するお盆の精霊馬 お月見どろぼうはハロウィンか? 神様たちはどうして出雲へ行くのか 運動会の綱引きはどこから来たのか なぜ「勤労感謝」は十一月なのか? どうして冬至に柚子湯に入るのか? クリスマス・イブは「前夜祭」なのか コラム02 フィールドワークはどのようにするのか 【3章 人生のなぜ】 産湯と若水 胞衣の行方 名付けの方法 人はいつ「年をとる」のか? 「とおりゃんせ」はなぜ「七つのお祝い」なのか? 成人式はなぜ荒れるのか? 通過儀礼としてのシューカツ ラップと歌垣 結納はなんのためにするのか? 結婚式はポトラッチなのか? LGBTQIA+の民俗学 なぜ還暦には赤いものを着けるのか? 隠居とは何か? 「古老」はほんとうに「物知り」なのか 介護民俗学の登場 お葬式 火葬場で「箸渡し」をするのはなぜか? 遺骨のゆくえ コラム03 日本の民俗学――ブックガイド 【4章 都市伝説のなぜ】 なぜ都市伝説は語られるのか? タクシーに出る幽霊 口裂け女のいた時代 ネット怪談とネット美談 「実話」とネットロア 地名と伝説の深い関係 神社の由緒の読み取り方 昔話は何種類くらいあるのか? ミームは現代の「民間伝承」 民俗学を知るための基礎用語 著者紹介 [編]島村 恭則(シマムラ タカノリ) 関西学院大学社会学部長、教授。世界民俗学研究センター長。博士(文学)。専門は、現代民俗学、民俗学理論。1967年東京生まれ。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科単位取得退学。著書に『みんなの民俗学』(平凡社)、『民俗学を生きる』(晃洋書房)、『〈生きる方法〉の民俗誌』(関西学院大学出版会)、『日本より怖い韓国の怪談』(河出書房新社)などがある。 ※著者紹介は書籍刊行時のものです。 (創元社HPより) 島村 恭則 編 発売日:2024年03月 ISBN:9784422230450 判型:A5判 製本:並製 ページ数:152頁
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世界 2024年1月号~12月号セット
¥11,495
岩波 世界の12冊セットです。 2024年の振り返りにいかがでしょうか。
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監獄の誕生〈新装版〉
¥5,500
現代の管理社会の源流となった監獄。その監視と処罰と矯正のシステムに迫る! 肉体に苦痛を与える刑から魂を罰する刑へ――監獄はどのような歴史的社会的な背景のもとで成立したのか。監獄という制度から生まれた人々を監視し管理する技術とは何か。そうした技術はなぜ学校や軍隊、工場にも及んでいくのか。国家権力の集中機構としての監獄を独得の考古学的手法を駆使して捉え、その本質と特徴を解明する。 目次 第一部 身体刑 第一章 受刑者の身体 第二章 身体刑の華々しさ 第二部 処罰 第一章 一般化される処罰 第二章 刑罰のおだやかさ 第三部 規律・訓練 第一章 従順な身体 第二章 良き訓育の手段 第三章 一望監視方式 第四部 監獄 第一章 「完全で厳格な制度」 第二章 違法行為と非行性 第三章 監禁的なるもの * 『監獄の誕生』について 固有名詞索引 書評 「感染」と「規律」 慎改康之 都市は封鎖され、外部との交通が完全に遮断される。個々人は自宅にとどまるよう命じられ、街路には違反者を厳重に取り締まるべく警備の目が光る。生者、病者、死者が判別され、記録されて、中央にその情報が集められる――ペストに対して定められた十七世紀末の措置をこのように提示しつつ、ミシェル・フーコーは次のように述べる。ここに見いだされるのは、「規律」が完璧なやり方で機能する社会をめぐる政治的な夢なのだ、と。 「規律」とは、1975年の『監獄の誕生』においてフーコーが、すべての人々を一様に管理し監視しつつ「従順かつ有用な」個人をつくり出そうとするものとして特徴づける権力形態のことである。フーコーによれば、十七世紀から十八世紀にかけての西洋におけるこの権力形態の発達こそが、身体刑から監獄へという処罰形式の根本的変化をもたらしたのだという。すなわち、自らの圧倒的な支配力を見せつけることで機能する「君主権的権力」から、一人ひとりを絶えず注意深い視線のもとに置こうとする「規律権力」への移行によってこそ、公衆の面前で身体に過剰なまでの苦痛を与える刑罰から、塀のなかに閉じ込めて矯正を試みる刑罰への変容が起こったのだ、と。十八世紀末の監獄の誕生は、「規律社会」の形成によって可能になったのだということ。監獄とは、学校や兵舎などと同様、人間の「規律化」のための場所であるということだ。 そしてそのようなものとしての「規律権力」が、どうしてペストへの措置のなかに自らの夢ないし理想を見いだすのかということも、容易に理解されるだろう。個々人が一つの場所に固定され、わずかの動きさえもが管理され、あらゆる出来事が記録され、何もかもが恒常的に検査されるという、こうしたすべてが、「規律装置」の見事なモデルを構成しているのだ。そしてそのような装置の背後に読み取られるものとしてフーコーが挙げているのが、「感染」への恐れである。病の感染への、さらには違反や反抗などといった「無秩序」の感染への恐れ。そうした恐れを糧としてこそ、「規律」が肥大するのだ。 もちろん、十七世紀末の措置に関する『監獄の誕生』の記述に、我々が生きる現在の困難な状況を安易に重ね合わせてはなるまい。それに、1976年の『性の歴史』第一巻『知への意志』においてフーコーは、もう一つ別の権力形態を新たに標定し、その輪郭を粗描することになる。「規律権力」にやや遅れて登場したとされるその権力は、個々の人間ではなく、生物学的集合体としてとらえられた人間を標的とするものであるという。すなわちそれは、個々人の行動の細部にまで介入しようとする代わりに、一つの生きた集合に生じうるさまざまな偶発的出来事に均衡や安定をもたらすべく介入し、一人ひとりに対してはむしろ一定の「自由」を保証しようとする権力なのだ、と。そしてフーコーは、それぞれのやり方で人間の「生」に積極的にはたらきかけようとするそれら二つの権力が、多くの場合、互いに連動して作用するものであることを強調するのである。 しかし、現在のこのまさしく例外的な状況において我々が目の当たりにしているのは、全体的なリスクやコストの「調整」と、個別的な「規律」とのあいだの、大きな葛藤であるように思われる。そして「感染」が拡大し、恐怖が増大すればするほど、「規律」への傾向がますます強まっていくように思われるのだ。しかもそうした傾向は、少なくとも我々が生きるこの社会においては、統治する側よりもむしろ統治される側において顕著であるようにすら見える。より厳重な管理が、より強力な封じ込めが望まれる。「秩序」を乱す者は狩り立てられ、激しく糾弾されて、個人の特定さえもが企てられる。権力は、権力を「持たない」とされる人々を拠り所として機能するという、やはり『監獄の誕生』の主要テーゼの一つをなすこの言明をなぞるかのように、「監視と処罰」への希求が、いわば下から溢れ出しているのだ。 「権力の中心的問題とは、「自発的隷従」の問題ではない」とフーコーは別の場所で語っていた。実際、我々が現在直面しているのはおそらく、隷属への欲望よりも少々複雑な何かであろう。そしてその何かを思考するために、『監獄の誕生』は、権力をめぐる詳細な歴史的分析を展開したフーコー唯一の著作として、今なお有効な「道具」を我々に提供してくれるように思われるのだ。 (しんかい・やすゆき フランス思想) 波 2020年5月号より 単行本刊行時掲載 著者プロフィール ミシェル・フーコー Foucault,Michel (1926-1984)20世紀のフランスを代表する哲学者。1960年代からその突然の死にいたるまで、実存主義後の現代思想を領導しつづけた。主な著書に『狂気の歴史』『言葉と物』『監獄の誕生』『性の歴史』(以上、新潮社刊)『ミシェル・フーコー思考集成』全10巻(筑摩書房刊)など。 田村俶 タムラ・ハジメ 奈良女子大学元学長。著書に『フーコーの世界』。訳書にフーコー『監獄の誕生』『狂気の歴史』『自己のテクノロジー』など。 (新潮社HPより) ミシェル・フーコー/著 、田村俶/訳 発売日:2020年04月 ISBN:9784105067090 判型:四六判変型 製本:上製 ページ数:424頁
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読書アンケート 2023 識者が選んだ、この一年の本
¥880
139名の方々に、新刊・既刊を問わず、2023年にお読みになった本のなかから、印象深かったものを挙げていただきました。 月刊雑誌『みすず』新年の号に恒例の特集として掲載してまいりました「読書アンケート」は、『みすず』休刊にともない、本年から書籍として刊行いたします みすず書房 編 発売日:2024年02月 ISBN:9784622096894 判型:A5判 ページ数:176
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定本 古本泣き笑い日記
¥2,970
青弓社版「古本泣き笑い日記」刊行から10年を経て、記事、書影とも大幅に増補した決定版。古本者必読の一冊! [目次](初出一覧) 1 青空古本まつり、臨川書店で割り込む――「sumus」2号(2000年1月20日) 2 土門拳→吉田一穂→蟹江敬三――「sumus」4号(2000年9月20日) 3 上林暁まとめ買い、古本道の腕あげる――「sumus」5号(2001年1月30日) 4 ブックオフで三十二冊、その勢いで岡山・万歩書店へ――「sumus」6号(2001年5月31日) 5 和田誠の詩を発見――「sumus」8号(2002年1月30日) 6 オークションで『風の系譜』、『南窗集』入手――「sumus」9号(2002年5月31日) 7 古本の買いすぎで……――「sumus」10号(2002年9月30日) 8 泣き笑い日記、東京進出か!――書下ろし *以上8篇は『古本泣き笑い日記』(青弓舎、2002年9月22日)に収録 9 『古本泣き笑い日記』の完成、小野松二『十年』入手――「sumus」11号(2003年1月31日) 10 四天王寺べんてんさんで中公文庫を探す――「sumus」別冊まるごと一冊中公文庫(2003年6月10日) 11 『関西赤貧古本道』の発売、すぐに買い支える私――「sumus」12号(2004年5月20日) 12 やっと見つけた坂口安吾『爐邊夜話集』に落書きが……――「sumus」ウェブサイト「e-古本泣き笑い日記」(2004年秋) 13 「Lマガジン」にコラム「天声善語」を連載――「sumus」ウェブサイト「e-古本泣き笑い日記」(2004年冬) 14 「mixi」に日記を書いてみる――「mixi」日記(2006年11月25日―2007年2月28日) [著者] 山本善行(やまもと・よしゆき) 1956年、大阪生まれ。関西大学文学部卒業。古書店「古書善行堂」店主。書物雑誌「sumus」代表。著書に『古本泣き笑い日記』(青弓社、2002年)、『関西赤貧古本道』(新潮社、2004年)、『古本のことしか頭になかった』(大散歩通信社、2010年)、岡崎武志との共著に『新・文學入門』(工作舎、2008年)、撰者として、上林暁傑作小説集『星を撒いた街』(夏葉社、2011年)と上林暁傑作随筆集『故郷の本箱』(夏葉社、2012年)の出版に係る。 [用紙/刷色] ジャケット パミス 白 四六判Y目 120kg 4° 表紙 GAえんぶ 焦茶 四六判Y目 100kg 背文字エンボス加工 見返 GAえんぶ 焦茶 四六判Y 目130kg 別丁扉 パミス 白 四六判Y 目100kg DIC537/1° 本文 淡クリーム琥珀 四六判Y目46.5kg K/1° ヘドバン A49 スピン A22 (みずのわ出版HPより) 山本善行 著 発売日:2012年12月 ISBN:9784864260169 判型:四六変型判 製本:糸篝上製 ページ数:395頁 装幀:林哲夫
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本をつくる 書体設計、活版印刷、手製本――職人が手でつくる谷川俊太郎詩集
¥2,035
内容紹介 「詩人・谷川俊太郎の詩のために新しく活字を作るとしたら?」1つのお題の元、書体設計士、活版印刷職人、手製本職人が集まり、やがて一冊の本が出来上がった。その過程を追った記録の書。 著者略歴 鳥海 修 (トリノウミ オサム) 書体設計士。多摩美術大学卒業後、写研を経て字游工房を共同で設立。ベーシック書体を中心に百以上の文字を設計。2002年第1回佐藤敬之輔賞、2005年グッドデザイン賞受賞ほか。著書に『文字を作る仕事』。 高岡 昌生 (タカオカ マサオ) 嘉瑞工房代表取締役。金属活字を用いた活版印刷により主に端物印刷物を制作。英国王立芸術協会フェロー、モノタイプ社アドバイザー。2004年第3回佐藤敬之輔賞受賞。著書に『欧文組版 組版の基礎とマナー』等。 美篶堂 (ミスズドウ) 長野・美篶に製本工場を、東京・飯田橋の「本づくりハウス」 内にショップを営む手製本の会社。高い製本技術を駆使した美しい本を生みだしながら本づくり協会・本づくり学校の運営、ワークショップ等にも力を注ぐ。 永岡 綾 (ナガオカ アヤ) 編集者・ライター。雑誌・書籍の編集部を経てフリーランスに。デザイン専門誌などを手掛ける。本づくり協会・会報誌の編集を担当。イギリスで手製本を学び製本家としても活動中。著書に『週末でつくる紙文具』など。 本づくり協会 (ホンヅクリキョウカイ) 本づくりの「文化の継承」「技術の継承と記録」「人材の育成」を目的に2014年12月発足。本づくり学校の運営サポートをはじめ、イベント・ワークショップの実施、会報誌の発行など幅広く活動している。 (河出書房新社HPより) 鳥海 修 著 高岡 昌生 著 美篶堂 著 永岡 綾 取材・文 本づくり協会 企画・監修 発売日:2019年02月 ISBN:9784309256276 判型:A5判 製本:並製 ページ数:226頁
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100分de名著 フロイト『夢判断』 2024年4月
¥700
内容紹介 夢の中へ、自分の知らない自分を探しに 人は誰しも、自分では認識していない「心の秘密」を持っており、そのありか=「無意識」にたどり着き、心の秘密を取り戻すことで、心の病を治療することができる。そして、無意識を明らかにするための重要な素材が「夢」である――フロイトはこう考え、「無意識」という新たな心の領域を発見・探求し、人類の知の枠組みを一変させた。その理論を、夢の分析の豊富な事例をもとに築き上げたのが『夢判断』だ。「エディプス・コンプレックス」など性に関わる問題を扱っていたこともあり、誤読・誤解されることも多い本書を改めて丁寧にひもとき、夢や無意識をめぐるフロイトの理論・思想の本質、そして現代にも通じるその革新性を読みとく。 講師情報 立木 康介 講師 京都大学教授。1968年、神奈川県生まれ。京都大学文学部哲学科卒業。パリ第8大学精神分析学科博士課程修了。専門は精神分析。京都大学大学院人間・環境学研究科助手、同大学人文科学研究所准教授を経て現職。主な著書に『精神分析と現実界――フロイト/ラカンの根本問題』(人文書院)、『精神分析の名著 フロイトから土居健郎まで』(編著、中公新書)、『露出せよ、と現代文明は言う――「心の闇」の喪失と精神分析』(河出書房新社)など。 (NHK出版HPより) 立木 康介 講師 発売日:2024年03月 ISBN:9784142231621 判型:A5判 製本:並製 ページ数:116頁
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100分de名著 「シャーロック・ホームズ スペシャル」 2023年9月
¥600
内容紹介 世界一の名探偵は、いかに生まれたのか? 英国の作家コナン・ドイルが生み出した一人の探偵は、世界中にフォロワーを生み出す「最強」の探偵となった。「緋色の研究」「グロリア・スコット号」「赤毛組合」「ボヘミアの醜聞」など数々のホームズ作品を通して、人間性の闇と光を考えるとともに、探偵小説がもつ文学的な意味を探究する。 講師情報 廣野 由美子 講師 英文学者、京都大学教授。1958年生まれ。専門はイギリス文学。京都大学文学部卒業後、神戸大学大学院文学研究科修士課程修了、同文化学研究科博士課程単位取得退学。主な著書に『批評理論入門――「フランケンシュタイン」解剖講義』『小説読解入門――「ミドルマーチ」教養講義』(いずれも中公新書)、『深読みジェイン・オースティン』(NHKブックス)など。 (NHK出版HPより) 廣野 由美子 講師 発売日:2023年08月 ISBN:9784142231553 判型:A5判 製本:並製 ページ数:116頁
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100分de名著 ブルデュー『ディスタンクシオン』 2020年12月
¥576
内容紹介 趣味と階層はなぜ結びつくのか? 「文化資本」や「ハビトゥス」といった概念を用いて、社会の仕組みを徹底的に解剖してみせたブルデューの主著。なぜ音楽の好みは人によって異なるのか? 話し方や立ち振る舞いの「くせ」はどこから生まれるのか? 精緻な理論と調査に基づく知の金字塔を、気鋭の社会学者が平易に解説する。 講師情報 岸 政彦 講師 社会学者、立命館大学大学院教授。1967年生まれ。社会学者。専門は沖縄、生活史、社会調査方法論。著書に『同化と他者化――戦後沖縄の本土就職者たち』(ナカニシヤ出版)、『街の人生』(勁草書房)、『断片的なものの社会学』(朝日出版社)、『はじめての沖縄』(新曜社よりみちパン!セ)、『マンゴーと手榴弾――生活史の理論』(勁草書房)など。近年は小説の執筆にも取り組んでおり、「ビニール傘」が芥川賞・三島賞候補、「図書室」が三島賞候補となった。 (NHK出版HPより) 岸 政彦 講師 発売日:2020年11月 ISBN:9784142231201 判型:A5判 製本:並製 ページ数:116頁
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100分de名著 アリストテレス『ニコマコス倫理学』 2023年10月
¥600
内容紹介 「究極の幸福」はどこにある? 「人はいかに生きるべきか」を徹底的に考え抜き、2000年以上も生き残った古典中の古典。人生の目的はなんだろうか? 幸福はいかに獲得しうるのか? 正義とは、勇気とは、友愛とは? 古代ギリシア最高の知性による思索を、平明かつ本格的に、丹念かつ大胆に解きほぐす。 【2022年5月に放送された番組のアンコール放送】 講師情報 山本 芳久 講師 1973年、神奈川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は哲学・倫理学(西洋中世哲学・イスラーム哲学)、キリスト教学。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。千葉大学文学部准教授、アメリカ・カトリック大学客員研究員などを経て、現職。主な著書に『トマス・アクィナス――理性と神秘』(岩波新書、サントリー学芸賞)、『世界は善に満ちている――トマス・アクィナス哲学講義』(新潮選書)、『キリスト教の核心をよむ』(NHK出版)、『危機の神学――「無関心というパンデミック」を超えて』(若松英輔氏との共著、文春新書)など。 (NHK出版HPより) 山本 芳久 講師 発売日:2023年09月 ISBN:9784142231560 判型:A5判 製本:並製 ページ数:116頁
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100分de名著 トーマス・マン『魔の山』 2024年5月
¥700
内容紹介 「世界最高峰の大作」登頂に挑む 20世紀ドイツ文学の最高傑作『魔の山』。作家トーマス・マンをノーベル文学賞に導いたとも言われる本作には、「生と死」「啓蒙とエロス」「秩序と混沌」「合理と非合理」がうずまく現実を前に、無垢な青年ハンス・カストロプが葛藤する姿が描かれている。「魔の山」とはいったい何を象徴しているのか。価値観が混沌とする世界で、人はどのように生きていけばいいのか。長大かつ難解な書として有名な世界文学を、余すところなく読み解く! 講師情報 小黒 康正 講師 1964年生まれ。博士(文学)。九州大学大学院人文科学研究院教授。トーマス・マンをはじめ、ドイツ文学研究の第一人者。著書に『黙示録を夢見るとき トーマス・マンとアレゴリー』(鳥影社)、『水の女 トポスへの船路』(九州大学出版会)、『対訳ドイツ語で読む「魔の山」』(白水社)、訳書にヘルタ・ミュラー『心獣』『呼び出し』(三修社)、クリストフ・マルティン・ヴィーラント『王子ビリビンカー物語』、フケー『皇帝ユリアヌスと騎士たちの物語』(同学社)など。 (NHK出版HPより) 小黒 康正 講師 発売日:2024年04月 ISBN:9784142231638 判型:A5判 製本:並製 ページ数:116頁
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100分de名著 ジーン・シャープ 『独裁体制から民主主義へ』 2024年1月
¥600
内容紹介 世界中で読まれる「抵抗運動の教科書」(2023年1月のアンコール放送) 旧ソ連国家の独立運動、ミャンマーの民主化運動、そして「アラブの春」から香港雨傘運動まで――。巨大な権力と戦う人々の傍らには、常に一冊の本があった。「非暴力闘争」による権力打倒のために書かれた本書は、必ずしも道徳的にも宗教的にも優れていない、「普通の人々」が実践できる抵抗運動を指南する。戦略なき平和論から脱却し、民主主義や自由の真価を問い直すために必読の書! ※2023年1月のアンコール放送。同番組テキストがご利用いただけます。 講師情報 中見 真理 講師 清泉女子大学名誉教授。1949年、東京都生まれ。専門は国際関係思想史。一橋大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。主な著書に『柳宗悦――時代と思想』(東京大学出版会)、『柳宗悦――「複合の美」の思想』(岩波新書)など。 (NHK出版HPより) 中見 真理 講師 発売日:2023年12月 ISBN:9784142231591 判型:A5判 製本:並製 ページ数:116頁
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100分de名著 林芙美子『放浪記』 2023年7月
¥600
内容紹介 私は宿命的に放浪者である――。 飢えに苦しみながらもあっけらかんとした明るさを失わず、絶望が心を塞いでも世の中に啖呵をきる。林芙美子の自伝的小説『放浪記』には、舞台化により広まったイメージとはまったく異なる魅力が詰まっている。激動の昭和初期を生き抜く女性の姿に、新たな光を当てて読み直す。 講師情報 柚木 麻子 講師 作家。1981年、東京都生まれ。2008年「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞を受賞し、2010年に同作を含む『終点のあの子』でデビュー。 2015年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞を受賞。ほかの作品に『ランチのアッコちゃん』『伊藤くんA to E』『BUTTER』『らんたん』『ついでにジェントルメン』『オール・ノット』、エッセイ『とりあえずお湯わかせ』などがある。 (NHK出版HPより) 柚木 麻子 講師 発売日:2023年06月 ISBN:9784142231539 判型:A5判 製本:並製 ページ数:116頁