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第二次世界大戦下に出版されたカー渾身の戦後構想。進行中の破局の根本原因をさぐり、政治・経済・国際関係の変革の道筋を示す。

内容紹介
第二次大戦下の1942年、ザ・タイムズ紙勤務時代のE. H. カーが戦後を見据えて発表した秩序構想。進行中の破局が19世紀秩序に根をもつとして、そこからの決別を唱え、20世紀的な現実に合わせた政治・経済・国際関係の変革の道筋を示す。ユートピア的思考が結晶化した本書によって、『危機の二十年』は乗り越えられた。

目次
 覚え書
 序 章

第一部 根本的諸問題

 第一章 戦争と革命
  革命と反動
  ナポレオンとヒトラー
  同時代の革命

 第二章 民主主義の危機
  歴史的背景
  二十世紀の危機
  新しい民主主義

 第三章 集団的自己決定の危機
  集団的自己決定とナショナリティ
  集団的自己決定権の限界
  集団的自己決定と軍事権力
  集団的自己決定と経済権力
  集団的自己決定の将来

 第四章 経済的危機
  個人主義 対 集産主義
  富 対 福祉
  生産 対 消費
  過剰生産の危機
  便法と療法
  計画的な消費

 第五章 道徳の危機
  道徳のジレンマ
  戦争の道徳的機能
  道徳的目的を求めて

第二部 政策的構想案

 第六章 イギリス本国
  公共事業の再編成
  社会ミニマムの構想
  企業の管理
  農業の考慮事項
  民主主義統治の形態

 第七章 イギリスと世界
  過去の誤算
  イギリスの地位変化
  アメリカの役割
  イギリスの役割

 第八章 イギリスとヨーロッパ
  「光栄ある孤立」なのか
  バランス・オブ・パワー
  経済的要因
  ヨーロッパにおけるイギリスの役割

 第九章 イギリスとドイツ
  ドイツ人邪悪説
  ドイツを抑圧する
  軍事占領の方法
  協力による和解

 第十章 新しいヨーロッパ
  講和の手続き
  ヨーロッパの統合
  緊急救援と輸送
  再建と公共事業
  ヨーロッパ計画庁
  生産・貿易・金融
 新しいヨーロッパ

 原 注
 訳 注
 解 説
 人名索引

著者略歴
E. H. カー
1892年生まれ。イギリスの歴史家・国際政治学者。ケインブリッジ大学卒業後、20年間の外務省勤務を経て、ウェールズ大学教授。第二次世界大戦中には、ザ・タイムズ紙の社説を執筆。1955年よりケインブリッジ大学トリニティ学寮上級フェロー(終身)としてライフワークの『ソヴィエト=ロシアの歴史』(全10巻)に取り組む。『危機の二十年――理想と現実』(岩波文庫)、『ロシア革命』(岩波現代文庫)をはじめ著書多数。

中村 研一(なかむら けんいち)
1948年生まれ。北海道大学名誉教授。国際政治。『地球的問題の政治学』『ことばと暴力』等。
(岩波書店HPより)

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