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和歌山のトリセツ 地図で読み解く初耳秘話
¥1,980
シリーズ共通の構成を用いて、「絶景グラビア」+「地図で読み解く和歌山の大地」「和歌山を駆ける充実の交通網」「和歌山の歴史を深読み!」「和歌山で育まれた産業や文化」の4章立てとなる本書は、40近くの小テーマから、和歌山県の素顔に迫ります。地元の方々が親しみやすいご当地ネタはもちろん、全国的に有名な和歌山の<あれこれ>も収録している、読み応え充分の一冊です。 (昭文社HPより) 昭文社 旅行ガイドブック 編集部 編集 発売日:2021年12月17日 ISBN:9784398148452 判型:B5変型判 ページ数:112
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句集 ちきまり
¥1,100
俳句歴30年の前田紀代子さんの句に、 娘で写真家のこうのさちこさんによる 和歌山県内の風景作品を添えた句集。 B6サイズ、オールカラー102ページ。税込価格¥1100
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【特別カバー】現代民俗学入門
¥1,980
SNSで大反響!『現代民俗学入門』に【特別カバー】が登場! 内容紹介 身近な現象から、民俗学の面白さに迫る! なぜトイレにはスリッパがあるの? 火葬場で箸わたしをするのはどうして? そのヒントは、民俗学にありました。民俗学の知識を使って、ネット上の美談からLGBTQIA+まで、現在の世の中の各所に潜むいろいろな疑問や話題を取り上げ、豊富な図解とともにわかりやすく解説します。民俗学は現代社会でも使える、生きた学問だった! 目次 民俗学への招待 執筆者一覧 【1章 日常のなぜ】 地鎮祭は何のためにするのか? 玄関の段差とトイレのスリッパ なぜ敷居を踏んではいけないのか? 掃除をしないとどうなるか? 風水、気にすべきか? 我が家の伝統 どこまでがシンセキなのか? 先祖の話 犬小屋の歴史・ネコの社会 なぜ一緒に食べるのか? どうして「いただきます」というのか おかわりするときにご飯粒を残すのはなぜか 職場方言 一本締めと三本締め ハンコとサイン 商売人だけが知っている 社員旅行と忘年会 お土産にやどる聖なる力 買い物は「替えごと」 市場とママチャリ 月賦販売と生命保険 福引きと福袋 化粧と仮面 イレズミはタブーなのか? アクセサリーの来歴 コラム01 柳田國男と折口信夫 【2章 四季のなぜ】 そもそも春はいつからか? 大晦日に「おせち」を食べてもいいのか? お年玉、ルーツは神からもらう「魂」だった 初夢は、どうして「二日」に見るのか? お雑煮はいつまで食べるものなのか? 土用に「うなぎ」を食べるのはなぜか どうして祇園祭の「ちまき」は食べられないのか お中元、お歳暮は何のために贈るのか? アート化するお盆の精霊馬 お月見どろぼうはハロウィンか? 神様たちはどうして出雲へ行くのか 運動会の綱引きはどこから来たのか なぜ「勤労感謝」は十一月なのか? どうして冬至に柚子湯に入るのか? クリスマス・イブは「前夜祭」なのか コラム02 フィールドワークはどのようにするのか 【3章 人生のなぜ】 産湯と若水 胞衣の行方 名付けの方法 人はいつ「年をとる」のか? 「とおりゃんせ」はなぜ「七つのお祝い」なのか? 成人式はなぜ荒れるのか? 通過儀礼としてのシューカツ ラップと歌垣 結納はなんのためにするのか? 結婚式はポトラッチなのか? LGBTQIA+の民俗学 なぜ還暦には赤いものを着けるのか? 隠居とは何か? 「古老」はほんとうに「物知り」なのか 介護民俗学の登場 お葬式 火葬場で「箸渡し」をするのはなぜか? 遺骨のゆくえ コラム03 日本の民俗学――ブックガイド 【4章 都市伝説のなぜ】 なぜ都市伝説は語られるのか? タクシーに出る幽霊 口裂け女のいた時代 ネット怪談とネット美談 「実話」とネットロア 地名と伝説の深い関係 神社の由緒の読み取り方 昔話は何種類くらいあるのか? ミームは現代の「民間伝承」 民俗学を知るための基礎用語 著者紹介 [編]島村 恭則(シマムラ タカノリ) 関西学院大学社会学部長、教授。世界民俗学研究センター長。博士(文学)。専門は、現代民俗学、民俗学理論。1967年東京生まれ。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科単位取得退学。著書に『みんなの民俗学』(平凡社)、『民俗学を生きる』(晃洋書房)、『〈生きる方法〉の民俗誌』(関西学院大学出版会)、『日本より怖い韓国の怪談』(河出書房新社)などがある。 ※著者紹介は書籍刊行時のものです。 (創元社HPより) 島村 恭則 編 発売日:2024年03月 ISBN:9784422230450 判型:A5判 製本:並製 ページ数:152頁
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監獄の誕生〈新装版〉
¥5,500
現代の管理社会の源流となった監獄。その監視と処罰と矯正のシステムに迫る! 肉体に苦痛を与える刑から魂を罰する刑へ――監獄はどのような歴史的社会的な背景のもとで成立したのか。監獄という制度から生まれた人々を監視し管理する技術とは何か。そうした技術はなぜ学校や軍隊、工場にも及んでいくのか。国家権力の集中機構としての監獄を独得の考古学的手法を駆使して捉え、その本質と特徴を解明する。 目次 第一部 身体刑 第一章 受刑者の身体 第二章 身体刑の華々しさ 第二部 処罰 第一章 一般化される処罰 第二章 刑罰のおだやかさ 第三部 規律・訓練 第一章 従順な身体 第二章 良き訓育の手段 第三章 一望監視方式 第四部 監獄 第一章 「完全で厳格な制度」 第二章 違法行為と非行性 第三章 監禁的なるもの * 『監獄の誕生』について 固有名詞索引 書評 「感染」と「規律」 慎改康之 都市は封鎖され、外部との交通が完全に遮断される。個々人は自宅にとどまるよう命じられ、街路には違反者を厳重に取り締まるべく警備の目が光る。生者、病者、死者が判別され、記録されて、中央にその情報が集められる――ペストに対して定められた十七世紀末の措置をこのように提示しつつ、ミシェル・フーコーは次のように述べる。ここに見いだされるのは、「規律」が完璧なやり方で機能する社会をめぐる政治的な夢なのだ、と。 「規律」とは、1975年の『監獄の誕生』においてフーコーが、すべての人々を一様に管理し監視しつつ「従順かつ有用な」個人をつくり出そうとするものとして特徴づける権力形態のことである。フーコーによれば、十七世紀から十八世紀にかけての西洋におけるこの権力形態の発達こそが、身体刑から監獄へという処罰形式の根本的変化をもたらしたのだという。すなわち、自らの圧倒的な支配力を見せつけることで機能する「君主権的権力」から、一人ひとりを絶えず注意深い視線のもとに置こうとする「規律権力」への移行によってこそ、公衆の面前で身体に過剰なまでの苦痛を与える刑罰から、塀のなかに閉じ込めて矯正を試みる刑罰への変容が起こったのだ、と。十八世紀末の監獄の誕生は、「規律社会」の形成によって可能になったのだということ。監獄とは、学校や兵舎などと同様、人間の「規律化」のための場所であるということだ。 そしてそのようなものとしての「規律権力」が、どうしてペストへの措置のなかに自らの夢ないし理想を見いだすのかということも、容易に理解されるだろう。個々人が一つの場所に固定され、わずかの動きさえもが管理され、あらゆる出来事が記録され、何もかもが恒常的に検査されるという、こうしたすべてが、「規律装置」の見事なモデルを構成しているのだ。そしてそのような装置の背後に読み取られるものとしてフーコーが挙げているのが、「感染」への恐れである。病の感染への、さらには違反や反抗などといった「無秩序」の感染への恐れ。そうした恐れを糧としてこそ、「規律」が肥大するのだ。 もちろん、十七世紀末の措置に関する『監獄の誕生』の記述に、我々が生きる現在の困難な状況を安易に重ね合わせてはなるまい。それに、1976年の『性の歴史』第一巻『知への意志』においてフーコーは、もう一つ別の権力形態を新たに標定し、その輪郭を粗描することになる。「規律権力」にやや遅れて登場したとされるその権力は、個々の人間ではなく、生物学的集合体としてとらえられた人間を標的とするものであるという。すなわちそれは、個々人の行動の細部にまで介入しようとする代わりに、一つの生きた集合に生じうるさまざまな偶発的出来事に均衡や安定をもたらすべく介入し、一人ひとりに対してはむしろ一定の「自由」を保証しようとする権力なのだ、と。そしてフーコーは、それぞれのやり方で人間の「生」に積極的にはたらきかけようとするそれら二つの権力が、多くの場合、互いに連動して作用するものであることを強調するのである。 しかし、現在のこのまさしく例外的な状況において我々が目の当たりにしているのは、全体的なリスクやコストの「調整」と、個別的な「規律」とのあいだの、大きな葛藤であるように思われる。そして「感染」が拡大し、恐怖が増大すればするほど、「規律」への傾向がますます強まっていくように思われるのだ。しかもそうした傾向は、少なくとも我々が生きるこの社会においては、統治する側よりもむしろ統治される側において顕著であるようにすら見える。より厳重な管理が、より強力な封じ込めが望まれる。「秩序」を乱す者は狩り立てられ、激しく糾弾されて、個人の特定さえもが企てられる。権力は、権力を「持たない」とされる人々を拠り所として機能するという、やはり『監獄の誕生』の主要テーゼの一つをなすこの言明をなぞるかのように、「監視と処罰」への希求が、いわば下から溢れ出しているのだ。 「権力の中心的問題とは、「自発的隷従」の問題ではない」とフーコーは別の場所で語っていた。実際、我々が現在直面しているのはおそらく、隷属への欲望よりも少々複雑な何かであろう。そしてその何かを思考するために、『監獄の誕生』は、権力をめぐる詳細な歴史的分析を展開したフーコー唯一の著作として、今なお有効な「道具」を我々に提供してくれるように思われるのだ。 (しんかい・やすゆき フランス思想) 波 2020年5月号より 単行本刊行時掲載 著者プロフィール ミシェル・フーコー Foucault,Michel (1926-1984)20世紀のフランスを代表する哲学者。1960年代からその突然の死にいたるまで、実存主義後の現代思想を領導しつづけた。主な著書に『狂気の歴史』『言葉と物』『監獄の誕生』『性の歴史』(以上、新潮社刊)『ミシェル・フーコー思考集成』全10巻(筑摩書房刊)など。 田村俶 タムラ・ハジメ 奈良女子大学元学長。著書に『フーコーの世界』。訳書にフーコー『監獄の誕生』『狂気の歴史』『自己のテクノロジー』など。 (新潮社HPより) ミシェル・フーコー/著 、田村俶/訳 発売日:2020年04月 ISBN:9784105067090 判型:四六判変型 製本:上製 ページ数:424頁
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読書アンケート 2023 識者が選んだ、この一年の本
¥880
139名の方々に、新刊・既刊を問わず、2023年にお読みになった本のなかから、印象深かったものを挙げていただきました。 月刊雑誌『みすず』新年の号に恒例の特集として掲載してまいりました「読書アンケート」は、『みすず』休刊にともない、本年から書籍として刊行いたします みすず書房 編 発売日:2024年02月 ISBN:9784622096894 判型:A5判 ページ数:176
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定本 古本泣き笑い日記
¥2,970
青弓社版「古本泣き笑い日記」刊行から10年を経て、記事、書影とも大幅に増補した決定版。古本者必読の一冊! [目次](初出一覧) 1 青空古本まつり、臨川書店で割り込む――「sumus」2号(2000年1月20日) 2 土門拳→吉田一穂→蟹江敬三――「sumus」4号(2000年9月20日) 3 上林暁まとめ買い、古本道の腕あげる――「sumus」5号(2001年1月30日) 4 ブックオフで三十二冊、その勢いで岡山・万歩書店へ――「sumus」6号(2001年5月31日) 5 和田誠の詩を発見――「sumus」8号(2002年1月30日) 6 オークションで『風の系譜』、『南窗集』入手――「sumus」9号(2002年5月31日) 7 古本の買いすぎで……――「sumus」10号(2002年9月30日) 8 泣き笑い日記、東京進出か!――書下ろし *以上8篇は『古本泣き笑い日記』(青弓舎、2002年9月22日)に収録 9 『古本泣き笑い日記』の完成、小野松二『十年』入手――「sumus」11号(2003年1月31日) 10 四天王寺べんてんさんで中公文庫を探す――「sumus」別冊まるごと一冊中公文庫(2003年6月10日) 11 『関西赤貧古本道』の発売、すぐに買い支える私――「sumus」12号(2004年5月20日) 12 やっと見つけた坂口安吾『爐邊夜話集』に落書きが……――「sumus」ウェブサイト「e-古本泣き笑い日記」(2004年秋) 13 「Lマガジン」にコラム「天声善語」を連載――「sumus」ウェブサイト「e-古本泣き笑い日記」(2004年冬) 14 「mixi」に日記を書いてみる――「mixi」日記(2006年11月25日―2007年2月28日) [著者] 山本善行(やまもと・よしゆき) 1956年、大阪生まれ。関西大学文学部卒業。古書店「古書善行堂」店主。書物雑誌「sumus」代表。著書に『古本泣き笑い日記』(青弓社、2002年)、『関西赤貧古本道』(新潮社、2004年)、『古本のことしか頭になかった』(大散歩通信社、2010年)、岡崎武志との共著に『新・文學入門』(工作舎、2008年)、撰者として、上林暁傑作小説集『星を撒いた街』(夏葉社、2011年)と上林暁傑作随筆集『故郷の本箱』(夏葉社、2012年)の出版に係る。 [用紙/刷色] ジャケット パミス 白 四六判Y目 120kg 4° 表紙 GAえんぶ 焦茶 四六判Y目 100kg 背文字エンボス加工 見返 GAえんぶ 焦茶 四六判Y 目130kg 別丁扉 パミス 白 四六判Y 目100kg DIC537/1° 本文 淡クリーム琥珀 四六判Y目46.5kg K/1° ヘドバン A49 スピン A22 (みずのわ出版HPより) 山本善行 著 発売日:2012年12月 ISBN:9784864260169 判型:四六変型判 製本:糸篝上製 ページ数:395頁 装幀:林哲夫
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ブックオフから考える
¥1,980
紹介 1990年代以降の「ブックオフ論」を整理し、実際に多くの店舗を観察して、「なんとなく性」という切り口から、なぜ人はブックオフに引き寄せられるのか、現代社会でどのような役割を果たしているのかを縦横無尽に考え尽くす、これまでにない文化論。 解説 ブックオフから考える。 社会と都市と文化の「つながり」を。 日本全国に約800店舗を構えるブックオフは、多くの人にとって日常生活に溶け込んだ存在になっている。しかしこのような「当たり前」の存在になるまでは、ブックオフをめぐりさまざまな議論が繰り広げられてきた。あるときは出版業界の革命家として、またあるときは破壊者として、そしてまたあるときは新たなサブカル文化の創造者として……。 本書は、ブックオフが誕生した1990年代からのさまざまな「ブックオフ論」を整理し、実際に多くの店舗を観察して、「なんとなく性」という切り口から、なぜ人はブックオフに引き寄せられるのか、そして現代社会でどのような役割を果たしているのかを縦横無尽に考え尽くす。 ブックオフはどう語られてきたのか。またその語りに潜むノスタルジーとは。 チェーン店であるブックオフが都市にもたらしたある種の「豊かさ」とは。 ブックオフで「偶然」出合う本の面白さとは。 ブックオフから生まれた音楽、カルチャーとは。なぜアーティストはブックオフからの影響を語るのか。 ブックオフが生み出す公共性とは。「文化のインフラ」の内実とは何か。 チェーンストア論やテーマパーク論で注目を集める新進気鋭の著者が、出版史、都市論、建築論、社会学、政治学、路上観察学など多様な分野の知見を駆使して書き上げたいままでにないブックオフ文化論。 目次 プロローグ――ブックオフで神隠しに遭う 序 章 いまこそ、ブックオフを考えよう 第1章 「かたる」――ブックオフはどう語られてきたのか 第2章 「めぐる」――ブックオフから都市を眺めて 第3章 「あそぶ」――ブックオフは原っぱだ! 第4章 「つくる」――ブックオフ文化人たちのこと 終 章 「つながる」――ブックオフが生み出す「公共性」とは 参考文献・ウェブサイト 初出一覧 あとがき 著者プロフィル 谷頭 和希(タニガシラ カズキ) ライター・作家。チェーンストアやテーマパークをテーマにした原稿を数多く執筆。一見平板に見える現代の都市空間について、独自の切り口で語っている。「東洋経済オンライン」「Web Across」などで連載を執筆、文芸誌などにも多く寄稿をおこなう。2022年に初の単著『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』(集英社)を上梓。 上記内容は本書刊行時のものです。 (青弓社HPより) 谷頭 和希 著 発売日:2023年06月 ISBN:9784787235206 判型:四六判 製本:並製 ページ数:248頁
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本屋の眼
¥1,320
巨大店・チェーン店が席巻する書店業界にあって、神戸元町で気を吐く海文堂書店。この「誇り高きインディペンデント」「絶滅寸前レッドデータ書店」 の丁稚こと平野義昌が、PR誌「海会」(カイエ)に連載してきた本音エッセイ「本屋の眼」が、「プレジデント」掲載の書評とあわせて単行本化。書き下ろし 「神戸・本屋漂流記」に、店頭掲示の「手書き書評」収録。おちゃらけ、下ネタ、嫁の自慢がてんこ盛り。解説=畠中理恵子(神田神保町書肆アクセス店長) [著者] 平野義昌(ひらの・よしまさ) 1953年7月神戸生まれ、ずーっと神戸育ち。76年私立大学文系お手軽レジャーコースを、それはそれはリッパな成績で卒業。同年㈱コーベブックス入社。5年後、女性の色香に惑い化粧品販売業に転職。しかし、マチガイを起こしたのか悟ったのか、1年9ヵ月でまた転ぶ。書店業界重鎮・村田耕平氏の㈱三宮ブックスに押しかけ入社。以来21年、書店業の「エエ時代と悪い時代」を体験。2003年4月同社業務縮小のため㈱海文堂書店に。家族は、一美人妻、一美貌娘、一イケメン男子。店舗から徒歩17分、自転車5分、ケンケンしたらいつ着くか不明の距離に在住。 海文堂書店ウエッブサイト http://www.kaibundo.co.jp/ [目次] 丁稚口上 Ⅰ 本屋の眼 マジメにHな本/神様のようなお客様/いきなりネタ切れ?/戴き物あれこれ/戦争しとる場合じゃない/本屋の春/自主規制/友だちネタ/同窓会に呼ばれない理由/それはないじゃろう/個性的書店、反動的書店/あはあは/ウソツキは政治家のはじまり/大江戸書店徘徊/祝! 書皮大賞受賞/おまえヘンタイか?/××の品格/ダマされたらアカン/長生きしまっせ/苦渋の選択、当然の推薦/ケナさない・ケチつけない・「ケッ」と言わない/私家版本屋大賞/中年心理学/世襲国家/中島らものお笑い/オマケでごまかす/ほんまに? Ⅱ 神戸・本屋漂流記 焼酎委員長/埴谷雄高と読めぬアホ/担当はエロ本 Ⅲ 丁稚音読 ザイカイは漫才界――菊池信輝『財界とは何か』平凡社 涙・洟・こぶしセット――犬飼六岐『筋違い半介』講談社 丁稚音読――野口武彦『江戸は燃えているか』文藝春秋 Ⅳ 週刊書評掲示板 本のびら(三宮ブックス)/「びら」雑談/ビジネス書ニュース・人文社会から(海文堂書店) 解説 畠中理恵子(神田神保町・書肆アクセス店長) (みずのわ出版HPより) 平野義昌 著 発売日:2006年12月 ISBN:9784944173419 判型:A5判 製本:ペーパーバック ページ数:95頁 装幀:林哲夫
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ルポ 希望の人びと ここまできた認知症の当事者発信
¥1,650
認知症の「常識」を変える!「恍惚の人」から「希望の人びと」へ。認知症の本人同士が出会い、つながり、発信する。初の当事者団体誕生の軌跡と最先端の「いま」を伝える。 認知症は、つい10年ほど前まで「痴呆」と呼ばれ、「何もわからなくなる」「人生の終わりだ」といわれてきた。だが、ケアの対象から「主人公」へ。2014年、認知症の本人たちによる初の当事者団体が生まれた。首相と面談して政策を提言。いま、社会や地域、医療・ケアの現場を大きく変えようとしている。本人同士が出会い、つながり、発信する。認知症の常識を変える「当事者の力」! その鮮やかな軌跡と最先端を23年前「痴呆病棟」で取材を始めた朝日新聞記者が、蓄積された取材から伝える。 世界の先頭を走る豪州やカナダの当事者との出会い、日本で初めて語った女性、39歳で診断された男性。IT時代、「記憶はなくても記録が残せる」と工夫を発信する人、自分のなかの認知症に対する偏見に気づき人間観を仲間と問い、「深化」する「希望の人びと」の物語。 (目次)※抜粋 「私はアルツハイマーです」 語り始めた人たち 「私は私になっていく」 クリスティーンとポールを豪州に訪ねて 「私、バリバリの認知症です」 初の当事者・医師・OTトリオ講座 「自分たちの声で社会を変えたい」 初の当事者団体始動 「働き、人をつなぐのも僕の役割」 39歳でアルツハイマーに 「認知症をめぐる問題のほとんどは『人災』」 望まぬ精神科病院入院 「自立って“依存先”をふやすこと」 当事者の力、問われる私たちの力 (朝日新聞出版HPより) 生井 久美子 著 発売日:2017年02月 ISBN:9784022630551 判型:四六判 製本:並製 ページ数:304
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憧れの感情史
¥3,960
【内容】 19世紀から20世紀にかけては、増幅するスペクタクルのなかで「憧れ」の経済価値が高まり、「憧れ」の形を戦略的に操作した時代である。この「憧れ」の構築する近代に、女性たち、とくに既存の価値観を乗り越えようとする「新しい女性」たちはどうかかわったのだろうか。本書は、国内・海外の研究者たちが共同で、「憧れ」とジェンダーを軸に歴史を読み解く。 「憧れ」とは理想とする物事や人物に強く心惹かれる感情を指すが、日本語の語源「あくがる」は、本来いる場所を離れてさまようことを意味し、ここから物事に心を奪われうわの空になる状態を示す言葉へと変わっていった。個々人の感情としての「憧れ」は、欲望、反発、打算、幻滅、嫌悪等、さまざまな感情を誘発する。近代に顕著な発達をみた教育、商業、広告業、メディアは、「憧れ」を育てあるいは制御する手段でもあり、人びとの「憧れ」をどう?むかがこの時代の課題であったことを示している。(本文より) 【内容目次】 序章 《憧れ》が動かす近代――新しい女性現象をめぐる感情のダイナミズム 山口みどり 第1部 「新しい女性」の誕生 第1章 アジアに見せたい、アジアを魅せたい――「新しい女性」とイギリス国教会の宣教戦略 山口みどり 第2章 ヴェールを外すこと――《憧れ》にうつるエジプトの近代 後藤絵美 第3章 《憧れ》を喚起し醸成する装置――オランダ領東インド初の現地語女性誌『プトリ・ヒンディア』 野中葉 第4章 ビルマの「新しい女性」とコロニアルな視覚文化――破壊的近代性とエキゾチックな原始性の魅惑と動揺 ルーシー・デラップ 第2部 「新しい女性」の戸惑い 第5章 在日本朝鮮人女子留学生たちの秘められた《憧れ》――雑誌『女子界』と金瑪利亞の個人史を中心に 李美淑 第6章 「満洲」というファンタジーの創出と空転――宝塚少女歌劇『満洲より北支へ』(一九三八年) 高媛 第7章 「国父」家族のスキャンダル――アタテュルクの養女ウルキュにみる《憧れ》とその反転 宇野陽子 第8章 戦後日本の“スチュワーデス”――アメリカ人に習ったモダンと着物で背負ったジャパン 中野嘉子 第3部 「新しい女性」の問いかけるもの 第9章 ショップガール――イギリスと諸外国におけるモダニティと「新しい女性」 パメラ・コックス あとがき/事項索引/人名索引 (作品社HPより) 山口みどり 中野嘉子 編著 発売日:2023年06月 ISBN:9784861829802 判型:A5判 製本:並製
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杉浦康平と写植の時代 光学技術と日本語のデザイン
¥4,400
宇宙としてのブックデザイン 戦後日本のグラフィックデザインを牽引したデザイナー、杉浦康平。 彼は写植という新たな技術といかに向きあい、 日本語のデザインといかに格闘したのか。 杉浦康平が日本語のレイアウトやブックデザインに与えた決定的な影響を明らかにする。 目次 序 章――ある解体 第1章――杉浦デザインの誕生と写植の革命(1956-1964) 第2章――杉浦タイポグラフィの躍進とカタカナ化する世界(1964-1978) 第3章――写植の起源 石井茂吉と森澤信夫Ⅰ(1923-1933) 第4章――写植の起源 石井茂吉と森澤信夫Ⅱ(1933-1945) 第5章――写植と杉浦デザインの深化 石井裕子と中垣信夫(1946-1972) 第6章――ブックデザイナーという発明 杉浦康平と和田誠(1956-1969) 第7章――新書体の時代 中村征宏と写研(1969-2001) 第8章――宇宙としてのブックデザイン 杉浦康平と戸田ツトム(1979-1987) 第9章――「組版」の文化圏 電算写植とCTS(1960-1987) 第10章――写植の終焉と書物の最後の光芒(1987-2001) 終 章――星の本 註・参考文献 あとがき 索引 著者略歴 阿部卓也(あべ たくや) 愛知淑徳大学創造表現学部メディアプロデュース専攻准教授、デザイナー。 1978年生まれ。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業後、東京大学大学院情報学環博士課程単位取得満期退学。 専門は、デザイン論、メディア論、記号論。 フランス・ポンピドゥーセンター・リサーチ&イノベーション研究所招聘研究員、東京大学大学院情報学環特任講師を経て、2017年より現職。 主な著作に、『知のデジタル・シフト――誰が知を支配するのか』(共著、弘文堂、2006年)、『デジタル・スタディーズ2 メディア表象』(共著、東京大学出版会、2015年)、『日本記号学会叢書 セミオトポス11 ハイブリッド・リーディング』(共著・企画・編集・構成・装丁、新曜社、2016年)、『いろいろあるコミュニケーションの社会学』(共著、挿画装丁も兼担、北樹出版、2018年)、『デジタル時代のアーカイブ系譜学』(共著、みすず書房、2022年)等がある。 論文「漢字デザインの形態論」で第4回竹尾賞優秀賞受賞。第15回立命館白川静記念東洋文字文化賞教育普及賞受賞。 (慶應義塾大学出版会HPより) 阿部卓也 発売日:2023年03月 ISBN:9784766428803 判型:A5判 製本:上製 ページ数:488
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3手詰ハンドブック【新版】
¥1,320
■こんな方におすすめします ・級位者~有段者(すべての将棋ファン) ・詰ますコツ、詰手筋を覚えたい方 ・詰将棋ファン ・対局前のウォーミングアップに ・日々のトレーニングや気分転換に ・時間を測ってタイムトライアル! ■本書の特徴 将棋のルールを覚え、詰ますこと(将棋の目的)がわかってきたら、次は「3手の読み」の段階へと入っていきます。前者には『1手詰ハンドブック』(浦野真彦著、日本将棋連盟刊)というセンス抜群の本がありますので、興味のある方はぜひどうぞ。そして本書が受けもつのは後者、「3手の読み」のほうです。3手詰となると、1手と違って、さまざまな手の組み合わせ(手筋)を使わなければなりません。そのため本書は、 ・基本となる詰手筋を網羅し、一種の「詰手筋事典」を作り上げること ・そのうえで詰将棋の爽快感を残すこと を目指しました。 いろいろな方にいろいろな読み方をしていただきたいと思います。初心者の方には、棋力アップの最短コースを提供できるでしょう。中級者や有段者の方はこんな読み方はいかがでしょう。 ・対局前のウォーミングアップに ・日々のトレーニングや気分転換に ・時間を測ってタイムトライアル! 「朝起きたら、短手数の詰将棋を解く」ことを日課にしているプロ棋士も少なくありません。自分なりの読み方を考え、たっぷり使い倒していただけませんか。 なお、本書は『3手詰ハンドブック』(2005年)を大幅に修正したものです。修正箇所は次の通りです。 ・7割以上の問題が差し替えまたは修正 ・解説200題はすべて書き直し ■著者からひとこと 旧『3手詰ハンドブック』の7割以上の問題に手を入れ、解説も全題書き換えました。今回のリニューアルにより、終盤で役立つ詰手筋事典の決定版を目指したつもりです。なかなか解けないというかたは、解答を見てください。解説を読み、詰手筋を覚えてから再度チャレンジするのがいいでしょう。無理せずマイペースで、楽しく棋力アップ。生まれ変わった『新版 3手詰ハンドブック』が、多くの皆さんに役立つよう願っています。──浦野真彦 (浅川書房HPより) 浦野真彦(著) 発売日:2011年09月 ISBN:9784861370328 判型:小B6判(ほぼ新書サイズ) 製本:並製 ページ数:205
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3手詰ハンドブック(2)【新版】
¥1,320
■こんな方におすすめします ・級位者~有段者(すべての将棋ファン) ・詰ますコツ、詰手筋を覚えたい方 ・詰将棋ファン ・対局前のウォーミングアップに ・日々のトレーニングや気分転換に ・時間を測ってタイムトライアル! ■本書の特徴 本書は『新版 3手詰ハンドブック』の続編になります。といっても問題がレベルアップするわけではないので、前作と同じ感覚で楽しめます。3手詰をこれから始める方にはもちろん、これまで3手詰を解いてきて「新しい問題に挑戦したい」という方にもおすすめです。 詰手筋の多くは3手一組が基本。本書でさまざまな詰手筋に触れることで、あらゆる手数の詰将棋の土台となる基礎がマスターできます。なかなか解けないという方は、解説を先に読んでみてください。「危険地帯に誘え」「逃げ道に捨てよ」など、基本の詰手筋が理解できることと思います。そのうえで問題に挑戦し、数をこなしてコツをつかみましょう。すっきりした配置の良問が多いので、入門には最適です。 将棋の基本は「3手の読み」。自分の指し手だけでなく、相手にとって一番よい指し手を考えることが上達につながります。3手詰にはこの思考プロセスがぎゅっと凝縮されているので、自然と将棋の呼吸が身につくことでしょう。 腕に自信のある方は、早解きを目指してみませんか。時にはつまずく問題もあることでしょう。それがあなたの苦手な詰み筋なのかもしれません。何度も繰り返し解いて「詰む形」が頭に入れば、実戦でも「詰む」という確信をもとに読みを進められる場面が増えるでしょう。 頭の体操、気分のリフレッシュ、毎日のトレーニング、タイムトライアルと使い方はさまざま。あなたに合った活用法を見つけてください。 なお、本書は『3手詰ハンドブック2』(2007年、日本将棋連盟刊)を大幅に修正したものです。修正箇所は次の通りです。 ・8割以上の問題が差し替えまたは修正 ・解説200題はすべて書き直し ■著者からひとこと 『新版3手詰ハンドブック』の続編です。なかなか解けないかたはまず解説を読み、詰手筋を理解したうえで問題にチャレンジしてみてください。盤駒を使いながらでもかまいません。棋力向上のためだけではなく、頭の体操にもピッタリな本書が、多くの皆さんに楽しんでいただけますように。――浦野真彦 (浅川書房HPより) 浦野真彦 著 発売日:2013年05月 ISBN:9784861370403 判型:小B6判(ほぼ新書サイズ) 製本:並製
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新版 5手詰ハンドブック
¥1,320
■こんな方におすすめします ・級位者~有段者(すべての将棋ファン) ・詰ますコツ、詰手筋を覚えたい方 ・3手詰が物足りなくなってきた方 ・詰将棋ファン ・対局前のウォーミングアップに ・日々のトレーニングや気分転換に ・時間を測ってタイムトライアル! ■本書の特徴 詰みの基本となる「3手一組」を覚えたら、次は応用へ進もう。 詰将棋の基本は3手一組。『新板 3手詰ハンドブック』ではこの詰手筋をたくさん取り上げました。今回は5手詰ですから、「3手一組にプラスアルファ」が基本の構成です。言い換えれば、「いかに詰手筋を応用するか」がテーマとも言えます。 将棋がだんだん上達してくると、お互いに詰み筋を警戒するため、突然3手詰が現れることはそうそうありません。そこで、「どの詰手筋を使うか」「詰手筋を使うためにどう誘導するか」という考え方が重要になってきます。基本の「3手の読み」から、より実戦的・本格的なレベルへ進んでいきます。本書はこうした考え方を養うための入門編として最適の一冊です。 良質なパズル。考える充実感は、やがて快感に変わる。 「簡潔な配置とさわやかな手順」、これが本書の特徴です。3手詰の次には、新たな目標にチャレンジしてみましょう。これまでの知識を生かす快感はもちろん、「5手一組」の手順によって挑戦する楽しみも継続します。 楽しみ方は読者の数だけ。 選りすぐりの良問を200問用意しました。活用の仕方は十人十色。まずは駒の動きと、詰め上がりの味を楽しんでみてください。わからなければ解答を見てもOK。日をおいてもう一度問題を見たとき、正解手順が浮かべば、それは立派に「解けている」ことになるのです。 級位者の方はピンと来た問題から手をつけてください。全問解き終えたときは、きっと景色が変わっているはずです。有段者の方は、瞬発力を鍛えるためのドリルとして活用してみてはいかがでしょう。「あとで見れば詰むのはわかる、けれど実戦では時間がなくて…」という経験はありませんか? 高段者がもっている「詰みを直感する力」は、多くの詰将棋(詰み)を解く(読む)ことで身につけたもの。一日数問を一週間。まずはここから始めてください。 本書は『5手詰ハンドブック』(日本将棋連盟刊、2004年)を大幅に修正したものです。修正箇所は次の通りです。 ・半数近くの問題を差し替えまたは修正 ・200題の解説はすべて書き下ろし ■著者からひとこと ハンドブックシリーズの原点、『5手詰ハンドブック』をリニューアルしました。より明快に、より良い本になったと自負しています。5手詰の主流は基本の3手一組をアレンジしたもので、これまで覚えた詰手筋が使えます。5手一組の問題では手順の妙が味わえることまちがいなし。上達のためのトレーニング、気分転換のパズル…。あなたに合った楽しみ方でどうぞ。――浦野真彦 (浅川書房HPより) 浦野真彦 著 発売日:2012年03月 ISBN:9784861370359 判型:小B6判(ほぼ新書サイズ) 製本:並製
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5手詰ハンドブック(2)【新版】
¥1,320
■こんな方におすすめします ・級位者~有段者(すべての将棋ファン) ・詰ますコツ、詰手筋を覚えたい方 ・詰将棋ファン ・対局前のウォーミングアップに ・日々のトレーニングや気分転換に ・時間を測ってタイムトライアル! ■本書の特徴 3手詰からステップアップして、考える楽しみが深まる5手詰です。『新版 5手詰ハンドブック』の続編がリニューアルして登場しました。前作同様、「3手詰の楽しさ+アルファ」の基本構成はそのままに、全200題を用意しました。3手詰が詰手筋(基本)を学ぶ段階とすれば、5手詰はそれをどう応用するかがテーマ。ひとひねりが加わることで、考える楽しみ、解けたときの充実感もいっそう深まります。 3手詰を解くことは、3手先の形を思い浮かべることで達成されます。5手詰では5手先。こうして基本となる「3手の読み」と同じプロセスでより深い層へと進んでいくことで、読みの力が鍛えられます。ただし身構える必要はありません。パズルのような良問に重苦しさはなく、爽やかな解後感が次の問題へといざないます。 もちろん、楽しみ方は自由自在。じっくり考えるもよし、解説を読んで並べてみるもよし、早解きのトレーニングにもうってつけです。たくさんの問題に触れる中で「お気に入り」を見つけてみるのも一興でしょうし、何度もつまずく問題は、あなたが見逃しがちな盲点を教えてくれます。初めて触れる方には新しい知識を、腕に自信のある方には速度も含めた精度を上げる良質な機会を与えてくれるはずです。あなたの棋力と好みに合った使い方を見つけてください。 なお、本書は『5手詰ハンドブック2』(2006年、日本将棋連盟刊)を大幅に修正したものです。修正箇所は次の通りです。 ・6割以上の問題を差し替えまたは修正 ・解説200題はすべて書き直し ■著者からひとこと 本書は『新版5手詰ハンドブック』の続編です。3手詰を解くことに自信がついたら、次は5手詰にチャレンジ。盤に並べ、動かしながら考えても構いません。繰り返し取り組むうちに、頭の中で解けるようになるはずです。終盤力アップ、読みの力のトレーニングに、より明快になった本書を役立ててください。――浦野真彦 (浅川書房HPより) 浦野真彦 著 発売日:2013年12月 ISBN:9784861370410 判型:小B6判(ほぼ新書サイズ) 製本:並製
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5手詰ハンドブック(3)
¥1,320
■こんな方におすすめします ・級位者~有段者(すべての将棋ファン) ・詰ますコツ、詰手筋を覚えたい方 ・3手詰が物足りなくなってきた方 ・詰将棋ファン ・対局前のウォーミングアップに ・日々のトレーニングや気分転換に ・時間を測ってタイムトライアル! ■本書の特徴 規格外のロングセラーとなっている、ハンドブック・シリーズの最新刊です。 3手詰を解くことで3手一組の詰手筋を学んだ次には、その詰手筋をいかに使いこなすかがカギとなります。基本の詰手筋をそのまま使うことができない局面でも、ちょっと細工をすることで、その基本手筋が使えるようになる――5手詰にはそんな問題が少なくありません。いかに詰手筋が使いやすい局面を作っていくか、ということを考える作業を通じて、将棋に不可欠な〈読みの力〉を養いつつ、目の前の局面で考えるべき詰手筋はどれなのか、当たりをつけるセンスが磨かれていくでしょう。本書は、そうしたトレーニングを積む上で最上の一冊となっています。 シンプルな配置ながらあっと驚くような詰手順も随所に織り込まれており、初級者の方でも、詰将棋の楽しさを味わいながら将棋の実力アップに役立てること請け合いです。その一方で、有段者の方でも全問スラスラ解くのはけっこう難しいかもしれません。数問に一つ、しばし考え込んでしまうような箇所がありそうです。実戦、特に持ち時間の設定された対局では、その〈遅れ〉が命取りになりかねません。どんなときにも一瞬で見えるよう、何度でもタイムトライアルに挑戦してみてはいかがでしょうか。 もちろん、本書の活用法はこれらに尽きるものではありません。正解手順以外の手ではどうして詰まないのかを考えてみるのも力を養う上で役に立ちます。一見働いていないように見える駒の存在意義を考えてみるのも面白いでしょう。あなたに合った、いろいろなやり方で、本書をフル活用してみてください。 ■著者からひとこと 『新版5手詰ハンドブック』『新版5手詰ハンドブックⅡ』に続く、5手詰200題の問題集です。パート3だから難しくなったということもなく、パート1、パート2と同様に、解いた後の気持ち良さを味わってください。――浦野真彦 (浅川書房HPより) 浦野真彦 著 発売日:2019年10月 ISBN:9784861370502 判型:小B6判(ほぼ新書サイズ) 製本:並製
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7手詰ハンドブック
¥1,320
■こんな方におすすめします ・級位者~有段者 ・すべての将棋ファン ・頭の体操に ・パズルを楽しみたい方 ・大会前や日々のウォーミングアップに ・詰将棋ファン ■本書の特徴 『5手詰ハンドブック』『3手詰ハンドブック』『1手詰ハンドブック』の続編です。本書は7手詰を200題集めました。 詰将棋を解く力は、将棋を指すうえでの「基礎体力」ともいうべきもの。ウォーキングやストレッチのように、毎日やることが大事です。 本書はすっきりとした良問ぞろい。将棋ファンなら、ひと目見ただけで「思わず解いてみたくなる」好形がズラリ。実戦で応用が利きそうな自然な形はもちろん、「そうか!」と思わず膝をたたいてしまうようなパズル性にも富んでいます。ぜひ浦野ワールドを堪能してください。 なお、浦野真彦七段の名作『3手詰ハンドブック』『5手詰ハンドブック』(現在は絶版)は、今夏以降、弊社からリニューアル版を刊行する予定です。準備が整いましたら、当HPで発表いたします。こちらもお楽しみに! ■著者からひとこと ハンドブックシリーズでは初めてとなる7手詰集ですが、問題のセールスポイントに変わりはありません。使用駒数は10枚以内。キャッチフレーズは、思わず解いてみたくなる好形、です。創作にあたっては、明快さや解後感の良さに気を配りました。解けた際には爽快感を味わっていただけると思いますので、どうぞ気軽にチャレンジしてみてください。──浦野真彦(まえがきより抜粋) (浅川書房HPより) 浦野真彦 著 発売日:2011年05月 ISBN:9784861370311 判型:小B6判(ほぼ新書サイズ) 製本:並製
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7手詰ハンドブック(2)
¥1,320
■こんな方におすすめします ・級位者~有段者 ・すべての将棋ファン ・詰将棋ファン ・頭の体操に ・パズルを楽しみたい方 ・大会前のウォーミングアップに ・日々のトレーニングに ■本書の特徴 本書は『7手詰ハンドブック』の続編です。 7手詰では基本となる3手1組の詰手筋がいくつか組み合わさって出てきます。どの手筋をどのタイミングで使うか、考える要素が増えてパズル性も豊かになります。軸となる筋は何か、それを補助する筋は? 思いがけない捨て駒や気づきにくい動きなど、よりダイナミックな展開が待っています。 すっきりした形、爽やかな手順はいつもの通り。ひと目見れば解いてみたくなり、解けば気持ちよくなりさらに次の問題へ、と、楽しさがどんどん続いていくでしょう。 詰ます手筋を覚える、日々のトレーニングに、大会前のウォーミングアップに、時間を測ってタイムトライアル!など、あなたに合った楽しみ方がきっと見つかるはずです。 ■著者からひとこと 『7手詰ハンドブック』の続編です。詰手筋は3手1組が基本ですが、7手詰になるとそれらが組み合わさった問題が多くなります。詰将棋は終盤力アップのトレーニングとしてはもちろん、パズルとしても楽しめるもの。思いがけない捨て駒や盲点になった一手を見つけて、爽やかな解後感を味わってください。――浦野真彦 ■訂正とお詫び 本書の初版、第186問、玉方「3一銀」は「3一金」の誤りでした。 「3一銀」では正解手順以外にも詰みがあります。 お詫びして訂正いたします。 (浅川書房HPより) 浦野真彦 著 発売日:2015年05月 ISBN:9784861370441 判型:小B6判(ほぼ新書サイズ) 製本:並製
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万葉の郷 藤井憲郎詰将棋作品集
¥2,090
【この本の内容】 将棋普及用小冊子「解けてうれしい詰将棋」の主力作家であった 藤井憲郎氏の詰将棋作品集。 思わず解いてみたくなる簡素な初形、意表を突く妙手、気持ちのよい解後感と、 3拍子揃った詰将棋が180題。序文は詰将棋作家としても著名な勝浦修九段。 3手・5手・7手詰 40問 9手・11手詰 60問 13・15手詰 55問 17~35手詰 25問 双峰社の詰将棋作品集シリーズ第2弾。 第1弾の『榛名図式』より一般向けの内容です。 藤井憲郎(ふじい・けんろう) 1948年富山県生まれ。1980年に詰将棋のデビュー作を発表。長い活動休止期間を経て、2012年頃から創作活動を本格的に再開。2022年に逝去するまでの10年間で500作以上を創作し、「将棋世界」「詰将棋パラダイス」「解けてうれしい詰将棋」をはじめ、詰将棋アプリなどに発表した。 目次 序 文 Ⅰ 3~7手詰 40問 Ⅱ 9~11手詰 60問 Ⅲ 13~15手詰 55問 Ⅳ 17~35手詰 25問 補 注 藤井さんの思い出 (新曜社HPより) 藤井憲郎(著) 双峰社 発行 新曜社 発売 発売日:2023年09月 ISBN:9784788518254 判型:新書 製本:並製 ページ数:278
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寄せが見える本【基礎編】
¥1,430
【内容】 終盤講座の最高傑作。すぐに役立つレッスン&トレーニング! ■こんな方におすすめします ・級位者~初段 ・終盤戦特有のコツや考え方を身につけたい方 ・終盤で逆転負けすることが多い方、あるいは「もっと簡単に勝てたはず」と感じることが多い方■本書の特徴 本書は必死を中心にした終盤講義です。 将棋の実戦では、長手順の詰みを狙うより、簡単な必死をかけて勝つことが多いもの。ところがこの必死というテクニック、相手の受けやしのぎなどをすべて読みきらないといけないので、そう簡単ではありません。 そのため本書は、①予習問題を解く、②基本講義を受ける、③復習問題に挑戦する、という三段階の構成にし、読者の理解がより深まる作りにしました。 特に、ぜひとも味わってほしいのは②の基本講義です。「ああでもない、こうでもない」と失敗を繰り返し、ようやく正解に至る思考のプロセスは、まさに実戦さながら。実戦における終盤の考え方をこれほどの迫力&名調子で説いた本は珍しいはずです。 ■著者からひとこと 将棋の勝負は終盤で決まります。ところが、アマチュアの方の将棋を見ていると、定跡に明るい上級者でも、終盤で簡単な三手必死をあっさり見逃すことが少なくありません。一手勝ちの将棋を勝ちきるための、基本的なトレーニングがおろそかになっているのです。実戦ですぐに使える終盤術を徹底的にマスターしましょう。──森雞二 ■目次 レベル1 追いこむのが寄せの基本(全19テーマ) 玉頭押さえの銀打ち スペースを作る 端玉の攻め方 形の違いに敏感に 馬と銀の寄せ 一路遠くから 応用問題 駒の二段活用 複合問題 角の打ち方 邪魔駒の消し方 鬼より怖い両王手 飛車の活用 飛車の打ち場所 飛車+金駒の寄せ 形の違いに注意 駒の見きわめ 逃げ道の封鎖 レベル2 広い玉をつかまえる(全18テーマ) 下段の香 香の接近法 駒が生きているうちに 捨てる駒と残す駒 戦力不足を補なう連係 挟撃──その基本 王手で基本形に誘う 事前工作 基本なくして寄せなし 頑強な抵抗 形と手筋の関係 逃げる前に考える 歩の速度 龍と銀の協力 龍ではなく飛車なら 下段に落とす寄せ 金と銀の違い 盲点の寄せ レベル3 駒の威力を発揮する(全18テーマ) 角(馬)の活用 助けを借りる 漠然とした攻め 実戦への応用 形の弱点 角の長打力 飛角の協力 龍+小駒の寄せ 見えなければならない手 許せない早逃げ 端玉の弱さ 玉を引き寄せる手筋 守備位置をずらす ぼんやりした決め手 封じる歩 七手必死 退路封鎖 詰めろと感じる力 (浅川書房HPより) 森雞二(著) 発売日:2004年05月 ISBN:9784861370021 判型:四六判 製本:並製 ページ数:224
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寄せが見える本【応用編】
¥1,430
【内容】 部分から全体へ! 鬼気迫る歴史的講義が始まる。 ■こんな方におすすめします ・5級以上~四段 ・より実戦的な形で、終盤のコツをマスターしたい方 ・紛れ、しのぎ、粘りなど、相手の抵抗にあってもくじけない終盤力を身につけたい方 ■本書の特徴 寄せのセンスを磨く終盤講座の続編です。 この【応用編】では、部分図による基本テクニックの習得を修了し(第1章)、40枚の駒をすべて使った全体図へと問題が進化していきます(第2章から)。予習問題・講義・復習問題という立体的な構成はそのままに、巻末には卒業問題を加えました。 対象棋力を「5級~四段」と幅を広く取っていますが、本書が一番役立つのは、おそらく初段~三段程度の方でしょう。 終盤ではどんなふうに考えていけばいいのか。鬼気迫る名講義があなたの終盤力を劇的に変えます。 ■著者からひとこと 終盤で手が見えるようになるにはどうしたらよいのでしょうか。寄り形をたくさん知り、そこに持っていくための攻め筋や、それに抵抗する相手のしのぎを身体で覚えるのが一番です。手が見えれば、今度は具体的な読みを入れて確認作業に入ることができます。そのとき実戦ではどのようなことを考えるべきなのでしょうか。こうしたことを徹底的に語ったのがこの本です。終盤の指南役として大いに活用してください。級位者の方にも理解していただけるよう説明しましたが、レベル的には高度です。級位者はひるむべからず、有段者はあなどるべからず、と申し上げます。──森雞二 ■目次 レベル1 逃げ出す玉をつかまえる(全16テーマ) 上下からの挟撃形 いつしばるか 潜在的待ち駒 寄せやすい場所に呼ぶ 脱出ルートはどこか 応用問題 気づきにくい基本形 悪形に追いこむ 小技でつなぐ寄せ 抵抗の余地 相手の抵抗を読みきる 紛れを考える 決め手一発 方針を見抜く 長くても難しくない寄せ 協力した寄せ レベル2 基本形から実戦へ(全13テーマ) 自玉の条件も読む 組み合わせを考える 基本形の何を使うか 駒を渡せるか 刻々と変化する条件 質駒を持ち駒に交換 トン死しない寄せ方 双方の詰み筋を読む 正確に読む 持ち駒を読む どこで気づくか 返し技に注意 読まないと指せない手 レベル3 勝つための終盤術(全12テーマ) 形の決め方 渡せる駒を生かす 受け駒の条件 基本形への応用 形と受け駒 駒を渡すタイミング 当たりをはずす工夫 単騎の玉のつかまえ方 考えやすく寄せる 合駒を考える 高度な組み合わせ 詰めろ逃れの必死 卒業問題 (浅川書房HPより) 森雞二 著 発売日:2004年06月 ISBN:9784861370038 判型:四六判 製本:並製 ページ数:224
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寄せの手筋200
¥1,540
【内容】級位者の方へ──寄せの基本をすべて学べます。 有段者の方へ──「考えればわかる」では競り合いに勝てません。 ■こんな方におすすめです ・級位者~四段 ・寄せの基本手筋を体系的に学びたい方 ・日々のトレーニングに ■本書を推す!──プロ棋士から推薦の言葉が届いています 寄せの基本の形をたくさんフォローしていてとても解り易い。 ルールを覚えた後に読んで欲しい本です。 ──羽生善治名人評 私でも数秒考える問題がいくつかあった。 寄せは将棋の最重要部分。 この一冊でレベルアップ間違いなし。 ──渡辺明竜王評 基本と応用がわかりやすくまとめられている。 順を追っていけば、級位者の方でも、 有段者向けの難しい問題が解けるようになっている。 棋力に関わらず楽しめる本だ。 ──谷川浩司九段評 アマチュアの方にとっては、難しい詰みを狙うより、 易しい必死をかけるほうが実戦的だと思う。 本書は寄せの基本手筋がきちんと分類されていて、 とてもわかりやすい。 ──森内俊之九段評 駒の力を最大限に発揮し 「きれいな寄せ」が決まった時の嬉しさはまた格別である。 本書にはそのエッセンスがたっぷりと詰まっている。 ──佐藤康光九段評 ■本書の特徴 必死問題を中心にした「寄せの問題集」です。全200問と問題数も豊富。古今東西に伝わる、寄せの基本手筋をまとめました。そして本書が本当にすごいのはその整理の仕方です。 全200の問題を9つに分類。それぞれのパターンごとに、やさしい問題から難しい問題へとステップアップしていきます。やさしい問題の答えが次の問題のヒントとなって、最終的にはかなり高度な問題も自力で解けるようになります。これほどみごとにプログラムされた終盤本はきわめてまれ、と断言します。 さらに出題形式がユニークで、「詰みがある場合は詰ませ。詰みがない場合は必死をかけよ」という設定です。要するに「最短で寄せよ」と求めているわけですが、これは実戦で毎回やっている思考方法そのものです。 なお、本書は、1990年代に『寄せの手筋168』として刊行されたものを全面的に改定し、「決定版」として改めて世に問うものです。 ■著者からひとこと 本書は、将棋の終盤に頻出する必修の寄せ手筋を集め、代表的なパターンに分類したうえで、レベル別に配列したものです。寄せ手筋の教科書、その決定版を目指しました。本書を大いに活用され、読者の棋力向上・勝率アップにつながりますように!──金子タカシ ■目次 第1章 上から押さえる 第2章 挟撃の寄せ 第3章 馬と角の活用 第4章 龍と飛車の活用 第5章 退路封鎖 第6章 頭金までのプロセス 第7章 端玉には端歩 第8章 腹銀を使いこなす 第9章 必殺の両王手 第10章 さまざまな寄せ 第11章 手順の組み合わせ (浅川書房HPより) 金子タカシ 著 発売日:2010年02月 ISBN:9784861370274 判型:四六判 製本:並製 ページ数:232
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美濃崩し200
¥1,540
【内容】美濃崩しの基本テクニックを 囲いのタイプ別・手筋の種類別・レベル別に体系化! ■こんな方におすすめです ・級位者~四段 ・寄せの基本手筋を体系的に学びたい方 ・日々のトレーニングに ・美濃囲いに手を焼いている居飛車党の方 ・速度計算の技術を確立したい振り飛車党の方 ■本書の特徴 大好評の『寄せの手筋200』に続編が登場! 美濃囲い攻略の手筋が200問ぎっしり詰まった、美濃囲い特化仕様の一冊です。 やさしい手筋から徐々にステップアップしていくスタイルは変わらず、ひとつひとつ解いていくことで自然と筋のよい寄せが身につきます。 美濃囲いには、片美濃・本美濃・高美濃・銀冠、さらに木村美や金美濃などさまざな形があります。それらたくさんの美濃囲いを「囲いのタイプ別」に分類し、さらに、実際の終盤で頻出する囲い崩しの手筋を種類別・レベル別に配列しました。こうした部分テニクックを体系的に学んだあと、最後に応用編として、自玉との兼ね合いを考える最終盤の練習、美濃崩しのテクニックが定跡の中でどのように生きているか、などを見ていきます。 また、攻めの方向を「ヨコ・タテ・ナナメ・端」と分類し、寄せのプロセスを視覚化しました。 たくさんの基本パターンを身につけ、その基本手筋をちょっと組み合わせるだけで、流れるような華麗な寄せを実現できます。 なお、本書は、1990年代にとして刊行された本(『美濃崩し180』)を大幅に加筆・修正し、「決定版」として世に問うものです。 ■著者からひとこと 本書は、美濃囲いを崩す手筋を集め、それらを囲いの種類別、手筋の種類別、さらにレベル別に配列したものです。アマチュア同士が将棋を指すとき、自分が美濃囲いに入っているか、美濃囲いを相手に戦っているケースは、かなり多いはず。よって美濃崩しを知ることは、そのまま勝率アップにつながるはずです。本書がみなさまの棋力向上に役立つことを願っています。――金子タカシ ■目次 第1章 片美濃崩し──部分テクニック1 第2章 本美濃崩し──部分テクニック1 第3章 高美濃崩し──部分テクニック1 第4章 銀 冠崩し──部分テクニック1 第5章 木村美濃と金美濃──部分テクニック1 第6章 トドメのテクニック 第7章 定跡テクニック (浅川書房HPより) 金子タカシ 著 発売日:2010年12月01日 ISBN:9784861370298 判型:四六判 製本:並製
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凌ぎの手筋200
¥1,540
■こんな方におすすめします ・初段以上 ・受けの力を鍛えたい方 ・寄せの力を磨きたい方 ・一手負けを減らしたい方 ・あきらめない精神力を養いたい方 ■本書の特徴 『寄せの手筋200』『美濃崩し200』に続く終盤の手筋集、ついに登場! ぎりぎりの終盤戦で競り負け、あとで「こうすれば勝ち」という手が見つかってますます悔しい思いをした、なんて経験はありませんか。将棋の終盤はスリリングで、特に受けをまちがってしまうと、一手で勝ちから負けに転落します。あのとき合駒をまちがえなければ……。簡単にあきらめていなければ……。そんな後悔をしないためには、しのぎの練習が不可欠です。 本書では「どう対応すれば詰まないか、必死から逃れられるか」を問題形式で考えていきます。基本的な受けの手筋から、目を見はるような高度なテクニックまでが示されているので、初心者の方は答えを見るだけでも実戦ですぐに役立つはず。どんな筋が急所なのか、よい受けと不完全な受け、なぜ受かっているのか。ぎりぎりの攻防が理解できるようになると、見えてくる景色がまるで違ってきます。 腕に自信のある方はぜひ実戦のつもりで取り組んでください。しのぎきるためには、相手からの攻め筋をいくつも考える必要があるので、寄せの訓練にもつながります。そして絶体絶命と思える局面を考えることで、簡単にはあきらめない精神力を養えます。 なお、本書は、1990年に出版された『凌ぎの手筋186』を大幅に加筆・修正したものです。 ■著者からひとこと しのぎの基本は、自玉の詰み筋、寄り筋をしっかりと見極めることです。この訓練を通じて、寄せの力や読みの力が向上し、終盤の総合力アップが期待できます。また絶体絶命と思える局面を考えていくことで、あきらめない精神力が養われます。本書を読み終えたとき、あなたの将棋は一段としぶとさを増しているでしょう。――金子タカシ ■目次 プロローグ 第1章 詰みを逃れる合駒テクニック 第2章 攻撃を考えた合駒テクニック 第3章 必死を逃れるしのぎテクニック 第4章 攻撃を考えたしのぎテクニック (浅川書房HPより) 金子タカシ 著 発売日:2013年04月 ISBN:9784861370397 判型:四六判 製本:並製