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いつか二人で本屋を。 はやしの本屋
¥1,000
もくじ はじめに もくじ シェア型書店のこと 一箱古本市のこと チェーン書店を巡る旅 あの頃の新刊書店を振り返る はやしのみかん わが家のちいさき人 金曜日の神保町ランチ 編集後記 B6判72頁 1,000円(税込)
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本とみかんと子育てと
¥3,300
目次 前書?みかんの島で想う みかんの島を守る/大島みかんの現状と憂鬱/みかん作業の心映え/旅の始まり、外の広い世界への憧憬/旅をやめる/空家修繕、家庭菜園を復活させる/みかんを軸に島の生活誌を編む/気候変動の害、災害級の猛暑/豪雨災害と除草剤の害?農業は環境を守るのか?/農民こそ文化人?住井すゑの言葉を反芻する/みかん一つで、大島が、世界が視える/紙の本であらねばならぬ理由 日録本編(2017年9月7日〜2020年5月31日) 補遺 島の記憶と記録 島の記憶と記録、そして旅人宮本常一のまなざし/見んさい。蜜柑が喜うぢょる?梶田富五郎の記憶と島の畑と/海の民の記憶/ソウルからピョンヤンまで?植民地の記憶1/移民が移民を呼ぶ?植民地の記憶2 世代を繋ぐ仕事 性根を入れる/都会を見限る/不要不急だからこそ/経験知と書物知/人の営みの背景を知る/社会の主流から外れるということ/知らなければいけない/地方で出版をするということ/編集者の職業倫理/形あるものとして残す/世代を繋ぐ リアル書店と取次の役割??目先の利益や利便性より重いものは 資料編 安下庄 2000年平年値と2010年平年値の比較/安下庄の月ごと・年ごとの降水量・気温と階級別日数/温州みかん防除暦/空から見た安下庄、みかん産地の変化/索引 著者 柳原一徳(やなぎはら・いっとく) 1969年(昭和44)神戸市葺合区(現・中央区)生。兵庫県立御影高校を経て旧日本写真専門学校卒業。1991年(平成3)奈良新聞に写真記者として中途入社。奈良テレビ放送記者等を経て、1997年神戸でみずのわ出版創業。2011年山口県周防大島に移転。みかん農家、写真館兼業。公益社団法人日本写真協会会員。2014年度、梓会出版文化賞30回記念特別賞受賞。編著書に「従軍慰安婦問題と戦後五〇年」「阪神大震災・被災地の風貌」「震災五年の神戸を歩く」「神戸市戦災焼失区域図復刻版」、写文集に「われ、決起せず??聞書・カウラ捕虜暴動とハンセン病を生き抜いて」(立花誠一郎、佐田尾信作共著)、「親なき家の片づけ日記??信州坂北にて」(島利栄子共著)など。「本とみかんと子育てと??農家兼業編集者の周防大島フィールドノート」で第37回農業ジャーナリスト賞特別賞受賞。 (みずのわ出版HPより) 柳原一徳 著 発売日:2021年01月 ISBN:9784864260466 判型:A5判 製本:並製 ページ数:671頁
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絵本とは何か
¥2,750
この本の内容 絵本は、絵とテキストの融合によって生みだされる芸術の一ジャンル。半世紀にわたって新しい作品や作家と出会いつづけてきた著者が、数多くの作品を引きながら、古代から現在におよぶ絵本の歴史をたどり、表現のさまざまな技法と可能性について縦横無尽に語る。あらゆる世代の読む目を開かせ、刺激する、渾身の絵本論。 目次 第1章 絵本とは何か 1 絵本は子どもの本? 大人が楽しむ絵本 絵本が子どもの本といわれるようになったのはいつ? 2 絵本はどういう表現ジャンルか 絵入りの書籍比べ 絵本は総合芸術 第2章 絵本の表現 1 絵本の絵を読む 絵を読む 絵本の絵を読む 2 絵とテキストの関係 絵が先か、テキストが先か 絵とテキストによる表現の効果 3 画面展開の理論と技術 めくる構造 連続画面の表現技術と効果 異時同図と異空間同図 4 名作の分析 『わたしのワンピース』 『おやすみなさい おつきさま』 『よあけ』 『きょうはそらにまるいつき』 第3章 絵本の歴史 1 絵画と物語 洞窟壁画 絵画は物語を描く 絵画は物語を生み出す 文芸と一体化した絵画 カリカチュア(風刺画・寓意画) 2 絵本の源流——写本の時代 手書きの書籍の始まり ヨーロッパの写本 日本の絵巻物 3 絵本の萌芽——版本の時代 印刷の歴史とヨーロッパの挿絵本 江戸絵本 4 現代絵本の誕生と展開 アメリカの絵本黄金期 大正・昭和初期の絵雑誌 現代絵本の幕開け 子どものための物語からの解放 5 現代絵本の発展 評論と研究 表現スタイルの多様化と内容の深化 第4章 絵本の可能性 1 絵本は何を語れるか——テーマの広がり 思想・生き方 戦争と平和 東日本大震災・原発事故 人権・差別 老いと死 自然・地球環境 歴史 2 これからの絵本 電子書籍と紙文化としての絵本 新しい絵本のスタイル 絵本制作の課題 絵本の未来のために あとがき 引用・参考文献 本書で取り上げた主な絵本 著者略歴 松本 猛(まつもと・たけし) 1951年東京生まれ.美術・絵本評論家,作家,横浜美術大学客員教授,ちひろ美術館常任顧問,美術評論家連盟会員,日本ペンクラブ会員.1977年にいわさきちひろ絵本美術館(現・ちひろ美術館・東京),97年に安曇野ちひろ美術館を設立.同館館長,長野県信濃美術館・東山魁夷館(現・長野県立美術館)館長,絵本学会会長を歴任. 著書に『いわさきちひろ 子どもへの愛に生きて』(講談社),『ちひろ美術館の窓から』(かもがわ出版),『安曇野ちひろ美術館をつくったわけ』(新日本出版社),『「戦火のなかの子どもたち」物語』(岩崎書店),絵本に『白い馬』(絵・東山魁夷 講談社)『ふくしまからきた子』(絵・松本春野 岩崎書店)など多数. (岩波書店HPより) 松本 猛 著 発売日:2025年02月 ISBN:9784000223195 判型:A5判 製本:並製 ページ数:238頁
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ブック・ウォーズ
¥5,940
内容紹介 〈アンディ・ウィアーは自分の幸運に目を疑った。ずっと作家になりたかったのだ。9歳のとき……以来ずっと〉(本書より)。 ベストセラー小説『火星の人』の作者ウィアーに幸運をもたらしたのは、デジタル革命だ。彼は、ウェブサイトに作品をアップロードしたり、Kindle版を自ら出版したりしたことで多くの読者を得た。グーテンベルク以来、出版社という門番に認められない限り、原稿が本として広く読まれるチャンスはほとんどなかったが、今や、作品を読んでもらうために、出版社や実店舗書店を通す必要は必ずしもなくなっている。 社会学者にして、独立系出版社Polityの経営にも携わる著者は、デジタル革命が書籍サプライチェーンを破壊して創りかえた歴史を、膨大な統計資料、約180件の出版・テック業界関係者インタビューから論じる。 本の全ジャンルで印刷書籍が電子書籍に追い出されることはなかった。従来型書籍産業は、GoogleやAmazonといった巨人たちと「ブック・ウォーズ」を闘う羽目になった一方で、マーケティング新技術やクラウドファンディング型・サブスクリプション型出版モデルを手にしてもいる。オーディオブックという新形式も生まれた。さらに、小説をアップロードできるソーシャルメディアで、作者と読者が直接交歓して新たな作品が創られるようにもなっている。 本の未来を憂う、すべての書籍産業関係者、読者のための新たなる基本書。 目次 まえがき 序論 第1章 電子書籍のためらいがちな出足 電子書籍の起源と出現/電子書籍の売上パターンを細分化──水面下の状況を調べる/なぜばらつきがあるのか?/形態フォームと形式フォーマット/アメリカ以外の状況 第2章 本の再発明 デジタルショートの栄枯盛衰/大胆な試み/アプリケーションとしての電子書籍/本をアプリケーションとして再発明する/偽りの夜明け 第3章 既刊本をめぐる戦い 先制の一撃/名作をよみがえらせる/既刊本だけの電子書籍出版の限界 第4章 グーグルの乱 検索エンジン戦争/つきそうでつかない決着/スニペットの大きさ/グーグルブックスはどこへ向かうのか? 第5章 上り調子のアマゾン アマゾンの台頭/司法省が参戦/アシェットとの対立/市場のパワー/心休まらない休戦 第6章 可視性への闘い 実店舗世界の可視性/メディアを介した可視性の変貌/アルゴリズムの勝利/読者へリーチする/出版界のスイス/ディスカウントによる可視性/デジタル時代の可視性 第7章 自費出版の大爆発 バニティプレスから独立系出版へ/電子書籍時代の自費出版業/あなただけの美しい本/自費出版というフィールドに参入したアマゾン/出版サービスという連続体スペクトラム/隠れた大陸/独立系の電子書籍の出版数を推定する/パラレルな世界と複数の経路 第8章 本のクラウドファンディング クラウドファンディングの隆盛/直販型出版としてのクラウドファンディング/読者によるキュレーション/メインストリームの引力 第9章 ブックフリックス スクリブドの賭け/オイスターの栄枯盛衰/キンドルアンリミテッドがシーンに登場/本のエコシステムにおけるサブスクリプション 第10章 新たな声の文化オラリティ オーディオブックの発展/オーディブルの誕生/オーディオブックがルーティンに/オーディオブックのサプライチェーン/オーディオブックの制作/ページ上の演技/オーディオ・ビジュアル・コンテンツに埋もれる本 第11章 ソーシャルメディアでのストーリーテリング 物語のためのユーチューブを構築/無料で物語を共有する/物語からスタジオへ/物語から本へ 第12章 オールドメディアとニューメディア クリエイティブ業界のデジタルディスラプション/データパワー/コンテンツプロセスの育成、文化の植民地化/デジタル時代の出版/読者のことを本気で考える/デジタル時代の本 結論──流動する世界 付録1 米大手商業出版社の売上データ 付録2 調査手法についてのメモ 原注 索引 著訳者略歴 *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。 ジョン・B・トンプソン John B. Thompson 社会学者。ケンブリッジ大学名誉教授。アンソニー・ギデンズのもとで学び、邦訳のある『批判的解釈学──リクールとハーバマスの思想』(山本啓・小川英司訳、法政大学出版局、1992)や、Ideology and Modern Culture: Critical Social Theory in the Era of Mass Communication(1990)、Media and Modernity: A Social Theory of the Media(1995)、Political Scandal: Power and Visibility in the Media Age(2000)などの著作がある。Political Scandalではアマルフィ賞を受賞。Books in the Digital Age: The Transformation of Academic and Higher Education Publishing in Britain and the United States(2005)、Merchants of Culture: The Publishing Business in the Twenty-First Century(2010、2012)など、商業出版・学術出版のそれぞれを対象とした研究でも知られ、本書はその集大成。ギデンズと共に出版社Polityの経営に携わる。 久保美代子 くぼ・みよこ 翻訳家。大阪外国語大学卒業。おもな訳書に、ヤンシー・ストリックラー『2050年を生きる僕らのマニフェスト──「お金」からの解放』(早川書房、2023)、アリ・ラッタンシ『14歳から考えたい レイシズム』(すばる舎、2021)、カーラ・ヴァレンタイン『殺人は容易ではない──アガサ・クリスティーの法科学』(化学同人、2023)などがある。 (みすず書房HPより) 著者 ジョン・B・トンプソン 訳者 久保美代子 発売日:2025年01月 ISBN:9784622097495 判型:四六判 製本:上製 ページ数:704頁
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読書アンケート 2024
¥880
152名の方々に、新刊・既刊を問わず、2024年にお読みになった本のなかから、印象深かったものを挙げていただきました。 (みすず書房HPより) みすず書房 発売日:2025年02月 ISBN:9784622097594 判型:A5判 製本:並製 ページ数:192頁
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台湾書店百年の物語
¥2,420
お手数ですが、書籍情報は出版社ホームページ等を参照ください。 出版社:H.A.B
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本を読めなくなった人のための読書論
¥1,320
お手数ですが、書籍情報は出版社ホームページ等を参照ください。 出版社:亜紀書房
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えほんとりっぷ
¥2,200
お手数ですが、書籍情報は出版社ホームページ等を参照ください。 出版社:世界文化社
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ぼくらのなまえはぐりとぐら
¥1,870
お手数ですが、書籍情報は出版社ホームページ等を参照ください。 出版社:福音館書店
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ひとり出版入門
¥2,420
お手数ですが、書籍情報は出版社ホームページ等を参照ください。 出版社:よはく舎
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小説 岩波書店取材日記
¥2,200
お手数ですが、書籍情報は出版社ホームページ等を参照ください。 出版社:かもがわ出版
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私が本からもらったもの 翻訳者の読書論
¥1,870
お手数ですが、書籍情報は出版社ホームページ等を参照ください。 出版社:書肆侃侃房
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銀座で一番小さな書店
¥671
お手数ですが、書籍情報は出版社ホームページ等を参照ください。 出版社:小学館
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本屋、はじめました 増補版
¥792
お手数ですが、書籍情報は出版社ホームページ等を参照ください。 出版社:筑摩書房
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生きるための図書館
¥946
お手数ですが、書籍情報は出版社ホームページ等を参照ください。 出版社:岩波書店
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本の栞にぶら下がる
¥1,980
お手数ですが、書籍情報は出版社ホームページ等を参照ください。 出版社:岩波書店
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ブックセラーズ・ダイアリー2
¥2,970
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植民地時代の古本屋たち[増補新装版]樺太・台湾・朝鮮・満洲・中華民国⸺空白の庶民史
¥3,080
米軍潜水艦が出没する海を渡り樺太までセドリにいく猛者がいた。朝鮮総督府払下げ品をどっさり買い込む目利きがいた。現役の古書店主が執念で調べ上げた〈外地〉の古書店事情と〈内地〉との古本のネットワーク。古本屋はいつの時代にも、どんなところにも、いる! 沖田信悦 著 2025年10月刊 A5判/上製/256頁 本体2800円+税〔税込3080円〕 ISBN 978-4-909281-73-9 C0000 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 第1章 樺太へ渡った古本屋たち 第2章 台湾へ渡った古本屋たち 第3章 朝鮮へ渡った古本屋たち 第4章 満洲へ渡った古本屋たち 第5章 中華民国へ渡った古本屋たち 第6章 総集編 ほか —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 沖田信悦(おきた・しんえつ) 1946(昭和21)年、新潟県東蒲原郡鹿瀬町向鹿瀬の昭和電工社宅にて生まれる。1964年、県立津川高校(現・阿賀黎明高校)卒業。1969年、明治大学文学部卒業。現在、船橋市の自宅でインターネット古書店・鷹山堂を経営。POW研究会会員。 1996年3月『千葉県古書籍商組合略史』、1997年10月『琥珀色の彼方——鹿瀬町とハーモニカ長屋』刊行。新潟県東蒲原郡郷土誌『阿賀路』(40~60集)に昭和電工鹿瀬工場に関する諸作品を発表。2015年5月『出版流通メディア資料集成(三) 地域古書店年表―明治大正昭和戦時期の本屋ダイレクトリー』を編集、金沢文圃閣から刊行。 鷹山堂:千葉県船橋市新高根3-5-5(〒274-0814)
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利尻島から流れ流れて本屋になった
¥1,870
書店は、故郷だ。 ゴールの見えない多忙で多様な仕事と、ふとした拍子に思い起こされる大切な記憶—— 最北の風味豊かなエッセイ集。 書店では文庫担当に始まり、文芸書、新書、地図ガイド、人文書、医学書、児童書と様々なジャンルを転々としてきた。発注をし、品出しをし、多くの取引先の方と商談をし、時にはアルバイトさんの面接や研修、フェアやイベントの企画なんかもしている。とにかくやることが多く、ゴールの見えない仕事だ。休みの日に何もする気にならないのは、その反動なのではないかとさえ思っている。 故郷である利尻島には、年に二回ほど帰省している。今ではもうすっかり「お客様」になってしまった。実家にいると、何もしなくても新鮮な海産物が出てくるし、帰りにはどう考えても一人では消費不可能な量のお土産を持たされる。迷惑な反面嬉しくも思うが、最近では、島を出てからの時間の方が長くなってしまったことに寂しさを覚えている。この先、頻繁に帰ることがなくなっていったら、そこで過ごした記憶も少しずつ消えていってしまうのだろうか。 この数年、そんなことを考えながら家と職場を往復するうちに、自分の中にある変化があった。来店する家族やカップルの会話が聞こえた時。首や腰の痛みに耐えながら品出しをしている時。面接や商談で人と話をしている時。入荷してきた新刊に目を通した時。仕事帰りに何気なく夜空を見上げた時。別にどうってことない瞬間に、ふと故郷の記憶が頭に浮かんでくるのである。(「はじめに」より) 工藤志昇 著 北大路公子 解説 2023年10月刊 四六判/並製/168頁 本体1700円+税〔税込1870円〕 ISBN 978-4-909281-55-5 C0095 —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【目次】 はじめに プロ級ウニ割り少年、大人になる 利尻の夏と天敵たち 北風小僧 そういうモノに私は 拝啓、五郎さん——札幌が近くなりました やっちという生き方 あの夏、スタルヒン球場で 芝の上のヒーローを目指して サンバとマエバ どんと構えて夢の中 日曜日の定説 最果てにて 父の軽トラ 元落ちこぼれ大学生によるPOP講座 黄金のトラック 揺れる日々には空を見る 不要不急で試されて 泣くほど欲しかったモノ 一〇年目の入口で 「子どもの頃から本が好きで」考 おわりに 幻の山——〈解説〉利尻島から流れ流れて本屋になった(北大路公子) —*—*—*—*—*—*—*—*—*—*—*— 【著者略歴】 工藤志昇(くどう・しのぶ) 1988年、北海道利尻富士町生まれ。中学卒業後、札幌の高校へ進学。金沢大学文学部卒業後、研究者を志すも挫折して札幌へ戻り、三省堂書店で働き始める。文芸・文庫担当、医書担当、新書担当を経て、現在、児童書・人文書担当。 カートに入
