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文章に生きる
¥3,740
この本の内容 ●エスノグラフィーと、クリエイティブ・ノンフィクションが出会う交差点 文章を書くことを通して、生きるという営みに対する共感が育ち、正確な言葉の選択によって認識が鍛えられていく。ロシアの作家チェーホフに学びながら、心を引き込む物語に整え、書き物としてのエスノグラフィーを作る技を身につける、実践的マニュアル。 目次 本書にようこそ―― 文章に生きる 1 ストーリーとセオリー 在庫確認 第一印象 シーン、要約、出来事 状況、物語、理論 エスノグラフィーの詩神としてのチェーホフ 2 場所 あなたが書いている場所 多義的な場所へ向かう道 場所の肌触り 他者の知覚 変貌した風景 ワイドアングルとクローズアップ 苦痛に満ちた場所 テクストたちが出会う場所 3 人 類型と個人 身体を持つ人 「もの」が語る人生 内的な伝記 人間ではない者たち 時を超える想像 4 声 声の響き キーワード、キーコンセプト 会話とパフォーマンスを書き起こす 引用と置き換え 間、ガードが堅い言葉、ベールに包まれた言葉 自分の声を育てる 5 自分 語ること 説明すること 呼び起こすこと 変容すること 枠組みを与えること つながること あとがき―― 生きるために書く 言葉とともに働くこと 執筆の過程 お世話になったみなさんへ 注 訳者あとがき 解説、ではなくて 著者について 読書案内と参考文献 索引 (新曜社HPより) キリン ナラヤン 著 波佐間 逸博 訳 梅屋 潔 解説 発売日:2025年01月 ISBN:9784788518650 判型:四六判 製本:並製 ページ数:288頁
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よくわかる社会学 第3版
¥2,750
メンテナンス中です。お手数ですが出版社webサイト等をご覧ください。 出版社:ミネルヴァ書房
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よくわかる地域社会学
¥3,080
メンテナンス中です。お手数ですが出版社webサイト等をご覧ください。 出版社:ミネルヴァ書房
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ストリート・コーナー・ソサエティ
¥4,400
メンテナンス中です。お手数ですが出版社webサイト等をご覧ください。 出版社:有斐閣
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西太平洋の遠洋航海者
¥1,584
メンテナンス中です。お手数ですが出版社webサイト等をご覧ください。 出版社:講談社
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ハマータウンの野郎ども
¥1,595
メンテナンス中です。お手数ですが出版社webサイト等をご覧ください。 出版社:筑摩書房
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悲しき熱帯Ⅰ
¥1,595
メンテナンス中です。お手数ですが出版社webサイト等をご覧ください。 出版社:中央公論新社
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悲しき熱帯Ⅱ
¥1,705
メンテナンス中です。お手数ですが出版社webサイト等をご覧ください。 出版社:中央公論新社
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リサーチ・クエスチョンとは何か?
¥1,056
メンテナンス中です。お手数ですが出版社webサイト等をご覧ください。 出版社:筑摩書房
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ワードマップ フィールドワーク
¥2,420
メンテナンス中です。お手数ですが出版社webサイト等をご覧ください。 出版社:新曜社
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暴走族のエスノグラフィー
¥2,640
メンテナンス中です。お手数ですが出版社webサイト等をご覧ください。 出版社:新曜社
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エスノグラフィ入門
¥1,056
『タイミングの社会学』(紀伊國屋じんぶん大賞2024第2位)の著者による、待望の入門書。 「場面を描く、生活を書く」『タイミングの社会学』(紀伊國屋じんぶん大賞2024第2位)の著者、最新刊。エスノグラフィの息遣いを体感する入門書。 内容紹介 生活を書く、それがエスノグラフィの特徴です。そして、もっとも良質なエスノグラフィの成果は、 苦しみとともに生きる人びとが直面している世界を表し出すところに宿るものです。もともと人類学で発展したこの手法は、シカゴ学派を拠点に、 社会学の分野でも広がっていきました。本書では、5つのキーワードに沿って、そのおもしろさを解説していきます。予備知識はいりません。ぜひ、その魅力を体感してください。 【担当編集のおすすめポイント】 ・実例に裏打ちされた思考のプロセスが「話し書き」されたものを読むことで、エスノグラフィとは何かを体感することができます。 ・INAさんによる20点の挿画が、イメージを広げるためのジャンプ台となってくれます。 ・調査の仕方から本の読み方、コラムにある卒論紹介まで、具体的で、かゆいところに手が届いています。 ・豊富な読書案内が、次に読むべき本を教えてくれます。 ・小説、日記、エッセイなど、ものを書くこと一般に関心があるひとにも応用できる内容です。 目次 はじめに エスノグラフィとは/本書の著者について/エスノグラフィの核心/本書のスタイル/あるひとつの入門書 第1章 エスノグラフィを体感する 通夜と賭けトランプ/センス・オブ・ワンダー/海の少年/場面と主題/二重写しに見る/フィールド調査の十戒/フィールドの人びととの関係のあり方/調査の進め方/社会学的に観察する/フィールド調査のねらい/本章のまとめ コラム1 サイクリストの独自世界 第2章 フィールドに学ぶ 経験科学/フィールド科学/雪かきの現場から/モノグラフ/可量と不可量/不可量を書く/ボクサーの減量の事例/人びとの経験に迫る/身体でわかる/フィールドへのエントリー/漁民から見る/人びとの対峙する世界/本章のまとめ コラム2 ペットによる社会的影響とその効果 第3章 生活を書く シカゴ学派/生活を見る眼/アフリカの毒/同時代の人びとへ/地続きの人類学/生活実践へ/日常生活批判/差別の日常/「いま―ここ」の注視/「人びとの方法」への着目/遠近法的アプローチ/まひるのほし/本章のまとめ コラム3 遊びとしての公的空間での眠り 第4章 時間に参与する 生活論/生活を読み取る/生活環境主義/「森林保護」による生活破壊/時間へ/ボクサーの「典型的な一日」/時間的単位を知る/周期性とリズム/時間をめぐる困難/生が「生活」になるとき/共に活動すること/私の失敗談/本章のまとめ コラム4 手話サークルから見るろうコミュニティとコロナウイルス 第5章 対比的に読む 図書館の歩き方/探索することの魅力/「赤青」の色鉛筆/読みの体感/エスノグラフィを読む/裏舞台だけを読まない/着眼点の移植/対比的に発見する/データをつくる/本章のまとめ コラム5 リスクから見るサブカルチャー 第6章 事例を通して説明する フィリピンとの出会い/繰り返し通うこと/対比という方法/事例を通した説明/論理の解明へ/羅生門的手法/客観性から客観化へ/ミクロ・マクロ問題/バンコクのバイクタクシー/エスノグラフィとルポルタージュ/本章のまとめ コラム6 部活動におけるケガの社会学 おわりに――次の一歩へ 学ぶこと/受苦を生きる/楽しみと苦しみ あとがき――読書案内をかねて 参考文献 索引 著者プロフィール 石岡丈昇 ( いしおか・とものり ) 石岡 丈昇(いしおか・とものり):1977年、岡山市生まれ。専門は社会学/身体文化論。日本大学文理学部社会学科教授。フィリピン・マニラを主な事例地として、社会学/身体文化論の研究をおこなう。著作に『タイミングの社会学──ディテールを書くエスノグラフィー』(青土社、2023年、紀伊國屋じんぶん大賞2024第2位)、『ローカルボクサーと貧困世界──マニラのボクシングジムにみる身体文化』(世界思想社、2012年、第12回日本社会学会奨励賞。2024年に増補新版)、共著に『質的社会調査の方法──他者の合理性の理解社会学』(岸政彦・丸山里美との共著、有斐閣、2016年)など。 (筑摩書房HPより) 石岡丈昇 著 発売日:2024年09月 ISBN:9784480076465 判型:新書判 ページ数:304頁