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自然死(老衰)で逝くということ

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この本の内容

超高齢者の終末期に過剰な医療的措置を施されたり、尊厳死という死の自己決定を強いられたりすることなく、いかにして自然死(老衰死)を迎えることができるか。実父の最期の6日間の介護記録から、日常的なケア以外は何もせずに看取る作法を考える。

*「老衰」が日本における死因の第3位を占める今日において、人の終末期のあり方を問う。
* 介護記録と当時の経験や参与観察、およびその後のグループホームでのインタビューをもとに綴られた社会学的エッセイの集大成。

目次

自然死(老衰)で逝くということ――――目次

はしがき

 第1章 〈尊厳ある生〉のなかでの看取りとは?
1 「憧れのハワイ航路」の謎
2 「わたしの家」へ
3 看取りの準備 
4 「看取り」は、もぅ、はじまっていた!
5 介護と医療とのより良き連携を求めて

 第2章 〈医療行為をしない人の死〉はどのように訪れるのか?
1 はじまりの日
2 介護日誌にみる父の変調
3 家族とスタッフ間の協同の機微 
4 私たちの判断と〈父の意思〉

 第3章 介護スタッフの実践から見えてくる〈本人の意思〉
1 〈ホームならではの介護〉とは?
2 だんだん足取りが重くなる――父との回想(その1)
3 意志を読む――《こわばり》に対する2つの対処法
4 ディスコミュニケーションのなかでの介助――帰宅行動(夕暮れ症候群)への対応

 第4章 「最期の入浴ケア」が残したもの
1 日常のなかの介護抵抗
2 介助のドラマトゥルギー――「わたしの家」の2人介助をめぐって
3 「風呂嫌い」――父との回想(その2)
4 入浴介助における《親密なもの》

 第5章 〈介護と医療のより良き連携〉のゼロ地点から
1 2019年11月の「わたしの家」
2 連載5年目の中間報告として
3 最後の一夜/夜の〈ニギヤカさ〉――父との回想(その3) 
4 介護日誌にみる〈医療的なもの〉との係りの多義性――協同・折衝・距離化

 第6章 訪問看護師――その役割の多様性と柔軟性をめぐって
1 日々のヘルスケア(健康管理)から看取りまで
2 「訪問看護師を依頼せず、様子をみる」という決断に至るまで
  ――〈医療的なもの〉との折衝の第一局面から
3 〈たった30分の訪問看護〉がもたらす効果とは?
  ――〈医療的なもの〉との折衝の第二局面へ

 第7章 〈そのとき〉は、いつ訪れるかわからない?!
1 ある夜の出来事
2 臨終前日の主治医の往診をめぐって
3 看取りをめぐる訪問看護師とのつながりの深化
4 〈ホームならではの看取りの実践と知識〉が生成する現場から――2例目の衝撃

 第8章 〈交響する看取り〉のなかで
1 それぞれの看取り
2 〈尊厳ある生〉のための介護と医療――父の臨終の場面から

 第9章 「生かす介護」から「もう少し楽な介護へ!」
1 最後の一文のインパクト――「看取り」と「見守り」のあいだ
2 「介護」の意味の変容――「もう少し楽な介護」とは?
3 がん死での看取りが照らしだすもの

あとがき / 注 / 文献

装幀=新曜社デザイン室

(新曜社HPより)

三浦 耕吉郎 著
発売日:2024年08月
ISBN:9784788518520
判型:四六判
製本:並製
ページ数:232頁

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